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ギリシャ

もう30年も前だけど、ギリシャに行ったことがある。大学の卒業旅行で、2月のアテネだった。寒波がやってきていて、空は曇天で、エーゲ海もどんよりと鉛色だった。夏に行けば全然、様相は違ったのだろうけど。タベルナでオリーブオイルたっぷりの美味しくない料理を食べ、美味しくないウーゾを飲んだ。お店で何かを買う時に、現地の人が順番を守らず、割り込んできたことを思い出す。ホテルのお兄さんは陽気だった。
 
ギリシャは、言うまでもなく、2000年以上の歴史がある。文明発祥の地の1つと言える。プラトン、ソクラテス、アリストテレスを生み出したのではギリシャだ。栄えたギリシャが、どのように衰退していったかはわからない。
 
現在、人口1100万人。就労人口は500万人。そのうちの20%、100万人が「公務員」だ。
公務員は53歳で辞めて、たっぷり退職金をもらい、ずっと一生十分な年金がもらえるらしい。
2割が公務員で国が成り立つのか?誰が「生産的な」ことをするのだろう。
ギリシャの主要産業は、海運、農業(オリーブ)、そして、観光。それほど、儲かっている話は聞かない。
 
ギリシャという国が破綻している。ユーロに組み込まれ、ギリシャ国債を多くの国々が買い、それが紙くずになりつつある。破綻する外国企業も出てきた。ユーロ安が大幅に進んでいる。
ドイツ人は「怠け者のギリシャ人のために自分たちの税金が投入されること」に強い反発を覚えている。
 
まずは、ギリシャの優遇されすぎている公務員改革だ。その改革案を言い出した途端に、大変なデモが起こり、公務員はストライキをして、街のゴミ回収すらされない事態だ。
たった2日間で公務員2万人が辞職した。退職金が減額される前に、退職してもらってしまおう、という魂胆のようだ。
 
人間は自分勝手だ、と言えばその通りかもしれない。
日本でも天下りを禁止しようとしたら、その前に、さっと天下りした連中がたくさんいた。どこの国にもいる話だ。
 
しかし、ギリシャは、よくぞここまで怠け者の国家に成り下がったものだ。
プライドも愛国心もないのか?
プラトンが知ったら嘆くだろうなぁ。
 
人は別に国のために奉仕することはない。まずは、自分自身のために頑張るべきだ。
でも、ギリシャ人は、ほとんどが「公務員」だ。公僕だ。税金で食べて行くわけだ。
だれが、原資となる税金を納めるのだろう?
 
国債の担保として、国土を取っておけば良かったのかもしれない。そして、国債を返金できないようならば、祖国を徐々に失っていく。どうしてまあ、国債に限っては融資側もこんなに甘いのだろう。
 
ギリシャが破綻して、彼らが家を失うだけならばいい。自業自得だ。
しかし、彼らのせいでユーロ圏が影響を受けて、それが世界経済に悪影響を及ばしている。
こんなデモをする連中には明日はない。権利というものを取り違えているとしか思えない。
 
私は貧乏だけど、借金はない。
怠け者だけど、それほど人には迷惑をかけていない、と思う。
借金をしまくって、優雅に暮らし、借金を返そうとしない人々を容認する気にはなれない。
 
ギリシャ人たちよ。あなたたちは、最低だ。
 
 
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ドイツと言えば、ビールである。
 
ドイツには1000以上のビール工場がある。かつては5000以上あったらしい。
1つの町に1つのビール工場。味は皆違う。それぞれが地ビールだ。
1516年、ビール純粋法というのが定められ、それ以来守られており
原料に大麦(小麦)、水、ホップ以外を使用してはいけない。(現在は+酵母)。
日本のビールにはスターチ(澱粉)なども入っているが、そういうのはだめ。
芳醇な味だ。
 
そして、どのビール・グラスも違っていて、そのメーカーの絵柄が楽しい。
かつては、ビール・グラスをもらって帰ってきたこともあったけど、結構大きいので
日本の普通の家庭でしまうのが難しい。食器棚に入らない。
 
ビールが出れば、グラスやジョッキの下に敷くコースターがでる。
このデザインもすべて違う。これもなかなか楽しい。
先日のドイツ出張では、コースターを少しいただいてきた。
もちろん、無料だ。
 
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これらを、そのままひっくり返すと
 
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なかなかいい感じでしょう。
 
私は最近、家ではこの真ん中下のコースターを使って、ビールを飲んでいます。
実際には、家では発泡酒ばっかりですが、こういうコースターにグラスを置くと、
なんとなく、ちゃんとしたビールを飲んでいる気分になれるのです^^
 
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ドイツ最終日

ドイツ最終日は、8時頃ゆっくりと起きて、お風呂につかり、ドイツ最後の朝食をがっつり食べた。
(私は出張時、必ず、夜と朝と2回お風呂に入る)
 
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そして、早速、出張の速報レポートを書いて、上司にメール。それから、いっぱいあるメールの処理。
これで11時になってしまった。
 
外は快晴。ホテルの部屋にいるのはもったいないので、散歩に出かけた。イースターのせいか人影
が少ない。でも、ここミュンヘンの旧市庁舎前は別だ。すごい人。
 
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きっと、ほとんどが観光客なのだろう。
 
プラプラとした後、ホテルに一度戻り、同行者と落ち合う。そして、再び街へ、昼食を食べに出かけた。
「日本食でも食べましょうよ」というので、不本意だったけど、SHOYAというお店に入った。
 
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ここでラーメンを食べた。
 
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ダメ。全然ダメ。まるで駅の立ち食いラーメンだ。あっさりしているので「京風ラーメン」という人も
いるかもしれない。でも、スープにはコクも何もありやしない。これで8ユーロ。
「ドイツですから、しょうがないじゃないですか」
と同行者は言ったが、そういう問題か。やはり、現地料理を食べるに限る。
日本人の女店員が一人いて、
「お水もらえますか?」
と聞いたら
「有料になりますけど、いいですか?水はビールよりも高いですよ」
と。不味いラーメンの後の水が有料なんて許せない。
結局、水も飲まず、精算して、河岸を変えた。
 
まだ、時間はあったので、近くのカフェのテラスでビールを飲んだ。こんな可愛い女性がオーダーを取って
くれた。(髪が顔に垂れ下がっているのが残念)
 
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ビールとプレッツェル。ビールの量が少し少ないぞ!
ドイツのグラスには、必ず目盛りがある。
でも、まあ、可愛い顔に免じて許してあげよう。
 
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同行者はお酒を飲まない甘党で、アイスクリームを頼んだら、こんなのが出てきた。
写真ではわかりにくですが、かなり量が多い。ドイツのアイスは美味しい。
 
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少し、まったりとした時を過ごし、また、ホテルに戻る。
このホテルには、なんとチョコレート・ラウンジがある。
量り売りするみたい。好きな人は好きなんでしょうね。
ドイツはチョコも美味しい。
 
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ラーメンとビールとプレッツェルを食べた私は、もういい。
 
でも、お土産に、こんな可愛いチョコレートを買った。
イースターならではの、うさぎチョコ。
 
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タクシーでミュンヘン空港へ行き、成田便に乗った。
窓の外に菜の花畑が見えた。
春のドイツは素敵だ。
 
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さよなら、ドイツ!
また、秋に来るからね。
 
 

ミュンヘンの夜

ミュンヘンのホテルに着いたのは、夜の10時過ぎだった。
フィーア・ヤーレスツァイテン・ケンピンスキーという高級ホテル。
 
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こういう高級ホテルに泊まれるのは、こういう狭い部屋だ。
 
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でも、さすがにロビーには重厚感がある。
 
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くたくたにくたびれていたけど、ドイツ最後の夜なのでチェックイン後、街へ繰り出し、有名なビアホール、
ホーフ・ブロイハウスへ。
 
もう11時過ぎになったけど、にぎわっている。
 
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逞しい男性たちが、マーチを演奏している。
 
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中庭を発見。夜風が気持ちいい。
 
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これで、長いようで短かった出張も終わりだ。疲れた。
でも、ビールが美味しい。
 
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人生に乾杯!
 
今、生きていることに乾杯!
 
 
木曜日、昼にスツッツガルトへ戻り、駅のファースト・フードでタイ料理を食べた。これと水で10ユーロ。
高い。美味しくない。失敗だった。やはり、その地のローカルフードを食べるのが一番だ。
 
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午後は、スツッツガルト空港近くにある半官半民の研究所へ。日本で言えば、産業総合研究所にあたる。
当然、インテリが多い。とは言っても、日本の博士とドイツの博士では何かが違う。何が違うかについては
いつか書きたい。
 
彼らも日本の災害については毎日、マスコミで情報を得ており、よく知っている。
研究者との会話です。以下、( )内は私。
 
(これだけの被災を受けたのにもかかわらず、相変わらず円高だ)
 
「それは、世界が日本の復興を信じているからだ。必ず復興需要があるはずだし、阪神大震災のときも
あれだけ壊滅的な被害を受けたのにも関わらず、あっというまに関西は復興した。短期間の間に
相当のビジネスチャンスが生まれる」
 
(でも、今回は、原発事故があって、阪神の場合とは異なる)
 
「確かに原発事故は大変だ。しかし、放射線を浴びた量というのは、総トータルで影響する。短期間の
放射線量は、そうとう高くなければ大丈夫だ。100km、150km離れた場所の放射線量は、チベットやスイス
などの高山で暮らす人たちと変わらない。彼らの癌の死亡率が高いというデータはない。また、飛行機に
乗っている間も放射線を浴び続けるが、パイロットやスチュワーデスの癌の話も聞かない。」
 
(ドイツは原発を古い7基、即座に停止したと聞いている)
 
「ドイツは現在原発に電力の20%を頼っているが、キャパは需要よりも30%以上大きくて、止めても
問題ない。まだ、化石燃料による発電が多いが、徐々にクリーン・エネルギーにシフトして、15年以内
には原発は全廃する」
 
(フランスから電力を輸入しているとか。フランスの原発はドイツ国境近くにあると聞いているが)
 
「その通り。スツッツガルトから150kmくらいのところに原発がある。しかし、そもそもドイツ、とくに
旧東ドイツにはウランの鉱山も昔あった。今では閉山して埋めているが、人々は地下水も飲んでいる。
当然、放射線の影響があるはずだが、癌の発生率の高さは報告されていない。」
 
(あなたは原発に賛成なのか?)
 
「賛成というわけではない。廃棄物を永遠に安全に管理していくコストを考えると、他の発電方法の
ほうが安いと考えている。太陽光、風力だけでなく、波動エネルギーとか地熱エネルギーなど、様々な
方法をミックスさせていけばいい」
 
(日本では原発反対ムードが高まっている)
 
「危険かどうかは別として、これだけ危険なムードが高まれば、投資家は投資しない。電力会社は
投資資金を得られないだろう。だから、今後、日本の原発投資は難しくなるだろう」
 
(日本は世界に信用されているのか?)
 
「もちろんだ。今回の規模の地震が他国に起こったら、100万人は死んでいる。日本の耐震設計は驚くべきだ。
東京での地震レベルでも、ドイツだったら多くのビルは崩壊している。
日本は間違いなく、早々に復興する。世界はそう信じている。だからこそ、円は安くならないのだ」
 
なるほど。
こんな話をニコニコしながらしてくれました。
 
かなり勇気付けられました。
 
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これにて、仕事は終了。
 
夜、スツッツガルトからミュンヘンに飛びました。
空港で、バイツェンビールとクロワッサン・サンドを食べた。
 
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なぜかエコノミーが満席で、ビジネスに変更になりました。ラッキー!
わずか1時間のフライトでしたが、赤ワインを飲み、簡単ですが、こんな食事がでました。
 
 
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