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人生・恋

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生きる屍

忘れられない言葉というのがあって、ずっと、心に残るものがあります。
予備校時代に漢文の先生が「生きる屍(しかばね)になるな」と何度か言っていました。
それが、どんな文脈で言っていたかは、思い出せません。
 
「生きる屍」というのは、映画「ジョニーは戦場に行った」の主人公のように、
手足を失い、聴力、視力、味覚を失ったような人のことではありません。
普通に健康に生きているのに、その「生」を生かしていない人のことです。
 
英語ではliving deathと呼ぶようです。「生きる屍」という小説や映画もあるようです。
毎日を、生き生きと暮らそう!というのは、当たり前のことのように思えます。
しかし、生き生きと暮らす、とはどういうことか。喜怒哀楽を失わない、ということか。
嬉しいときには、思いっきり喜び、
腹がたったら、思いっきり怒る。
悲しいときには、涙を流して大声で泣く。
楽しいときには、満面の笑みを浮かべる。
 
まるで子どものようですね。
感情丸出しで生きるということでしょうか。
でも、喜怒哀楽の要因には、様々なものがあります。
嫉妬とか嫌悪とか恨みとか、人間の欲望を出発点とした屈折した感情もある。
 
仏教的な世界では、それらを煩悩と呼び、煩悩からの解脱を求めた。
限りなく欲望はあるけれど、満たされることは少ない。
その不満を抱えるよりは、最初から欲望そのものを取ってしまおう、
もっと謙虚に感謝の気持ちだけを大切にしよう、ということかもしれない。
修行を重ねて、どんなことにも心を動かされないように、と。
 
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それは、生きる屍になる道となにが違うのか?
 
自分の求める理想を掲げて、計画を立て、努力して、一歩一歩、目標達成の
ために進んでいく。そして、自分の力で、その理想像を手に入れる、ということは
いけないことなのか。
 
生き生きと生きるとはどういうことなのか。
生きる屍にならない、というのは、どういうことなのか。
 
煩悩を多く抱えながらも、日々、力の限り生きていく、
喜怒哀楽も押さえ込まない。
 
アメリカの歴史を見ていると、良きにしろ悪しきにしろ、自力で自分の目標を達成しよう
とする姿勢を感じる。他力に任せはしないし、感情を押さえ込もうとはしていない。
「アメリカン・ドリーム」という言葉の背景には、そういうものがあると思う。
 
自分の顧客が経営破綻して、巨額の損失を出したのに、平気で直後に3週間の欧州旅行を
決行した米国代理店の女性。こちらが債権の整理で忙しい時に、
「やっぱり、ヨーロッパはステキね」
とメールをよこしてくる。
彼女は、2人目の夫を癌で亡くしだけど、今は別のボーイ・フレンド
と親しくしている。孫は3人くらいいる。
"That's life!"
と。
 
明日から米国出張。
結婚するかしないか、離婚するかしないか、就職をどうするか、一生をかけて住宅ローンを
かかえ、子どもの学費に頭を悩まし、会社では上司に気を使い、毎日サービス残業を
繰り返し、ひたすら、マゾヒスティックに生きていく日本人と米国人との差は大きい。
日本人には「諦観」のようなものがあるのだろうか。
 
何が正しいかなんてわからない。
でも、私は、生きた屍にはなりたくない。
 
 
 
 

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熊が出て・・・

長野県で熊が出て、4人が負傷。やがて、熊は射殺された。そんなニュースをTVで見た。射殺された熊が気の毒だった。
 
このニュースを見て、18世紀や19世紀の北米で「インディアンが出た」「インディアンに襲撃された」「本当に怖かった」などという昔のアメリカ映画を思い出した。インディアン狩りに出かけ、射殺する。インディアンも弓などで応酬していたが、銃にはかなわない。やがて、インディアンの多くは滅ばされて、一方、人権問題が出てきて、保護する方向に政策は動く。黒人もインディアンも最初は人扱いされていなかった。
 
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先に住んでいたものに対して、後から来た、つまり、侵略してきた人間が攻撃する。
 
人はみな平等に近くなってきた。人権意識ができてきたから。
しかし、動物は人ではない。
長野の山の中では、かつては、熊が自由に暮らしていたはずだ。
でも、「熊権」というものはない。
 
しかし、動物虐待はいけない、と叫ぶ人たちも現れてきた。他を思う気持ちが育つということは、
それなりに生きる事に余裕がある、ということかもしれない。
 
日本ではペット・ショップで犬や猫を見ることができるけど、ドイツではできない。
見世物のようにペットを狭い籠やケースに入れて展示するのは「動物虐待」ということらしい。
確かに、犬や猫の代わりに、もし、人間が入っている光景を想像したらわかる。
映画「猿の惑星」は傑作だった。
 
小さな犬や猫が可愛い、とブリーダーたちは、育ち盛りの動物にろくな栄養を与えない事で、成長しないペットたちを生み出してきている。すぐに病気になってしまうことも多いらしい。
 
人間の傲慢。差別。平等思想。慈愛の精神。
これらの観点から、物事をみると面白い事が多々ある。日本はアメリカにとって、北朝鮮は中国にとって、「ペット」かもしれない。可愛くて役に立つ。でも、もし、飼い主に噛み付いたら、さっさと処分にかかるだろう。
私はゴーギャンのような天才ではないので、お金も欲しい、名誉も欲しい、家族も欲しい、人の評判も気になる、美味しいものも食べたい、女性も大好き。とても、妻子を捨てて、自分の夢に向けて燃え尽きるなんてことはできない。
 
矢吹ジョーもそうだった。マンモス西もやがて結婚して八百屋になった。ホセ・メンドーサでさえ、守るべき家庭があった。しかし、ジョーには失うものはなかった。そして、燃え尽きていった。
 
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凡人が就職して、結婚して、子供を作ると、守るべき事が増える。男女平等とは言え、男には、重い責務がつきまとう。できることならば、何もかも捨てて失踪してしまうのも楽かもしれない。
 
大阪の西成で飲んでいた頃、様々な労働者たちと隣になってしゃべったことがある。多くはなぜか前歯が1本なかった。大阪なのに、彼らの多くの故郷は大阪ではなかった。地方から出稼ぎできて、働いて仕送りしているうちに、仕送りも止めてしまい、家族とは縁を切って、その日暮しをしている連中がいた。私がカラオケを歌うと隣の席で、
「おお、その歌を歌うんか。たまらんなぁ。涙が出てくる」などと言われたりして。
 
今年の初めに日経平均は1万1000円近くまで上がり、きっと13000円くらいには回復するだろうと思っていた。それが3・11の大地震、津波、原発事故、さらには、なぜか円高が追い討ちをかけている。ギリシアは破綻し、米国債も綱渡りだ。そして、中国の景気すら鈍化してきた。世界に暗雲が立ち込めている。
 
これから一体どうなるのだろう?
 
J.F.ケネディはこう言った。
 
Ask not what your country can do for you; ask what you can do for your country.
国があなたに何をしてくれるかではなく、あなたが国のために何ができるか問いなさい
 
確かに日本政府に期待できる事はなにもない。
自分でなにかしなくては。
 

スキークラブ幹事会

金曜日はスキークラブ「赤むかで」の幹事会(飲み会)でした。
9人で新宿東口の飲茶店「チャイナムーン」へ。
 
「赤むかで」というサークルは、今から35年前、月山で誕生しました。
ある猛吹雪の日、スキー客が山小屋に泊まっていました。
「明日は晴れるかな?」
などと言いながら皆が、山小屋で酒を飲んでいました。
すると、そこへ、赤むかでがポトっと落ちてきました。
「うわっ」て驚いた皆でしたが、誰かが言いました。
 
「明日は晴れる。赤むかでが夜出てきたら、明日は晴れる」
と。
 
そして、翌朝は、嘘のような快晴になったのでした。
このときに一緒にいた人たちが結成したのが「赤むかで」。
 
それから、35年。当時25歳だった人は、60歳に。
30歳だった人は65歳になりました。
残念ながら副会長は数年前に他界しました。
しかし、会長81歳は、まだ健在です。
 
私がこのサークルに入ったのは22年ほど前。
新婚早々だったのですが、
「このままでは、自分の人生は、仕事と家庭だけになってしまう。
もう一つの世界を持ちたい」と思ったからです。
結局、私はスキーは上達しませんでした。
しかし、二人の子供を小さいときから斑尾などに連れて行って、
彼らはあっというまに、私よりもうまくなり、スキー大好き少年になりました。
 
これがよかったのか、どうかはわかりません。
長男は大学生ですが、スキーサークルに入っています。
私立大学の理科系。学費も高い。携帯代、PC代もかかる。
そこにスキーというとてもお金のかかる遊びというのはいかがなものか。
私は最低限のお金しか出していませんので、彼は、学校と遊びの合間に
バイトしてスキー費用を稼いでいます。
まあ、部屋に篭ってオタクになるよりも、山へ行ってスキーしてくれるほうが
いいかな。
 
さて、昨夜の幹事会。35周年の総会(忘年会)をどうするか?の話し合いだったのですが、
皆、言いたいことは言うし、結構ぼけてきているし、それでも、なんとか、話はまとまり
11月後半に横浜中華街で行うことになりそうです。
 
 
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私は、この週末も忙しいので、さっさと帰ろうとしたのですが、
Mr.ベース・マンのSさん(185cm、100kg)に
「このお店は知っておいたほうがいい」と
誘われ、Yさんと3人で、近くのPE PEというジャズ・バーへ行きました。
(ブラック・サンを昔紹介してくれたのもSさんです)
 
 
 
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ブラックサンよりも老舗ということですから、もう40年くらいやっているお店だと思います。
レコードで静かにジャズが流れていました。
マスターも結構高齢?
 
 
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誘ってくれたSさんは、カウンターで寝てしまい、私はYさんとドイツの話などして盛り上がりました。
Yさんは、BMWがお客さんで、最近ミュンヘンに行ったりしたそうです。
スコッチの水割りを1杯飲んで、11時頃帰りました。
 
米国の代理店の担当女性(イタリア系、61歳)が、イタリアに旅行に行ってきたらしい。
 
I am fine. I had the best vacation I have ever experienced! Tuscany ( Italy ) Is perhaps one of the most bellissimo (beautiful) countries ever!
Not sure what I liked more, the food, excellent wine, scenery, people, all the history, weather, ocean and wonderful fashion!!! J
I want to go back next year as the time went too fast and there are so many more cities to explore!
(今まで経験のない最高のバケーションでした。イタリアのトスカーナは、恐らく、最も美しい国の1つでしょう。食べ物、最高のワイン、景色、人々、すべての歴史、天候、海、そして、素晴らしいファッション!
これ以上ないほど気に入りました。あまりに時間が速く過ぎてしまったし、探検すべき街がたくさんあるので、来年また行きたいと思います)
 
私が返事で
I hope you are enjoying Italy .
Italy is so attractive country.
Especially in case of you, your origin is Italy ,
and we can easily imagine how you are impressed.
I had been to Rome 30 years ago, but maybe nothing special
has been changed as 30 years are too short for Rome .
(イタリアで楽しんでいることを希望します。イタリアはとても魅力的な国です。特に貴女の場合はオリジンがイタリアで貴女がどれだけ感動したか容易に想像がつきます。私は30年前にローマへ行きましたがたぶん、30年間、何も変わっていないでしょう。イタリアにとって30年というのは、あまりに短い時間ですから。)
 
すると彼女は
 
Thank you!
Even though the Italians drive very fast, their life style is a much slower pace than us crazy people here in the US .
They seem to enjoy each day and are very happy people.
I don’t personally think anything changes too much over there.  Rome would most likely be the sameJ
(イタリア人が車でスピードを出したからといって、彼らのライフ・スタイルは、キチガイのようなここ米国の人々に比べてずっとゆっくりとしています。
彼らは日々を楽しみ、とても幸せな人々に思われます。
あそこでは、あまり多くのことは変わらないでしょう。ローマもずっと同じままでしょう)
 
米国人にすればヨーロッパ人の休暇は長い。日本人にしてみたら、米国人の休暇も長い。
この代理店の彼女、つい先日、大切な顧客が経営破綻して、日本人の感覚ならば、
とてもヨーロッパ旅行などしている場合ではない。
でも、彼女は予定通り3週間の旅行を決行し
「イタリアはいいわねぇ」
と。
 
日本人こそがcrazyなのかもしれませんね。
 

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