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藤城清治

東京駅近くのオアゾの丸善4Fで藤城清治の版画展をやっています。
5月2日、会社帰りに行ってきました。
 
藤城清治(1924- )は、影絵作家で、独特の絵を書きます。随分と人気が
あって、知人にもファンが多いし、実は私の妻もファンで彼のカレンダーを
持っています。
 
展示会は入場料無料で展示即売会をやっています。本来の彼の絵はかなり
大きいのですが、それを適当な大きさの版画にしたものを8万円〜19万円
くらいで売っていました。この価格帯というのは、売る側が「これくらいなら
ファンなら買うだろう。買えるだろう」というラインなのかもしれません。きっと
もっと安く売ることもきでるのでしょうが、そうすると「価値」が下がってしまう。
 
今から25年くらい前には、ヤマガタ・ヒロミチが、やはり同様のブームになりました。
私は、40万円くらいのシルクスクリーンの版画が欲しくて欲しくてたまりませんでしたが
(分割払いでどうぞ!と販売促進していた)、断念し、良かったと思っています。
(自分にはやはり、分不相応だった、という意味です)
 
藤城清治も素敵ですが、中途半端な大きさの版画を10万円くらいで買ったとしても
まあ、どうかな、と思い、画集やら、絵葉書に目を転じました。
絵葉書も決して安くはなかったのですが、せっかくなので奮発して買いました。
 
なかなか味がありますよね。
音楽に関係するものがたくさんあります。
 
 
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高いと言えば高いけど、芸術家も食べて行かねばならない。
藤城さんは商業的な成功者ですが、成功していない優れた芸術家もたくさんいます。
 
丸善での展示会は5月8日まで。8日には本人のサイン会が1:30からあります。
 
ご興味のある方はどうぞ。
 

宮沢賢治

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かみさんがたまたまNHKの番組「100分de名著:銀河鉄道の夜・宮沢賢治」を
録画していたので見ました。素晴らしい番組で、不思議なアニメで賢治の世界を
映像化しながらの朗読に聞きほれました。
私も朗読をするので、いい勉強になります。
 
しかし、それ以上にいいのは、解説をしてくれるロジャー・パルバースという人です。
1944年米国生まれのオーストラリア人でユダヤ人。
1967年に初めて日本に来たときに、ある大学教授に
「日本語を学びたいと思っているのですが、作家の中で一番美しい日本語を
書いているのは誰ですか?」と尋ねて「宮沢賢治だ」と教えられたのが、賢治を
知ったきっかけだそうです。1969年には宮沢賢治の実家を訪ねて、実の弟の
清六さんにも面談しています。
彼はこれまでに5回も宮沢賢治を英訳している、という。訳すたびに新しい発見が
あるからだそうです。
ロジャー・パルバースさんは、現在、東工大の世界文明センター長。
 
ポニョママが彼の講演会を聞きに行ってブログを書いています。
 
彼に言わせると、宮沢賢治が正当に評価されてきたのは、この15年くらいだと。
以前から彼の作品は教科書などに載っていたけど、それはあくまでも童話として。
しかし、『銀河鉄道の夜』は、大人の童話である、と。
宮沢賢治が注目されてきたのは、経済バブルの崩壊やオウム真理教の事件などで
これまでお金一辺倒だった日本人が、本当の豊かさというのは、なにか別の
精神的なものではないか、と思い始めたことと関係があるようです。
 
私自身も以前から宮沢賢治のことは気にはなっていて、いろいろと読むのだけど、
いまひとつつかみどころが無い。非常に文章が美しい。そして、なぜか悲しい。
そして、きっと賢治は、音が見え、木々のおしゃべりが聞こえるような感性の持ち主
なのだろう、と、それくらいしかわかりませんでした。
 
宮沢賢治(1896-1933)は、岩手県の裕福な質屋の子供として生まれ、37歳の若さで
肺を患い亡くなっています。貧しい農村の人たちがお金の工面をお願いにお店に来る。
当時の東北の農村は非常に貧しかった。出稼ぎや子供の身売りなども当たり前だった。
そういう中で幼い賢治は「生きるということは大変なことだ」と考えた。
 
農業を勉強し、農業学校の先生になり、ボランティアを行い、日蓮宗に入る。
彼は金持ちの質屋の父が嫌いだった。父は浄土真宗。
賢治はベジタリアンになり、女性とも交際をせずに、禁欲的に暮らした。
貧しい人たちを踏み台にして生きてきた父、そして、その息子である自分として
ずっと「罪の意識」を持ち続けたようだ。
 
そして、生きるということは贖罪である、と。生きて、この罪を償おうと考えたようです。
 
『銀河鉄道の夜』の中に登場する女の子が、蠍の話をします。
ある日、蠍はイタチに追われて逃げて逃げて、井戸に落ちてしまう。
水没していきながら、遠くなる意識の中で蠍は過去を思い出す。
ああ、自分はこれまでにどれだけ多くの虫たちを殺してきたのだろうか。
ああ、自分は、なぜ、イタチに捕まってあげなかったのか。
自分が捕まってイタチに食われてしまえば、イタチはあと1日、長生きが
できたかもしれないのに。
この身をささげれば、イタチに幸いを与えることができたかもしれないのに。
 
ロジャー・パルバースさんはこう訊ねます。
「賢治が我々にしている一番大事な問いは、何だと思いますか?」
と。
「あなたは、なぜ、あなたですか?」
「あなたは、なぜ、私ではないのですか?」
「実は、あなたは私なのです。私もあなたも、虫も動物もこの世の
あらゆる森羅万象は一つのものなのです」
「だから、大事にしなくてはいけません。人のことも、動物も、虫も、
山も、川も」
 
ロジャー・パルバースさんが、文学者ではなくて、「世界文明センター長」であることが
なんとなくわかるような気がします。文学を超えたところの話ですね。
 
宮沢賢治はひょっとすると、20世紀の日本の最高の作家かもしれない。
もちろん、単なる作家ではないけど。
 
4回の講義は、12月28日(水)夜10時(NHK教育)が最終回です。
興味のある人は、せめて最終回だけでもご覧になってはいかがですか。
 
「いま、なぜ、宮沢賢治なのか」を知って損はないですよ。
 
 
12月24日、今日は長男の誕生日。でも、彼は朝から塾でバイト。
 
私は中目黒でお友達とデート!?
ランチは蒸野菜。ヘルシーでしょう。
 
 
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実は、中目黒のキンケロ・シアターで演劇『冬物語』を見てきました。
キンケロ・シアターというのは、キンキンとケロンパが作った200人くらい収容できる
劇場です。
 
 
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ブラックサン(ジャズバー)の常連である瀬川新一さんという役者さんが
「たまには、皆さんを招待したい」
ということで、朗読会のときにチケットをいただきました。
 
シェイクスピアの『冬物語』。
シェイクスピアと言えば、四大悲劇「マクベス」「リア王」「ハムレット」「オセロ」や、「ロミオとジュリエット」
などは非常に有名ですが、「冬物語」は初めて知りました。
とても素晴らしかったです。
涙が出てしまった。
 
(本当は撮影禁止。でも、事前にそういうアナウンスはなかったので撮影。休憩時間に「デジカメなどに
よる撮影はご遠慮ください」とアナウンスがあったので、後半の写真はなし。絵的には後半のほうが
面白かったのですが)
 
イメージ 4
 
シチリアの王のもとにボヘミアの王が遊びに来た。二人は友達だった。ボヘミアの王が帰ろうと
するのを「もっと滞在して欲しい」とシチリアの王が頼むが「いやいや」とボヘミアの王は辞退する。
ならば、とシチリアの王妃が頑張って残るように頼んだら、ボヘミア王も折れて、滞在を伸ばす。
しかし、その様子をみたシチリアの王は、「この二人はできているんではないか?」と突然疑いだす。
疑念は疑念を呼び、激しい嫉妬となり、妻の不貞を考える。10歳くらいの王子も、ひょっとしたら
不貞の子供では?と。このとき王妃は身ごもっていたが、これもひょっとしたら、不貞の子供では
ないか?と疑い、家臣にボヘミア王を毒殺するように命じる。
しかし、誠実な家臣は、王の心の病気として、そっとボヘミア王に事態を告げて、一緒に逃亡する。
これを知ったシチリア王は、疑いは事実であった、とさらに怒りが燃えて、王子を王妃から引き離し、
王妃も牢獄へ入れてしまう。そして、生まれてきた赤子(女の子)も「どこかへ捨ててしまえ!」と。
やがて、王子は寂しさで死に、それを知った王妃も死ぬ。
シチリア王は自分のした愚かしさを後悔し、泣き、悲しむ。
 
そして、16年の歳月が過ぎる。ボヘミヤでは、赤子が羊飼いに拾われ、非常に美しい女性に
成長していた。そして、ボヘミヤの王子は、たまたまこの美しい羊飼いの家の娘を見つけ、恋に
落ちる。そして・・・。
 
すてきなロマンスです。友情、忠誠心、愛、嫉妬、信念、怒り、後悔、悲しみ、喜び、楽しみ、ずるさ、
愚鈍、許し、寛容、など、人間の様々な感情や性格が描かれています。
さすが、シェークスピア!
16世紀の彼の作品が今でも古くならないのは、変わらない「人間」がうまく描かれているからだと思います。
それと、ストーリー性、ドラマ性。そして、著作権問題がないことも芝居で採用される条件でもあります。
 
 
 
イメージ 3
 
舞台のカーテンの奥では、パーカッションとギターの人がいて、この演奏もよかった。
とくにギターの村井和徳さんの演奏は良かったなぁ。こういう演奏を聴きながら、日が当たる
暖かい喫茶店で紅茶でも飲んだら最高。
 
役者さんは、どなたもよかったけど、特に、「ごろつき」の役をやった新本一真さんの歌と踊りは
素晴らしかった。彼が出てくることによって、この話に少しコメディ的な楽しさが加わるとともに
主題だけだったら堅苦しくなるところをうまく脱却できていた。
2部の最初は、楽しいミュージカル仕立てだった。
 
語り手の「時」を演じた81歳の丸山詠二さんも味がありました。
 
私たちをご招待してくださった瀬川さんは、73歳。数年前に脳梗塞で倒れ、あやうく一命を
取り留めましたが、少し言葉に障害が残り、滑舌が悪くなりました。
少しハラハラして演技を見ていましたが、まあ、老人役ですし、あまり滑舌が良過ぎても
不自然な老人になってしまうので、ちょうどいいくらいだと思います。
白髪でヒゲをはやしていて、なかなか渋い風貌です。
演技よりもいるだけで、存在感がある感じ。
 
 
イメージ 5
 
 
劇団○○、とかいうのではなくて、出演者がそれぞれ、フリーだったり、どこかの劇団に所属して
いたりで、言って見れば、音楽でいうセッション・バンドのような感じ。演出家の募集に対して
役者が応募して、決定する方式かな。
 
 
いずれにせよ、随分と泣かされてしまった。
涙、なみだ。
理屈を超えたものにうったえてきた証拠ですね。
 
帰りはすっきりとした気分で帰りました。
演劇もいいですね。
 
それでは、皆さん、メリークリスマス!
 
 
 
 
 

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演劇 「唇は蠱の毒」

知り合いの若い舞台女優さんがでるというので、新宿で、アングラ演劇を見てきました。
会場は2丁目にある新宿サニーサイドシアター。客席は10人横に並べて、5列なので
50人収容か。客席は満杯。入場料2500円。
 
劇団は「孤独のバニーズ」。8人?
演題は「唇は蠱の毒」。
蠱の字が読めない。
「こ」と読むらしい。意味は、
まじないに使う虫。人を害する呪いや毒薬。「蠱毒/巫蠱(ふこ)
惑わす。乱す。「蠱惑」。
 
人身売買会社の話。
上司と部下と新入社員(女性)がいる。登場人物の中で、唯一まともなのはこの女性。
様々な仕事を通して、新入社員の女性がショックを受け、驚き、怒り、落ち込み、そして、慣れて行く。
 
3つの話から成ります。
 
1)夫を売りたい女性
DVで悩む若妻。夫はギャンブルで借金がかさみ、家庭ではDVの連続。
3年前に子供ができたときも、喜んだのもつかの間、夫は、この赤ちゃんをさっさと
売ってしまった。そして、再度妊娠。
人身売買会社は親子関係以外は、生きている人間を扱わない。したがって、
この妻は、夫を絞殺し、売る。
しかし、やがて、逮捕、刑務所へ。出産をするが、出所後に、彼女は赤ちゃんを
売る。
(私の知り合いのS嬢が、いきなり鼻血を出して登場してきたときには少々びっくりした)
 
2)妹を買う男
以前、自殺した妹とそっくりの女性を買う話。
実は、この男性は少々頭がおかしく、小さいときから兄妹で、隠れてエッチな
ことを繰り返していた。それを苦に妹は自殺した。弟もいたが、彼はいつも傍観者で
兄も死んでくれたほうがいいと思っている。
買われた女性は、両親が借金を抱えており、身売りした。
この女性と、人身売買会社の新人女性は、たまたま昔の同級生。
売られた女性は、「お兄さん」の性玩具となる。
しかし、お金の支払いが滞り、このお兄さんは、人身売買会社から派遣された
人たちによって「解体」される。
 
3)子供のために自分たちを売る夫婦
子供が難病だけど、その治療費を払えない夫婦。それを悲しんで、それならば、自分たちを
販売して、子供の治療代にしてもらおう、と販売契約を結ぶ。
まずは奥さんから「解体」。それに同席させられた夫は恐怖のあまり逃げ出す。
その夫の行方を追う新人女性。
 
これらの事件を通して、人身売買会社の新人女性は、やがて、これらに慣れ、最後には
楽しそうに、高らかに笑う。
 
**
脚本も演出もよくできている。
役者たちの演技も申し分ない。
刺激のある1時間45分で飽きさせることがなかった。
アングラにしては、わかりやすい。
 
ただ、よくできすぎていて、このまま2時間のTVドラマにもなりそう。
そうすると、舞台だからこその何かを見出せないと、舞台の意味がなくなるのでは。
TVではできなくて、舞台にしかできないこと。
って何だろう?
 
**
まあ、たまには、こういう舞台を見るのもいいものです。
 
中国では、「養子用」に子供を販売したり、臓器提供用に販売したり、ということも
実際に行われている、という話を聞いたことがある。
日本でも息子のために自分の腎臓を1個あげる親もいる。
そういう意味では、「想像を絶するような話」ではなかった。
 
**
芝居が終わってから、お客と役者さんたちは、会場の内外で談話。
私もS嬢と少しだけ会話。彼女いわく
「お久しぶりです。お忙しい中、ありがとうございます。
ちょっと暗いお話ですいません」と。
 
S嬢を含め、彼らはお金のために芝居をしているわけではない。
芝居でお金にはならない。皆が何かしらのアルバイトや別の仕事をしている。
芝居が好きなのだ。
 
私は、まだ芝居に魅せられた人たちが、芝居の何に魅せられたのか、よくは知らない。
でも、興味のある話でもあったし、陰ながら応援したいと思っています。
情熱を持って努力している若くて貧乏な人を応援したくなるのです。
 
 
 
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源氏物語絵巻など

上野公園に行ってきました。上野では、いろいろな展示会をしています。
恐竜博なんていうのもあるみたいだし・・・
 
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国立西洋美術館では「古代ギリシャ展」
 
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東京国立博物館では「空海と密教美術展」
 
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でも、私が見に行ったのは、東京芸大の大学美術館で行われている「源氏物語絵巻に挑む」。
 
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国宝の源氏物語絵巻を徳川美術館、五島美術館から借りてきて、それらを東京芸大の人たちが
授業?で「現状複写」したものの展示。本物と現状複写の両方が展示されていました。
カラーコピーすればよいような気もしますが、絵と文章と紙の汚れなどをそっくりに複写(模写)。
実際にどうやったかなどの説明展示もありました。大変な労作です。残念ながら写真撮影は禁止。
 
そういえば、キリンさんがブログで紹介していた「未来ちゃん」の写真集も売店にありました。
本当にインパクトのある女の子ですね。
 
 
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芸術の秋。ですが、まあ、にわか芸術家になってもしょうがない。
でも、せっかくの三連休でしたので、一日くらいは、こんな日があってもいいでしょう。
 

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