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10時まで残業し、疲れた体で帰途についた。そういえば、震災後は小さな携帯用ラジオをカバンに
入れていることを思い出し、電車の中でイヤフォンを着け、FM放送を聴いた。
渋谷陽一の番組だった。
渋谷陽一!まだ、頑張ってるんだ。もう60歳くらいだろう。
彼が1972年に岩谷宏などと一緒にロック雑誌「ロッキング・オン」を創刊したときは
びっくりした。それまでの音楽(ロック)評論と言えば、英語が得意なミーハー評論家が
好き嫌い、誰それと会ったことがある、などのバカみたいなものしかなかった。
ところが、渋谷陽一は冷静にロックを思想的に語った。小林秀雄が文学評論を文学と同じレベルまで
あげてしまったのと同じように、渋谷や岩谷はロック評論を思想レベルまで持ち上げてしまった。
あれから、39年!この人はすごいな。
今日は女性ロック歌手リクエスト特集。面白いので、一駅前に電車を降りて、歩きながらラジオを聴いた。
寒空の下を一人で歩いていても、ロックを聴きながらだと、なんだか元気がでる。
最初にレディ・ガガ、そして、シンディ・ローパー、そして、オリアンシ?
「渋谷さん、こんばんは。レディ・ガガこそがマドンナの正当な後継者と思いますがいかがですか?」
というファンの手紙。渋谷は淡々と答える。
「私もそう思います。ただ、違う点は、マドンナはプロデューサーなのに対して、レディ・ガガは
クリエーターである点です。マドンナは誰の歌でも平気で歌うけど、レディ・ガガはクリエーター
だから当然自分で歌を作る。だから、やがて作品が作れなくなり、行き詰る時が来るはずです。
女性アーティストは・・・女性に限らないけど、アーティストはナルシストが多い。マドンナもレディ・ガガ
もナルシストだけど、自分の肌をこれでもかというくらいにさらけ出し、キレイを超えたところまで
さらけ出している点は共通している。彼女たちを真似する人たちはたくさんいるけど、成功例は少ない」
60歳でも新しいロックを聴いているなんてね。
最近、私は酒飲むときはいつもジャズだな。でも、こうして、一人で歩きながらロックを聴くのはいい。
元気がでる。
このところ、原発の話ばかりで暗いので、たまにはオリアンシの「アコーディング・トゥー・ユー」
でも聴いて、気分転換しましょう。
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