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私の息子は大学2年生、20歳である。
先日、三泊四日のスノボー旅行から帰ってきたと思ったら、
翌日から一週間のスキー合宿とかに出かけて行った。
スノボーは友達と、スキーはサークル行事だそうだ。
この旅行だとか合宿には結構なお金がかかると思うのだけど、、親は全くお金をだしていない。
息子が私立理科系の大学に入った後、はっきりと言った、
留学も大学院も行きたければ奨学金で行け。遊びたければ、自分でバイトして遊べ!
うちにも、もう余分な金はない、と。
逆に高校時代はバイトを禁止した。
「大学に入るまでは、勉強するのが仕事だ」と。
今、彼は、学校、バイト、遊びで非常に忙しい。
家にいるときは、死んだように寝てるか、ご飯を食べてるかで、めったに
家にはいない。
親バカかもしれないけど、彼を見ていて良いと思うのは、何事にも積極的な点だ。
学校の勉強も熱心だ。ちゃんと勉強しないいと就職に困ることを知っている。
できれば大学院にも行きたいと考えている。最大限の努力をして、少しでも
自分を高く売りたいと考えているようだ。そして、やりたくない仕事ではなくて、
自分がやりたいと思う仕事をしたいらしい。
友人たちとの飲み会も多い。とことん安いところで飲むらしい。泊まって来ること
もよくある。スキーもスノボーもお金がかかる。
その分は、塾の講師として目一杯働いて稼ぐ。
その塾は、昔、彼が通っていた塾で、塾長からも可愛がられていたし、
今でも可愛がられているらしい。楽しそうに出かけて行く。
時間と体力の限界まで、遊び、学び、バイトしているように見える。
悩む暇もないくらいだ。
世界経済がこんな不況で、日本もいまにも沈没しそうなことも、当然、
息子は知っている。たまにTVのニュースを見て、ぼやくこともある。
でも、彼は、その現実を受け入れ、その中で生きて行くしかないと
覚悟を決め、今を楽しみながらも、将来に備えているように見える。
こんな年齢別人口構成になってしまったら、彼が将来いくら働いたって
年金やら税金やらを取られまくって大変だと思う。
それでも、人生を積極的に楽しむ術を知り、友人を作り、よき青春時代を
送っていれば、きっと何か新しい価値観で自分の幸せを見つけて行くと
思う。
日本に愛想を尽かしたら、日本なんか捨ててもいいのだ。
この地球上のどこに住もうとかまわない。
親はもう子供の面倒はあまり見れないけど、一方で、子供に我々の老後を
見てもらう気もない。
気にしないで、好きに頑張れ。
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1970年にリチャード・バックが『かもめのジョナサン』という小説を書き、その後
映画化もされて大ベストセラーとなった。時代的には反戦運動、ピッピー運動の
終わり頃だ。
どんな話かというと、主人公のかもめのジョナサンは、他のかもめのように毎日
その日を生きるためにエサを捕って、という日々に飽き飽きしていた。彼は、
例えば、もっと、凄い飛び方を練習したりするほうが好きだった。周りのかもめは
ジョナサンを変り者として見たが、やがて、ジョナサンは自分と同じようなかもめたち
と出会う。そして、さらに、修行を重ねて、瞬間移動に近いような飛行法も
マスターする。すると、すでにそのレベルにいた別のかもめたちとの出会いがあり、
ジョナサンはさらに高みを目指して行く・・・・
この小説を翻訳した五木寛之は、
「私はこの物語が体質的に持っている一種独特の雰囲気がどうも肌に合わない」
とあとがきで書いている。
要するに、この小説に描かれているのは、一種のエリート信仰だ。
もっと、頑張って、上へ上へと目指そう!と。
「そこには、他者蔑視の心情もあるのではないか」と。
人はどうして、こんなにも頑張るのか。
プライド、自尊心か。
福沢諭吉は『学問のすすめ』で
「天は人の上に人を作らず人の下に人を作らずってな言葉があるが、 .現実には平等なんてことはない。富める者がいれば貧しい者がいるし、 .賢い者もいれば愚かな者もいる。 .では、その差はどこから来るものなのか。 .学問があるかないかの違いである。 .みなさん、学問をしましょう」 といったことを言っている。
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私の意見としては、
若いうちは、とにかく何でもいいから頑張ればいい、と思う。その価値基準を
決めることは難しいが、自分で考えて何かを頑張るしかない。
そして、人の上を目指せばいい。上の人になって、もし、プライドを持つならば
それは自分の努力に対して持てばいい。
息子はまだ若い。頑張ってジョナサンを目指せばいい。
しかし、ある程度、年をとったら、頑張ることも大概にしたほうがいい。
もう、いまさら、何かを大成させる確率は低い。
それよりも、バランスが重要だ。今までの人生で、おろそかにして失ってきた
ものはないか。死んでも悔いはないか。
私は老いた。老いた、というには若すぎるが、もう、馬車馬のように頑張る気はない。
これから最終調整をしていきたい。
高校時代の友人は同窓会で言った、
「まだ、俺たちは終りじゃないぜ!」
そう、分かってる。
でもね、旅もそろそろ終り、帰り支度を考えなくてはいけない。
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人生・恋
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今日、会社のある人と話をした。彼は、私とほぼ同い年の人で、結構出世していて、
今度、海外の子会社の社長として赴任することになった。ところが、
彼の体はボロボロで、数え切れないほどの病気持ち。
本人いわく「病気の百貨店」。しかもメンタルも怪しい。
しかも、先日、ぎっくり腰をしてしまい、立ってるのもつらいし、歩くのもつらいし
座っているのもつらい。その彼が飛行機で海外赴任していくなんて、
想像しただけで大変だ。
彼を見ながら、いろいろと考えてしまった。
サラリーマンをやっているとつい、自分よりも出世している人が羨ましかったり、
自分にコンプレックスを感じたりしてしまうのだけど、冷静に観察すると、それほど
羨ましい人は滅多にいない。
順調に出世して、健康で、家族円満で、ニコニコしている人には、なかなかめぐりあわない。
大体、どれかが欠けている。
そもそも、そんなもの、つまり完璧な人生なんて、幻想なのかもしれない。
同僚で、お子さんが今年、東大法学部を卒業し、今年の春から金融庁に就職するという
人がいる。みんな、「すごいなぁ」と言う。私もそう思った。でも、それがそんなにいいのか
どうかはわからない。
以前、兄が、「おい、オレが死んだよ」とある新聞記事を見せてくれたことがある。その記事には
兄と同姓同名の人が首吊り自殺したことが載っていた。漢字まですべて一緒だった。
年齢も近かった。東大法学部卒で大蔵省主計局に勤めていた人だ。
一方、兄は私大理科系で、地方公務員だ。毎日定時に帰る仕事。通勤時間10分で
いまだに余暇にテニスやスキーを楽しんでいる。実際、余暇だらけらしい。
我々は、というのが語弊があるならば、私は、何か幻想を抱いているのかもしれない。
優秀な人、そして、努力した人が成功して、完全な人生を送っている、と。
そんな人はいないのかもしれない。
本人が「成功」しても、夫婦仲が最悪だったり、配偶者がロクデナシだったり、
子供が問題を起こしたり、実は本人は神経がまいっていたり、健康を害していたり・・・。
だからこそ、週刊誌で一番人気のあるのは、有名人の不幸やスキャンダルだ。
毎日、毎週、ずっと何年もそういう記事には事欠かない。
もし、生まれ変わって、誰か別の人になれるとしたら、
あなたは誰になりたいですか?
天皇?皇太子?
首相?財務大臣?
大学の教授?
医者?
TVタレント?
野球の選手?
天皇陛下は死ぬまで公務を全うしなくてはいけない。きっと、吉野家の牛丼も食べることは
許されない。ほとんど自由などないのだ。マサコさんを見ると、籠の鳥に見える。
首相は幸せそうか?とても、そうは見えない。
大学の教授?これはどうだろう?人によっては、人生を満喫しているかもしれない。
でも、多くの教授は論文のプレッシャーに悩んでいるのではないか。世に認められない
教授たちは、ただのサラリーマンと同じではないだろうか。
医者?外科ならば、毎日、怪我して血を流している人を見るわけだ。メスでおなかを切って
いろいろと内臓をいじったりして、そして、また縫う。想像しただけで楽しくない。
手術の後に、食が進むだろうか?
TVタレント?たけしくらいになれば楽しいかもしれない。でも、彼はちょっと別格だなぁ。
野球の選手。一戦一戦が勝負だ。そして、いつまで選手生命があるかわからない。
何かに秀でれば、何かを失う。
何かに時間を費やせば、それ以外のことをする時間はなくなる。
日本人は均質化しているから、他国よりもずっと嫉妬ぽいかもしれない。
個人主義も確立されていない。他人は他人。わかっていても気になる。
でも、所詮、他人は他人だ。
他人の人生を歩むことはできない。
自分なりにコツコツとやっていくしかない。
他人と比較することもやめよう。
自分は自分なのだ。
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「地球最後の日」を想像してみよう。
巨大隕石が地球に衝突する。なんとかそれを避けようと人類は頑張るけど、
結局、衝突をさけることはできそうにない。衝突すれば間違いなく地球は破壊され
人類の生存は不可能。衝突まで、あと24時間。
(よくある設定だけど)
さて、あなたなら、どうする?
子供のときに、そんな話はよくあって、「美味しいものを腹いっぱい食べる」なんて
意見もあったけど、当然、そんな状況で仕事を続ける人はない。お店はすべて閉店だ。
電車も動いていない。医者も警官も先生もTV局も新聞社も政治家もみんな仕事なんて
放棄するだろう。電気も水道もガスも止まるかもしれない。電話もメールも通じないかもしれない。
移動するとしたら、歩くか、自転車か、自動車か。どこへ行く?
信号も止まっているかもしれない。逢いたい相手に連絡も取れないかもしれない。
略奪や暴行、強姦などが起こるかもしれない。しかし、食料品などは、もっと事前に各家
は購入して準備しているだろう。スーパーにもデパートにもめぼしいものは残っていない
かもしれない。お金も宝石ももう、意味はなさない。若くて綺麗な女性は、怖くて部屋から
出られなくなるかもしれない。
王様も乞食も、社長も平社員も、総理大臣も秘書も、中学生も高校生も関係なくなる。
金持ちも貧乏人も関係ない。売春婦も女王様も関係ない。身分も生まれも関係ない。
エリートもおちこぼれもない。
明日はない。自分だけでなく、世界の人がまもなく全員死ぬ。
それでも、人は理性やモラル、自尊心を保つことができるのだろうか?
(世界的にみたら、日本人はたぶん、そんなときでも「もう、しょうがない」と
冷静な人が多いかもしれない)
最期の24時間を家族で過ごすか。恋人同士過ごすか。
死ぬ前に、以前から怨んでいた人をぶん殴りにいくか。
信仰深い人は、ひたすら神に祈るのか。
いろいろと悩んでいた人は、気持ちが救われるかもしれない。
もう、面倒な仕事の心配はいらない。
上司に怒られることもない。
嫌な同僚の顔を見なくてもすむ。
借金を返済する必要はない。
お金の心配も老後の心配もなくなる。
原発や放射線の心配もいらなくなる。
嫁と姑のトラブルもなくなる。
夫婦のトラブルもなくなる。
家族の争いがなくなる。
病気の苦しさから、開放される。
介護の毎日から開放される。
自分の死をまじめに想像すると少し怖いけど、
地球最後の日を想像するのは、なぜかそれほど怖くない。
可能性が低いからだろうか。
怖くないどころか、なにかしら、すっきりするような気もしてくる。
爽快な気分だ。
なぜだろう?
皆が平等になるからか?
それとも、私は、ちょっと疲れているのだろうか・・・。
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昨日、派遣の女性が1人辞めた。名前はアキちゃん。
三宮で生まれ、NYで育ち、高校卒業時に帰国し、ICUを卒業した帰国子女だ。
3年間勤めた。29歳。TOEICは970点。
「ワン・ピース」の人魚姫のように可愛い子だった。人魚姫は怖がりで泣き虫だけど、
アキちゃんは、無口で、声が小さく、冗談も言わず、人見知りで、マイペースだった。
ルックスは可愛いのだけど、話し方は、ややぶっきらぼうで、可愛い子ぶったところがなかった。
同じ事業部だったけど、担当が全然違うので、かかわることは少なかった。
ときどき、重要な英文などのチェックをお願いして、前置詞や冠詞などを直してもらった。
残念ながら、一度も二人で食事することもなく、アキちゃんのプライベートは知らない。
ひょっとしたら、ものすごく淫乱だったり、ふしだらだったりするのかもしれないけど、
たぶん、そんなことはないだろうと勝手に思っている。
そもそも、食事に誘おうにも、アキちゃんは一番忙しい製品を扱っていたために
帰る時間は私よりも遅く、8時、9時、ときには10時過ぎだった。
他の人たちが疲れきって、
「もう、やってられないよ」
「あー、疲れた!」
などといっている中で、アキちゃんだけは、黙々と仕事をしていた。
年に1回くらい休暇をとって、トルコとかベトナムなどに旅行していた。
アキちゃんがそこで何を見て、何を感じたのか、などは全くわからない。
事業部長のお気に入りだったけど、お気に入りだったからと言って、彼女の人生が
なにか好転するというわけではない。派遣は派遣だし、年月は無情に過ぎていった。
来週から、彼女は非常に業績のいいネットビジネス関連の有名な会社に正社員として
働き出す。彼女ならば、着実に仕事をこなしていくだろう。
最後の挨拶で
「darさん、お元気で、体に気をつけてください。
体が資本ですねから」
とやさしく言われてしまった。
余計なお世話かもしれないけど、アキちゃんが、もっと人間関係に積極的だったら
人生はもっと開かれていくと思う。
とても好感のもてる女性だったけど、もっと、冗談を言ったり、笑顔を見せるように
なったらいいな、と思う。
彼女の将来を陰ながら応援したい。
グッド・ラック! アキちゃん。
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産経新聞ニュースです。
中国での新しいビジネス?のようです。
とても、興味深い。
All you need is money.ということでしょうかね。
それとも、田舎にいる親を安心させる必要性が生んだビジネスか。
需要と供給がなせる業ですね。
【外信コラム・上海余話】 キスは1回10元(約120円)よ。でも軽くね。買い物の付き合いは1時間15元。食事なら1時間8元でいいけど、代金はもちろんあなた持ち。手をつないだら1回3元。肩を抱くのは1回5元でいいわ。
中国最大のネット通販サイト「淘宝網」でいま人気のレンタルサービスだ。 田舎に住む両親から「早く恋人か婚約者を連れてきて」と迫られた都会暮らしの20代後半から30代の独身の男女が、苦し紛れにネットで「臨時の恋人」「臨時の婚約者」を調達する。 22日から始まる春節(旧正月)7連休に、ある上海在住の30代の男性は婚約者役の女性を連れ、交通費や食費、宿泊費を全額負担し内陸部の実家に帰省する予定だ。「両親を安心させるため」という。 中国人の伝統では、結婚しない子供や、孫を産まない子供は「親不孝もの」と両親から強くなじられる。お金で買った演技が両親相手にどこまで通用するか。数日実家に泊まれば、簡単にバレそうな気もするが、若者はいたって真剣なようすだ。 ただ、地元紙は「仮に当人どうしが契約書を作っても合法性の保証はない」と指摘した。「キス」まで売り買いするあたり、どこか危うさも感じる。中国全土のご両親。どうか独身の子供らを温かい目で見守ってください。(河崎真澄) |




