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芸術

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上野の東京国立博物館は、本館、東洋館、平成館、資料館、表慶館、法隆寺宝物館などから
構成されています。(東洋館は現在休館中、2012年から再オープン)。
 
本館の後に表慶館へ行きました。大正天皇の成婚を記念して作られた建物です。
 
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東洋館が閉館中ということもあるのかもしれませんが、ここでは、アジア展が開かれていました。
古代4大文明、すなわちエジプト文明、メソポタミア文明、インダス文明、黄河文明というのは、
考えてみたらアジア文明なんですね。これらの文明がお互いに影響しあっている。
 
嬉しいことに東京芸大の人たち4人が分担して、ボランティアで作品の説明をしてくれました。
ただ見ているだけだと印象だけで何もわからないのですが、彼らに説明してもらうと「なるほど」
とより感動が大きくなります。
 
これはヒンズー教の文化ですが、12−13世紀のカンボジアでの作品。ガネーシャ坐像。
 
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ヒンズー教には3大神がいて、ブラフマー神は世界創造の神、ヴィシュヌ神は世界維持の神で
慈悲の神、そして、シヴァ神は世界の終わりに世界を破壊して、また創造する神。
ガネーシャはシヴァ神の息子で母親が入浴中に外で見張りをしていましたが、父親のシヴァ神
すら中に入れなかったために、シヴァ神の怒りを買い、首を切り落とされます。母親がこれを
とても悲しみ、首に象の頭を乗せて再生します。
 
インド系の像で、ときどき頭が象のものを見たことがあって、何だろう?と思いながらも
インドだからなぁ、程度に思っていたのですが、こんな背景(神話)があるんですね。
 
この青銅製の壷?は見た目には大したことはないのですが、なんと紀元前13世紀のころの中国
(商の時代)のものです。商なんて知ってますか?今から3000年以上前です。
大きさは高さ50cmくらいあります。
 
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こんなふうに(下)、東京芸大の人が解説してくれました。
 
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これ(上)は、現パキスタン、当時はガンダーラ地方の仏像です。ギリシア文化の影響が見えます。
アレクサンダー大王の時代のものです。細部にいろいろな意味があります。
 
これ(下)はエジプト文明のもの。約4500年前のものです。気が遠くなります。
 
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エジプトはアフリカですが、西アジアの一角と思えば、四大文明は皆、アジアです。
それらが互いに影響を受けあって不思議な文化、芸術を作り上げています。
 
こういうのは特にアメリカ人あたりに見せたいと思います。どうだ!って。
 
キリスト教文化、イスラム教文化というのも、もちろん、知る価値のあるものですが、仏教、
ヒンズー教などのアジア文化の存在感というものを感じました。
 
この表慶館だけでも1時間半くらいかけて見ました。600円の入場料の安いこと。
でも、足と腰がくたくたになって疲れました。
 
 
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この門は黒門といって、旧鳥取藩池田家江戸上屋敷の正門です。
 
上野って夜飲むだけでなく、子供と動物園に行くだけでなく、いろいろと見所満載です。
この後、法隆寺宝物館も行きました。
 
公園では若者たちが、ガンガン音楽を鳴らしてロックンロールを踊っていました。
 
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休日出勤はできずに仕事は減らず明日からまた大変ですが、思いもかけず充実した休日を
過ごすことが出来ました。
 
東京も捨てたものじゃない。
 
今度は彼女と来たいな。
 

東京国立博物館

休日出勤で東京駅まで行ったものの、カード・キーを家に忘れ会社へ入れない。
片道1時間20分かかる家と会社を2往復すれば、移動だけで5時間20分かかる。
自分の愚かさかげんに呆れ、一瞬途方にくれたのだけど、ここは気を取り直して、
休日出勤は取りやめて、上野の博物館へ行くことにしました。
 
上野駅公園口から目の前の上野公園へ。右手に国立西洋美術館を見ながら進み、
前方に上野動物園もあるけど行かずに右折して、さあ、東京国立博物館だ。
毎日東京へ通勤しているのに、来たのは初めて。
 
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入場料600円。これは常設展用の入場料で、東大寺なんとか展というのもやっていて、それを
見るにはもっと払わないとだめ。とりあえず、常設展へ。正面に見えるのが本館だ。
 
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これは、四天王立像広目天。12世紀平安時代のもの。国宝。国宝と言うのは重要文化財の中でも
10%未満らしい。
 
写真は撮っていいものと、ダメなものがあり、それぞれの作品の前にダメなものだけ撮影禁止
マークがついている。展示数が多く、圧倒される。
 
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こういう水墨画もすごいですよね。
 
この下の作品は「日本の婦人像」。1881年ラグーザという人の作品。日本の婦人がいつもこんなふうに
胸をだしているわけではないのですけど。ノーブラで着物から乳房がはみ出した姿が、外国人の芸術家
にとても美しく見えたのでしょう。実際、美しい。
 
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この屏風も圧倒的です。贅沢ですよね。
 
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キモノも芸術だなぁ。
 
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モナリザの微笑みと言いますが、仏陀にも微笑みがあります。優しい顔をしている。
なぜ、微笑みの絵画は少ないのに、微笑みの仏像はこんなにもたくさんあるのか。
それとも人は微笑むと仏陀や観音様の顔になるのか。
 
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本館を見るだけでも1時間かかりました。
縄文時代から近代までの日本の芸術品が集まっていて素晴らしいです。
日本ってすごいな、と思います。
今度、外国人の顧客を連れてきたいです。
 
兜、鎧、刀、陶器、浮世絵なんかもたくさんありましたが、写真は割愛しました。
本館の建物自体はそれほど大したことないけど、中身は充実しています。
 
国立西洋美術館は、いくつかの建物があり、この後、表慶館へと向かいました。
 
(続く)
 
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ(オランダ人、1853年−1890年)。
おそらく日本で一番人気がある画家でしょう。私も大好きです。
 
会社員、教師、牧師などを経て、27歳の時に画家になることを決意。
1886年にパリへ行き、印象派に触れ、そして日本の浮世絵に影響を受ける。
1888年フランスのアルルへ。この地で後期印象派としてのゴッホの画風が確立。
同年秋、ゴーギャンと共同生活を始めるが失敗。ゴッホは自分の耳を切り落とす。
1890年ピストル自殺をはかり、二日後死亡。享年37歳。
 
私はゴッホの青と黄色が好きだ。多くの人は彼の絵のタッチが好きだ、燃えるような
絵が好きだというけれど、私は涼やかな青と明るい黄色が好きだ。
 
この「夜のカフェテラス」を見てください。
 
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あまりにも有名な絵ですけど。こんな絵ならば、お金さえあれば自腹を切ってでも買いたい。
誰にも売らない。
 
この絵の青と黄色はもっとすごい。「星降る夜」。
 
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(この絵は、もっと地味な色の絵もあり、同じタイトルで複数の絵があるのか、それとも、この絵は
色を誰かが誇張したものかは、よくわかりません)
南フランスのアルルってそんなにも素晴らしいところなんでしょうかね。
行ってみたいなぁ。
赤瀬川源平の選んだのも「アルルの跳ね橋」でした。
 
自分が「いいなぁ」と思う絵がいい絵なんです。
 
 
 

赤瀬川源平の名画読本

『赤瀬川源平の名画読本』(光文社・知恵の森文庫)を再読しました。
赤瀬川源平(1937年〜)は前衛芸術家です。尾辻 克彦という名前で芥川賞も受賞しているし、『老人力』も売れたし、路上観察、カメラ好きでも有名。兄は直木賞作家の赤瀬川隼
 
赤瀬川源平は当然、文章力もあるし、視点が違う。「前衛」である彼が古典的な名画の鑑賞法を書いたのが本書です。実に面白い。
彼曰く、「自分の目で見て、自分が好きな絵がいい絵なのだ」と。
 
彼は、はじめはルネッサンスの絵をうまいと思い、ロマン主義やその他もうまいと思いながら、印象派が好きになり、そして後期印象派が好きになった。ここでしばらく休む。後に、エコール・ド・パリ(20世紀前半、特定のグループに加わらず、パリで独自に絵を描いていたフランス人以外の画家たち)が好きになり、その後フォーヴィズムやキュビズムまで好きになり、ダダやシュルレアリズムも好きになり、とうとう現代美術も好きでやってしまって、そのあとやることがなくてやめてしまった。
 
この本の中で彼が紹介しているのは
1)        モネ「日傘をさす女」
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2)        マネ「オランピア」
3)        シスレー「サン・マメス」
4)        セザンヌ「坐る農夫」
5)        ゴッホ「アルルの跳ね橋」
6)        ゴーギャン「タヒチの女たち」
7)        ブリューゲル「雪景色の狩人たち」
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8)        ダ・ヴィンチ「聖アンナと聖母子」
9)        フェルメール「アトリエ」
10)   コロー「コンスタンティヌスのバシリカのアーケードから眺めたコロセウム」
11)   ロートレック「ムーラン・ルージュの踊り」
12)   ユトリロ「コタン小路」
13)   マチス「ピアノのレッスン」
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14)   ルノワール「ピアノによる少女たち」
15)   アングル「泉」
 
本書の中で彼は自分が見て「気持ちいい」絵を選んでいる。もちろん、いずれも有名な画家の名画だ。ただし、14と15は例外的に酷評している。
 
彼が「はじめに」で曰く
名画といわれるものには、やはり名画が多い。変な言い方だが、やはり世間で名画といわれて残されてきたものにはよい絵が多い。私の経験からいっても、若い頃は「名画」という肩書きに反発して、頭から見る気がしなかった。でもそんなこだわりや水かけ論をご破算にして、素手で、丸腰で見ていると、名画はやはり名画だなと思うのである。
 その逆もあって、何だ、こんな絵がなぜ名画なのかというのもある。よくこれが名画として通ってきたものだと思う。世間の目の節穴部分をうまく通り抜ければ、ダメな絵でも名画の肩書きがつくものだと、変に感心したりする。
 そうやって、それまでうんざりしていた名画の中から本当の名画が見えてくるのはじつに嬉しい。逆に名画の化けの皮が剥がれてくるのも、残念ながら痛快である。
 要するに自分の目で見ることなのだ。人の目ではなく、自分の目で見て嬉しいものが本当の名画なのだ。
 
好き嫌いで絵を見る、と言っても、赤瀬川源平の本を読んでいくと、「なるほど」と思うことが多くて、いかに自分の目が節穴で、何も見ていないかがわかります。知識ではなく、ちゃんと見れば見るほど、いろいろなものが見えてきます。
 
こんな本を読んでいると絵画鑑賞が楽しくなります。
 
東京芸大でやっているジャガール展にも行きたいのだけど、ものすごく混んでいるようなので
ためらってします。
 

現代アートは難しい

和歌山の友人が上京。彼は青学を中退して、東京芸大に入り、その後、東京で芸術活動を
続けていたのだけど、お金にならず、故郷の和歌山へ帰り、コンビニで働いていたら
「芸大でてコンビニはないだろう」と人に言われて、今は地元の高校の美術の先生をしています。
 
彼と表参道の表参道ヒルズで待ち合わせ。原宿駅はものすごい混雑。
 
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表参道もすごい人だ。
 
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これが表参道ヒルズ。安藤忠雄の設計らしい。
 
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ワタリウム美術館へ。ところが、彼の見たかった人の展示会はもう終わっていて、違う人の作品。
せっかくだから見ました。建築家の藤本壮介という人。すごい人かもしれないけど、よくわからなかった。
 
そして、プラダ・ビル?へ。この建物は世界的に有名な人の設計らしい。
 
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彼いわく「曲線と素材感がすばらしいんです」と。うーん、よく分からないけど、悪くはない。
中に入ったら、すべてプラダのお店。店内は撮影禁止。商品の値札もなくて、一体いくらなのかも分からない。
高そう。
 
この後、初台のオペラシティへ。NTTのやっているICCという音と映像のスペースがあって、これは素晴らしかった。しかも、入場料が無料。説明するのは難しいですが、現代技術と芸術のコラボでしょうか。
中庭もなかなかいい雰囲気です。
 
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おなかが空いてきたので、新宿へ移動し、バカボンドでギネスの生ビールを飲んで、フランス料理のル・クープシューへ。先日も行きましたが、ここは美味しい。イメージ 8
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あえて料理の説明はしません。
彼の芸術談義にはついていけませんでしたが、芸術の片鱗に触れ、美味しい料理を食べ、ワインを
飲み、良き休日を過ごせました。

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