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退任するもと上司

先日、以前勤めていた会社の株主総会の知らせがきた。未上場企業なのだけど、私は一応株主なので株主総会に出席する権利がある。とは言っても一度も出席したことはないけど。
 
総会での議決内容を見ていたら、現在、常務である私のもと上司Tさんがとうとう退任になるらしい。一体いくつになるのだろう。65歳くらいか。
Tさんは私が社会人になったときの最初の上司だ。佐渡島出身の極めてきさくでガッツのある爽やかな人だった。当時は30代の経理課長だった。
 
その下にOさんという私の先輩にあたる人もいた。彼は山形出身で空手の猛者だった。私が退職した後、Oさんはくも膜下出血で倒れ、その後もずっと入院と聞いている。生きているのかどうかもわからない。倒れる少し前に奥さんは子供をつれて家を出て行ってしまったらしい。朝、何の連絡もなくOさんが出社してこないのでTさんが家まで見に行ったら、台所で倒れていたらしい。
 
Tさんの上には当時常務としてIさんという人がいた。とても生真面目で個性的な人だった。切手収集が趣味で切手を見ながら一人で勃起しているのではないか、という噂すら流れていた。そのIさんは今年の春に亡くなった。
 
女性も何人かいた。2人は私の在職中に結婚して退社した。当時はそういう時代だった。結婚したら「おめでとう」と言って会社を辞めてもらう。そして、また新しい人が入ってくる。拒食症になってしまった女性も一人いた。若くて元気な子だったけど、なぜ、あんなにげっそりしてしまったのか。メンタルな何か事情があったのだろう。
 
経理課に配属されて、最初に渡されたのは、そろばんだった。しばらく、できもしないそろばんを使っていたけど、諦めて、高価な電卓を使わせてもらうようになった。(今では普通の電卓だが、当時は高価だった)。
事務所で喫煙が当たり前の時代。ワープロもパソコンもない時代だった。もちろん、携帯電話なんかない。1980年代前半は、まだそんな時代だった。
 
この会社にいたのは私が22歳から30歳のある意味、ゴールデン・エイジだ。何がゴールデンって、要するに青春していたということです。結婚前の自由を謳歌していたとでもいうのでしょうか。
楽しい恋もあったし、つらいのもあったし、申し訳ないのもあったし。20代の恋愛では、私の辞書に「結婚」という二文字はなかった。好きだから付き合う、ただそれだけだった。だから、人によっては、それに納得できず、別れることになった。当時の私は、最もさかりがついてた、と言えるかもしれない。
恥ずかしい思い出もたくさんある。まだ、将来はいろいろな「可能性」があった頃だ。
 
8月31日の株主総会でTさんが退任する。その前にTさんに会いたい。ということで、さっき電話して、明日、一緒に昼食を食べることになった。「昭和18年生まれ」とのこと。最後に会ったのはいつだろう?

ロング・バケーション

 
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夏だ。
 
ドイツ人やアメリカ人とメールをやりとりしていると、「明日から3週間ヴァケーションを取ります」とかいう話が増えてきている。まあ、「彼らとは文化が違う」とは思いつつ、それが顧客である場合はまだ許せるけど、子会社である場合は心中複雑だ。
 
アメリカには資本が100%子会社の商社があって、全員がアメリカ人だ。当然、彼らも3週間レベルの休暇を取る。顧客と我々の間に彼らがいて、急ぎの話の時には彼らを飛び越えて直接顧客にコンタクトする。直接コンタクトが増えると彼ら(商社)の立場がなくなるから文句を言ってくる。しかし、彼らを通すと時間がかかる。時間がかからなくても、彼らは、ただ、客に転送だけすることも多い。
単なるメッセンジャー、単なるプッシャーならば、そんな商社はいらない。
 
だから彼らには、米国訪問時の運転と食事だけをお願いすればいい。与信対策としては、資本が100%の関係だから意味はない。日本人より遥かに長い休暇を取るくせに、プライドだけは高い。全員、勤務年数も短い。10年も勤続していれば相当長いほうだ。1年、2年は当たり前。ということは、また、すぐ辞めていく可能性もある。権利の主張はしても、愛社精神などはない。
 
子会社の人間がプール付の家に住み、レクサスを運転し、3週間の休暇を取り、大した仕事をしなくてもそれなりに偉そうなこと言う。日本の会社の子会社なのに、日本語もできない。嗚呼。腹は立つけど、それは単なる僻みか。
 
アメリカの子供たちの夏休みは2.5ヶ月から3ヶ月あるらしい。毎年3ヶ月も夏休みを取り続ければ、休暇の過ごし方も学習できているのだろう。日本人のように死ぬ直前まで働いて、退職したら「どう時間を潰したらいいかわからない」ということはない。
 
やはり、日本はまだ貧しいのだろか。
少なくても、時間の過ごし方については、貧しいような気がする。
日本人が毎年3週間くらいは休暇を取るような時代はいつか来るのでしょうか。
 
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私は私なりに、濃い充実した時間を過ごしているとは思うのですが、彼らのように
ゆったりとした時間の使い方ができていません。
 
ロングバケーションと言えば大瀧詠一、こちらを聞いてみてください
もう、30年も前のアルバムです。

弁護士事務所

先週、都内の大手弁護士事務所へ行きました。当方3名、先方は、弁護士2人が出てきて、1人がメインに話し、もう1人の若手弁護士は書記に徹していました。
この事務所、なんと弁護士だけで数百人いるんです。弁護士というと、独立して1人でやっていて、アシスタントがいて、っていうイメージがあるんですが、法曹業界はこうやって集約化してるんですね。しかし、弁護士が数百人・・・・。
 
 以前、やはり都内の大きな会計事務所に行ったこともありますが、そこもやはり公認会計士が数百人いる日本最大か2位の規模の事務所でした。公認会計士が数百人というのも、私のイメージとは随分と違います。
確かに大手企業の案件を扱うのには、個人事務所では全然対応できないでしょう。でも、弁護士とか公認会計士って、いかにも独立して一国一城の主って感じがしていたんですけどね。
 
大手病院で医者が何百人もいるところってあるんですかね。数十人の医者は想像がつくけど。医者のほうが分散しているのかもしれない。
 
まあ、弁護士事務所に行くなんていうのは、ろくな話ではなくて、訴えるか、訴えられるか。裁判で勝ち目があるのか、ないのか。損害賠償でお金が取れるかどうか。弁護士や法務部の人間と話をしていると、その考え方や言葉、概念など非常に興味深いです。1つの事実に対して、いろんな論理展開が可能なんです。
 
「法廷もの」というとTVでは、米国の「アリー・マイラブ」を思い出します。小説だと『カラマゾフの兄弟』でしょうか。
 
今回、私は訴訟まで考えず、ソフト・ランディングして和解に向けたいと思っています。
と、いうのが、そもそも日本人の多くが考える思考様式のようです。
 
 

OLのヒエラルキー

会社には、俗に言うヒラから始まって、係長、課長、部長、取締役、そして、社長がいる
といったような組織が、かつては普通だった。だから話は単純だった。
しかし、日本という島国も世界の中で競争に巻き込まれ、コスト削減、利益拡大を
目指す中で、少しでも「組織を活性化させ、低コスト化させるため」?に複雑に
なってきている。

まずは、「籍」が違う。その会社の籍を持つ人。その会社の親会社からの出向社員。
その会社の子会社からの出向社員。派遣社員などなど。当然、給与体系などが違う。

OLはどうか。
男女雇用均等法とやらが1980年代にできて、男性と同じになった?が、実際は
総合職と一般職がある。総合職というのは、男性と同じ、仕事もきついが出世もある。
一般職というのは、お茶汲みこそもうしないが、従来の女性の仕事、つまり、どんどん
難しくなっていく仕事ではなく、ルーティーンで何年やっても大きな変化のない仕事を
して、出世も絶対にしない人たち。
そして、派遣の女性、パートの女性、アルバイトの女性など。これからの違いは私には
よくわからないけど。

うちの会社の本社の例で言うと、女性は、
総合職:非常に高学歴でいわゆる優秀で気持ち的にも男性と同じように働こうとしている。
実際はそんなに働いて、妻として、母親として、などそんな役割もこなすことは無理だ
と嘆いているひとが多いけど。そして、独身も多い。
一般職:実に優雅なもの。10年も同じ仕事をやっていれば慣れてしまう。あとは、どうふてぶてしく
生きるかだけだ。会社はそう簡単に首にはできないし、彼女たちは、頑張っても出世もないし
最初からそんなに働く気もない。出身の学校も知らないような学校が多い。かつて、景気の
いいときに、コネで入社してきたようなのが多い。
派遣の女性:若くて、優秀。時間級なので、無駄なおしゃべりも少ない。彼女たちから
一般職の女性を見たら腹がたってしょうがないのでは。派遣の人の時給は高くても
ボーナスはないだろうし。

つまり、職分としての上限関係、年齢以外に「籍」が違うのだ。
これはきっと、彼女たちの心の中で大きなわだかまりになっていると思う。

能力ではなくて、運、不運で運命が分かれているケースも多い。

そして、やがて、60歳を過ぎた嘱託の女性も出てくることでしょう。
そして、嘱託にも様々なクラスが出来て、給与体系の違いが出てくるのでは。

確実に貧富の差が出てきているのかもしれない。

最近、離婚したフリーの女性アナウンサーの年収が1億円なんですよね。
年収の差が男だけでなく、女性にも出てくる。すでにある。

これが資本主義なんだ、と言えばそうなのだろうけど、
怠け者で性格の悪い一般職の女性と、若くて可愛くて優秀で一生懸命やっている派遣の
女性の両方を見ていると、理不尽な気がします。

皆さんの職場はいかがですか?

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日産のゴーンさんの年間報酬が8.9億円だそうです。
ざっくり、一般従業員の100倍強でしょうか。
ゴーンさんに言わせると、「世界企業の社長水準としては高くない」
とのことです。
日産の他の取締役も1億円を越えているようです。

ソニーの社長(外国人)も、ゴーンと同様のレベルだったような気がします。

利益を出している大企業の社長の報酬が多いのは当たり前でしょうけど、
一般従業員の100倍以上となると、ちょっと考えてしまいますね。

スポーツ選手もとくに野球の選手など数十億円の契約金も珍しくない。
サッカー選手は野球選手よりはちょっと少ない。
相撲取りの横綱が1億円程度か。

うちの会社の社長もたくさんもらってるんだろうな。
8億円くらいもらうって、どんな感じなんだろう。
生活レベルとして想像しにくいけど、やっぱり、家と教育費にお金を
かけているのかな。
20億円くらいの家に住んで、子供たちは学費の心配なしでいくつかの大学や
大学院などを転々として、奥さんは友人と世界旅行かな?
社交界でダンス?オペラ鑑賞?
私のような貧乏人には、なかなか生活のディテールが想像しにくい。

スーパーで買い物なんかするんだろうか?
当然、家政婦などがいて、掃除洗濯を奥さんがすることもないのだろう。
奥さんの洋服も高いだろうなぁ。くだらないでっかい宝石なんかも
買っているんだろうな。
運転手もいるだろうから、ゴーンさんが運転することもないだろう。

ゴーンさん、顔は怖いけど、結構小柄だんですよね。
でも、顔が顔だから目立つでしょうね。

以前、三越でランバンの高級コートを見たら、20万円で、「へえ、結構安いな」
なんて思って、ゼロを数え直したら、200万円だった。そういうコートが店頭で
売ってるんだから、買う人もいるのでしょうね。

鳩山さんなんか、ママからのお小遣いだけでも年間2億円くらいあって、しかも
それが入金されていることに気がつきもしなかった、というのだから、すごい。

庶民の100倍の年収ということは、庶民レベルの生活をすれば、100倍の人生
分の生活費を得る、ということにもなる。8000年分の生活費か。
別の言い方をすると、1年間で100年分の年収を得ている。

首相もそうだけど、社長も、あまり庶民感覚から離れてしまったら、なんというか、
一般人、一般国民、一般社員の心を理解することができなくなってしまうのでは
ないだろうか。

そんな気がしませんか?


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