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今日の名言 25

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雑草という植物はない。
 
 
昭和天皇(1901-1989)。日本の第124代天皇。裕仁。
在位1926年12月25日〜1989年1月7日。
生物学者でもある。
 
思えば、大変な時代を生きたものだと思う。
幼少のとき、学習院で乃木希典、後に東郷平八郎から教育を受ける。
病弱な父から皇位を継承したときは、まだ、25歳。
関東軍は中国で勝手に勢力を伸ばし、しかし、その中国では
孫文、袁世凱、張作霖、蒋介石、毛沢東といった様々な勢力が台頭していた。
日本は、満州帝国を建国し、南方へも兵力を向け、米国のハワイにも
攻撃し、太平洋戦争に突入していった。そして、米軍による爆撃で無条件降伏。
1945年まで、彼は「神」だった。
 
戦後、TVドラマ「おしん」を見て、
「ああいう具合に国民が苦しんでいたとは、知らなかった」
と感想を述べたという。
 
満州帝国の溥儀同様、日本の天皇家は、傀儡として
政治に利用されてきたのではないか。
 
上のコメントが天皇としての発言だったのか、
生物学者としての発言だったのかはわからない。
 
 
 
 

今日の名言 24

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私はこの日本という国と民族と、
その文化を愛している。
しかし、国が国民のために
存在しているとは思わない。
国が私たちを最後まで
守ってくれるとも思わない。
 
 
五木寛之(1932- )。日本の作家。
満州で終戦を迎えた。
高級官僚や軍の高官はどんどん南下して
逃げて行く一方で、一般市民は取り残されていった。
病気の母はソ連軍に辱められ、死んでいった。
そういう原体験を持つ。40歳の頃に仏門を叩き、
その思想は深みを増し、親鸞に傾いている。
 
私は中学時代に『青春の門』に捕まった。
しかし、彼が翻訳した『かもめのジョナサン』のあとがきで、
「こういうエリートを目指す傾向に違和感を持つ」という
彼のコメントに「いい格好しい」というイメージを持っていた。
金持ちなのに庶民派ぶる人、エリートなのに非エリートぶる人は多い。
しかし、35年も彼を見続けてきて、彼は全くぶれない。
「陽気さ」「経済成長」「元気」を求める社会に対して、
彼は一貫して違和感を持ち続けている。
同時代に生きる識者でこれだけ大きな時の流れと
時代感覚を持つ人は少ないと思う。
 
山を登れば下山するのが当たり前だ。気をつけて下山しなくては。
無事下山できてこそ、その登山は成功したと言える。
青春・朱夏・白秋・玄冬という人生の季節の玄冬期を
迎えた彼の「覚悟」に耳を傾けたい。

今日の名言 23

 
 
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可能性があるって?
笑わせちゃいけない。
 
 
 
中上健次(1946-1992)。日本の作家。
和歌山県出身。被差別部落出身。
 
『十九歳の地図』より。新聞配達をする予備校生が主人公。
彼は将来に希望がないだけでなく、この世を憎んでいる。
 
 
若いとき、どれだけ言われたことだろう?
「君たちは、まだ若いんだから将来がある」
「大きな夢を持ちなさい」
でも、それこそ、真っ白なキャンバスに好きなだけ
大きな絵を描きなさい、と言われても
どんな絵を描いたらいいのかわからなかった。
 
今、50歳を過ぎて若い人たちを見ると、やはり同様に
「若くていいなあ」と思う。それは、ただ若いということへの
羨みだけではなく、やはり、まだ、何も確定していない将来の
可能性についての羨望だろう。
 
でも、誰もが恵まれた環境で夢を育んで行くわけではない。
努力するにも才能が必要だ。そして、運。
マスコミで取り上げられる一部の成功者よりも
失意のもとに社会を憎悪する人たちが多くいても
なんの不思議もない。
 
 
 
 
 
 
 
 

今日の名言 22

 
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こけたら
立ちなはれ
 
 
松下幸之助(1894−1989)。和歌山県出身。
日本の実業家、発明家。パナソニックを一代で築いた。
9歳で丁稚奉公に出て、苦労とアイデアで電機業界で事業拡大する。
第二次大戦中は軍需品の供給も行った。
PHP研究所を設立し倫理教育に乗り出す一方、晩年は
松下政経塾を立ち上げ政治家の育成にも意を注いだ。
長者番付で日本一に10回なっている。
 
幸之助には名言が数え切れないほどある。
 
男は男、女は女。
牛はモーで、馬はヒヒン。
繁栄の原理はきわめて素直である。
 
なんていうのもある。
 
私の個人的なイメージでは、彼はケチだった。
そして、ナショナルという会社は、ほとんど「物まね」の
ような製品しか出さず、オリジナリティに欠けていた。
それでも成功したのは彼の経営が良かったからか。
 
彼はバブルの絶頂でこの世を去ったが、もし、今生きて、
パナソニックの惨状を知ったら、なんというだろう?
 
 
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今日の名言 21

 
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自分の欲しいものが
何か分かっていない奴は、
その欲しいものを
手に入れることができない。
 
 
村上龍(1952− )。作家、映画監督。
彼は大学生在学中に『限りなく透明に近いブルー』を芥川賞
を受賞し、一世を風靡した。当時、私は高校生だった。
その後の『コインロッカーベイビース』も強烈だった。
彼は作家という枠を超えて、音楽、経済、社会問題にも
興味を示し、幅広く活動している。
 
高校生のときに「不良」だった彼は、自分に説教する学校の先生たちに
「いつか俺は、いい女をたくさんはべらせてお前達を
見返してやる。つまらん人生を送っている大人が、夢のある
若者にくだらない説教をするな!」と心に強く思ったらしい。
 
 

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