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9時まで残業した後、久しぶりに上野にある英国人が経営するケルトパブに行った。
放射線を恐れて外国人は誰もいないかと思ったけど、それなりに客として来ていた。
私はカウンターの一番端の席に座った。隣は日本人女性、その隣は大柄の白人A。
お店でバイトで働く韓国人女性リンジンが
「私はしばらく大阪へ逃げていましたが、また、戻ってきました」と。
オーナーのアンディは日本に残り、フランス人のロクサンはさっさとフランスに帰ってしまったらしい。
「フランス人、ドイツ人、大阪人は逃げ足が速いんだよね」って言うと、リンジンが
「逃げる人は嫌いですか?」と。
まあ、嫌いとか好きとかの問題ではない。
隣の日本人女性と大柄な白人Aが原発のことを話している。この白人は35年くらい前に米国を
出て、30カ国くらい放浪?して、日本に15年くらいいるらしい。何をやっている人かはわからない。
彼がニコニコしながら、日本政府と東京電力の批判をしていた。
「米国に任せればいいのに、日本政府も東電も米国の申し出を断った。自分たちで対処できないのに
やろうとして、毎日状況は悪化している。放射線が怖いと言って多くの友人は国外へ出て行ったけど
僕は気にしない。日本が好きだ。友達もたくさんいる。」と。
日本人女性も片言の英語で日本政府をstupid(愚か)だ、と言っていた。
そこへ、また大柄なメガネの白人Bが入店してきて、この白人Aの隣に座った。
Aは政府と東京電力の批判を続けていた。私は黙って聞いていた。Aはなかなか好感の
もてる典型的な陽気なアメリカ人に見えた。
ところが、BがAに向かって
「やめなさい!」
と怖い顔で言った。
Aが「え!?」って顔で「なんで?」と聞いたら、Bが
「日本政府も東電もできる限りのことをやっているんだ。悪く言うことはない。」と。
そのうちのこの二人の口論が始まり、Bは席を立って違う席へ移動した。
しかし、離れた同士で二人の口論は続き、二人は立ち上がって、喧嘩寸前にまで発展してしまった。
そこに、常連の黒人系の男性が仲裁に入り、二人はまた離れたそれぞれの席に戻った。
私が思ったのは、こんな事態でも東京に残っている外国人っていうのは、日本が好きなんだろうな、
ということ。しかも、どちらも日本のことが好きで、でも、日本のことで彼らがこんなに真面目に口論
する、ということが少し嬉しかった。
ギネスの生ビールと、牡蠣の燻製を食べて帰宅した。
11時半頃、お風呂に入っていたら、少し強い地震があった。お風呂での地震体験は初めてだ。
東北でまた震度6強の地震があったらしい。被害が少なければいいのだけど。
余震は続く。
(昨日まで自宅のインターネットがプロバイダーへの未払いのため止まってましたが、
今日、復活しました)
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原発問題
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以前、雪国出身者のこんな文章を読んだことがある;
「東京に来て、冬を迎えて驚いた。雪がほとんど降らずに青空天気が続く。東京の人たちが恨めしかった。我々は毎年毎年雪かきで大変なのに、東京の人たちは雪かきなんか、する必要がないのだ」
これに似たような文章を最近読んだ;
「福島に住んでいて無性に腹がたつのは東京の人たちだ。なぜ、東京電力の原発が東北の福島にあるのか。私たちは震災を受け、そして、原発事故で放射線の恐怖を味わっている。計画停電で大変だ、なんてふざけるな」
どちらもごもっともだ。大変だと思う。
しかし、東京の暮らしはそんなに素晴らしいものではない。土地代が高いので、職場から1時間半くらい離れた場所に高くて小さい家に住んでいる。通勤は毎日ぎゅーぎゅー詰めのラッシュだ。以前、ある知り合いが「アウシュビッツに輸送されるユダヤ人よりもひどいですよね」と言っていた。アウシュビッツに送られるユダヤ人たちは、もちろん席もトイレもないで電車で収容所に送られガス室送りにされた。しかし、東京人たちは、約40年間、約1万日、往復だから2万回くらい、こういう通勤をすることになる。
だったら、東京から離れて地方に行けばいいじゃないか、という人もいるだろう。
そのとおり!
嫌ならば、その地を離れればいい。
だけど、故郷であったり、職場があったり、その他、様々な理由で、多くの人は今、住んでいるところを離れられない。
以前、アフガニスタンのニュースをTVで見ながら「もう、300日も雨が振っていません」というアナウンサーのセリフを聞きながら、「なんでそんなところに住んでいるんだろう?」と思ったことがある。でも、彼らだって、同じだ。
運命でもあり、宿命でもある。歴史を見ても、民族の大移動の最大の理由は、「生きるため」だった。「宗教の迫害を受けて」というのも結構多い。相当のことがないと人々は集団で移動しない。
でも、今回、福島からの人々の移動(退避)は生きるためだ。
本当に大変なことだと思う。
でも、他の土地の人々を羨ましがったり、恨んだりするよりも、今回は、日本の電力会社を恨もう。原発を推進してきた学者を恨もう。容認してきた役人たち、政治家たちを恨もう。
恨む相手を間違えてはいけない。
4/6に追記
恨んでも意味はないですね。
責任を明確にして、責任をとってもらいましょう。
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東京電力の広告宣伝費は年間100億円から200億円らしい。日本の企業でもトップ20に入る。
東電の決算報告書を確認したが、残念ながら「広告宣伝費」という細目での勘定では見ることは
できなかったが、ネットでいろいろと調べたら、そんなところだった。
通常、広告宣伝費というのは、自動車メーカーとか電機メーカーとかの消費財の宣伝費だ。
TVなどのマスコミのCMもあれば、イベントなどのスポンサー費用もある。
もちろん、企業のイメージ広告もある。
ところで、競争相手のいない電力会社に「広告宣伝費」が必要だろうか?
年間200億円も何に使っているのだろうか?
「安全です!」って宣伝するのに100億から200億円もお金をかける、っておかしくないですか。
広告にそんなに金をかけるならば、もっとロボット開発をしたらどうか。
そういえば、TVでも新聞でも東京電力の広告はある。必要なものなのか?
なんのための広告なのか?
国民の洗脳?
東電は巨大なオウム真理教か?
200億円の行き先は
・マスコミ(TV局、新聞社、ラジオ局、出版社など)
・学会、大学、学者、「有識者」
・広告代理店
・政治団体?
などだろう。
そうすると、TVなどで、原発などの安全性についてポジティブに話している「原子力専門家」
たちは、皆、電力会社からお金をもらっている可能性が高い。1人あたり年間1000万円を
200人の「専門家」にあげても20億円くらいにしかならない。
もちろん、200億円というのは、東京電力の話で、他にも東北電力だとか、北海道電力だとか
いろいろとあるので、日本の電力会社の広告宣伝費の合計は800億円くらいあるのかもしれない。
一体誰がもらっているのか?
TVを見ながら、「こいつももらっているのかな?」と注意する必要がある。
TV局も「スポンサー」には逆らえないから、かなり「遠慮」した報道、コメントしかしないはずだ。
我々は、TVを見たり、新聞を読んだりして、「知った」ような気分になってしまうけど、騙されないように
しないといけない。
3月14日の週のニュース報道では、「識者」がTVに出てきて、「東電さん」と「さん」をつけてコメント
する輩も多くいた。気をつけて話を聞こう。
どいつが金をもらっているのか。
自民党も民主党もお金をもらっているのだろうか。
今後も「東京電力」の宣伝、CMは、注意して見ましょう。
やつらが、どう、誤魔化すつもりなのか。
マスコミも、もし、疑われたくないならば、今後、東京電力にはスポンサーから降りてもらうべきだ。
東京電力の宣伝は受け付けない。そして、「原子力専門家」を呼ぶ場合には
「あなたは、東京電力から資金をもらっていますか?」
と確認すべきだ。
我々が信用するとしたら、電力会社からお金をもらっていない組織・専門家からの情報だけとなる。
米国とフランスが日本を支援してくれているけど、彼らにしても、もし、日本の原発がさらに大変なこと
になったら、自分たちの国の原子力政策が大変なことになるからだ。
先日来日したフランス人の女性CEOだって、別に「人助け」だけが目的ではないだろう。
そんなお人好しがCEOにはならない。巨大なプルトニウム・ビジネスに影響するからだ。
ものすごく、お金の臭いがする。
殺されないように、騙されないようにしましょう。
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先週の金曜日、ドイツのある顧客から
「ドイツ憲法に基づき、ドイツ国民の最低限の生活を護るべく、貴社が輸出する貨物が人口放射線物質から
フリーであることを示した文書を提出して欲しい」といった内容のレターが来た。
あらら、と思って周囲に聞いたら、他の事業部、他の製品、他の国々からも来ているらしい。
さあ、どうするの?そもそも、こんなのどこの部署の管轄?
品質保証部?社長室?広報部?技術部?法務部?
結構いろんな部署が緊急に話し合いをして、
1)政府は20km圏内からは退避せよ、と言っている。
2)当社のこの製品は、福島第一原発から○○km離れた工場で製造し、○○km離れた倉庫に保管し、
○○km離れた港から出荷しているので、コンタミはない、はずだ。でも、この製品を使用するしないは貴社の判断に委ね、当社としては一切責任は持てない、
といった原案ができた。
しかし、そもそも政府の発表自体が信用性が低い。
また、何km離れていれば大丈夫といえるのか?
海事検定に放射線量測定など問い合わせたら、そういう要請が殺到していてとても対応できない、と。
梱包材は大丈夫なのか?
放射線物質の測定値がどのくらいならば、海外は許してくれるのか?
「コンタミはない」と言いきれるのか?
実際に測定する必要があるのか?
英語でどう表現すべきか?
責任はどうとるのか?
誰が署名をするのか?
結局、法務部から弁護士に相談してもらい、出来上がった英文を読んでびっくりした。
きわめて漠然とした書き方だ。確かにそうだろう。誰だって安全宣言はできない。
きっと大丈夫ですよ、とは思っているんだけど。
でも、日本中のあらゆる輸出製品に対して、世界中の国からこういう要請がでてくるのだと思う。
食べ物だけではない。すべての工業製品も。これは大変なことです。
法務部いわく
「こんなの、誰も責任取れないから、政府で作成して欲しいですよ」
と。
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福島第一原発からの放射線で、農家への補償の話が出ているが、
漁業については、まだ「報告を受けていない」という大臣様の答弁をTVで見ました。
一般工業、産業界についてはどうするつもりなのだろう?
無計画停電のおかげで、すごい数の工場が停止している。
多くの工程は、24時間以上、場合によっては1週間以上連続で電気の供給が
ないと操業できない。
この操業停止による被害はきっと10兆円を越えるだろう。
これを東電と政府はどうするつもりなのだろう?
自然災害なのか、人災なのか、という問題も論議されるだろう。
東電も政府も逃げることはできないと思うのだけど。
そして、国会で民主党を批判する自民党も、これまで原発事業を容認し、
その上で、大変、「優秀な」方々が、指導、運営してきたと思うのだけど。
自民党は民主党を批判する立場にはない。
責任を明確にして欲しい。
税金を投入することになるだろうけど、その前に、責任者一同から
それなりの負担金を提出させるべきだ。
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