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場所:東京の棒老舗のドジョウ料理屋にて
<本日はお忙しい中、ありがとうございます>
「いえいえ、たまにはいいですよ。私はドジョウ大好きだし。まあ、ビールでも飲みながらざっくばらんに話しましょう。ただ、今日の話は、すべてオフレコでお願いします」
<もちろんですよ>
「ドジョウっていうのはね、ドロのなかで暮らしているんだけど、生命力があるんだよ。政治家と同じだね。ドロドロの政治の世界。ときどき、呼吸が必要だけどね」
<総理は、格闘技も好きなんですよね>
「大好きですよ。馬場や猪木が好きだった。燃える闘魂。山本小鉄さんなんて、ヒンズースクワットを毎日1000回もやってたんだよね。くたくたになって、それから、トレーニングが始まるんだ。ハードな世界だよ」
<総理は、今、大変な状況ですね。難題をいくつも抱えて>
「そうだね。原発事故、消費税増税、オスプレイ、沖縄の米軍基地問題。疲れちゃうけどね。僕は投げ出さないよ」
<総理のその投げ出さない姿勢だけは、他の総理と違うところですね。これまでのお坊ちゃま総理たちは、嫌になったらすぐに投げ出して、陶芸を始めたり、国会中も後ろのほうでニヤニヤ笑っていたり>
「総理になることが目標ではなくて、この日本を何とかしたい、と思って総理になったんだからね。やることはやらないと」
<でも、どうして、原発再稼動なんですか?福島原発だって、全然、解決していないでしょう。福島県民にしてみれば、切り捨てられたような気分じゃないですか>
「もちろん、補償はしてあげないといけない。でも、原発をすべてすぐに止めるのは現実的ではないんだよ。止めてどうする?廃炉にするには40年くらいかかるし、1基あたり、300億円から700億円もかかるんだ。50基で3兆円近い。もちろん、電力会社にも積立金があるけど全然足りないんだ。1.5兆円くらい足りない」
<廃炉の経験はないですよね。ちゃんと廃炉にできるんですか?技術はあるんでしょうか?そもそも原発にも40年くらいの寿命があるでしょうから、最初からそれを想定した技術がなくてはならないはずですが>
「それはなんとかするしかない。日本の技術を結集して廃炉にしていかなくては。」
<実際に炉の中に入って作業する人は被爆するのではないですか?>
「そうかもしれないね。ある程度はしょうがないよ。でも、一番酷い被爆、例えば、内部被爆を相当回数しても、まあ、50歳か60歳くらいまでは生きられるようだよ。人間には寿命があって、いつか死ぬわけだから、それ相応の手当てをしてやってもらうしかない」
<それはちょっとひどいのではないですか?>
「そんなことはない。皆さんだって、結局、原発から遠いところに住んで、電力を享受しているわけだからね。原発村には税金を投入しているっていうことは、一般国民は、お金でリスクを回避しているわけだ。」
<そんなにも危険な原発をなぜ作ったんですか?>
「なぜ、作ったか。まあ、原子力の平和利用として、素晴らしいエネルギー源なんだ。今回だって、もし、あの大津波が起こらなければ、こんなことにはならなかった。あんな大地震や津波は1000年に一回の天災だよ。運が悪かったとしかいいようがないよ」
<運が悪かったって言ってもね。ずっと、「安全ですよ」っていうPRをしてきたわけですよね。大金かけて>
「余計な心配をされたら何もできないからね。基本的に安全ですよ。あんな地震や津波がなければ。車だって、毎日事故が起こって死者が出ているけど、車を廃止しようっていう話にならないでしょう。きちんと作って、正しく使用していけば、余程のことがない限りは大丈夫のはずなんだ。」
<でも事実、事故が起こっているわけだし>
「原発が危険というならば、停止していても、稼動していても、どっちにしても危険なんだ。同じことだよ。停止するなら廃炉にしなくては。そのためには、ものすごいお金がかかる。日本の電力会社はすべて破綻してしまうよ。原発の資産価値をゼロにした途端に債務超過になってしまう。で、電気代値上げと言ったら、それはそれで皆さん、猛反対するでしょう」
<脱原発に向けて、長期のスケジュールは立てているのですか>
「もちろん、立てる必要はあるさ。だから有識者で検討している。だけど、世界経済も日本経済もこんな状況で、どう軟着陸させていくか、なんて簡単な話ではないさ。まずは、とにかく、お金がない。だから、増税が必要なんだ」
<なんだって、日本はこんなに借金まみれになっちゃったんですか?>
「難しいね。必要なことをしようとしたらお金が必要だった。でも、お金がない。だから国債を発行した。この繰り返しだ。その結果、1000兆円もの借金を持ってしまった」
<増税したら、皆が節約して、結局、税収は増えないんじゃないですか>
「そうかもしれなし、そうじゃないかもしれない。法人税を増やせば、企業は海外に行ってしまう。所得税にしても高額所得者にさらに高税率で課税したら、きっと、金持ち達は日本から出て行ってしまうよ。消費税が一番、ハレーションが少ないんだよ」
<オスプレイの配備だって、ひどい話ですよね。あれだけ事故を起こしたヘリをなぜ、日本が何百億円も購入しなければいけないんですか?>
「まあ、米国には逆らえないんだよ。米国債も買わねばならない。原発だって、米国から指示が出ているんだ。軍事費だってそうだ。米国にとっての日本の価値は、金をもっていることだけなんだ。米国はね、味方にすれば心強いけど、敵にしたら怖いんだ。原爆2個も落としても、それを正当化しちゃうんだからね。イラクへの侵攻だって見たでしょう。
私の首だって、簡単に飛んじゃうんだ。角さんもやられちゃったし」
<日本は米国の支配下から逃れることはできないんですか?>
「露骨にするのは難しいね。中国やロシアと接近して米国を牽制するか、もしくは、スイスのような永世中立国をめざすか」
<どっちも、よろしいんじゃないですか。政治家の腕を見せてくださいよ>
「日本はね、何もない国なんだ。資源もないし、食料だって圧倒的に輸入に頼っている。ビジネスにしてももし、米国市場を失ったら、大変なことになるよ」
<だから、完全に敵対するのではなくて、ちょっと、自立させてください、みたいな形はとれないのですか?>
「まあ、難しい話ばかりしないで、ドジョウでも食べようよ。頭から骨まで全部食べられるんだ。滋養になるよ。」
<日本酒に変えましょうか?>
「そうだね。日本酒もいいねぇ。冷たいやつ。大吟醸を頼もう」
<ロンドンで日本人が大活躍してますね>
「そうだね。彼らから僕も元気をもらっているんだ。」
:*
もちろん、架空のインタビューでした。
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政治
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東日本大震災が発生して、2年目の夏だ。
大津波が来て東北の街々は破壊され、2万人もの人が亡くなり、福島原発は
破壊され、爆発した。放射性物質は世界中に飛び散り、福島東部は、今でも
居住禁止地帯となっている。
野田総理は、福島収束宣言をして、そして、関西電力の大飯原発を再稼働開始した。
これを福島の人たちは、どう感じているのだろうか?
去年の夏、関東地方は節電の夏だった。地下街も暗かったし、冷房も控えた。
そして、原発停止でも暑い夏を乗り切った。
今年、関電地区では、大飯原発が再稼働したにも関わらず、節電をしているらしい。
エスカレータを止めたり、電気を一部消したり。
窓が開かない高層ビルは冷房を止めるとさすがにきついけど、設定温度を高くすれば
節電ができる。冷房の室外機から出る熱で外はさらに暑くなる。
なにより証拠には、お盆の時期の東京のオフィス街は爽やかだ。自動車も減り、冷房に
よる排出熱と排気ガスが極端に減るせいかもしれない。空はいつもよりも青くなり、
コンクリートからの日の照り返しはきついけど、異常な暑さにはならない。
全国で起こっている反原発デモ。産業界からは推進せよという圧力がかかっている、
というけど、野田は、今後、どうするつもりだろう。
原発再稼働、消費税増税、オスプレイ、どれも国民の大反発の中で、野田総理は
力づくで「国民のご理解をお願いして」、決行しようとしている。
どう理解させようとしてるのだろうか?
ちゃんとした説明もしないで。
防衛大臣にもがっかりだ。田中は論外だったけど、森本さんはもうちょっとちゃんと
データと理論で、つまり、過去にオスプレイが起こした事故の原因が何で、
それがどう解決されたのかの説明を、してくれると思ったのだけど。
最初に結論ありき、なんですね。
*
そういえば、日本には非核三原則というのがあって、核兵器を「持たず、作らず、持ち込ませず」
という基本政策がある、ことになっている。でも実際は、米軍によって核兵器は日本に持ち込まれている。
横須賀にも沖縄にも来ているだろう。ひょっとしたら厚木基地などにもあるかもしれない。
俵万智が、フクシマの放射線を逃れて子供を連れて沖縄に移住した。だけど、基地の島、沖縄
には、当然核兵器がある。核兵器も原発も存在することの危険性はどちらも変わらない。
使用目的が違うというだけだ。
私が1989年にニュージーランドに滞在していたときに、当時のロンギ首相が米国の
核兵器の待ちこみに断固として反対したら、米国から経済制裁を受けた。
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私が大学生のときに、世界に現存する核兵器を使えば、地球を何回も破壊できる、という
ことを知って、愕然としたことがある。うっかり操作ミスなどはないのだろうか、と。
そんなことを心配していたら、友人の学生が
「まじでそんなことを心配してるんですか?」
などと聞いてきた。
**
フクシマ原発事故の後、日本の原発マップを調べたら、日本中原発だらけで愕然とした。
原発から遠いのは沖縄だけだった。
だけど、韓国にも中国にもたくさんの原発がある。
春になれば黄砂が飛んでくるように、中国で原発事故があって、放射性物質が放出された
ならば、黄砂と一緒にいっぱい飛んでくるでしょうね。
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ずいぶん前の話ですが、日本駐在のドイツ人との会話で、私が
「戦後これだけたっても、いまだに米軍が日本に駐留していることを
どう思いますか?」
と彼に尋ねたら、彼曰く
「darさん、米軍が日本にいるのは、日米安保条約に基づいているんですよ。
共産党以外の政党は日米安保に賛成です。だから、いま、米軍が日本に
いるのは選挙の結果なんです。ということは民意を反映しているということです。
それが民主主義なんです」と。
日本の政治家は最低だ!
と、もし、このドイツ人に言えば、
「でも、それはあなたたちが選んだんですよ」
と言われるだろう。
われわれ、一般の日本人は、そんなにも愚かなのだろうか?
それとも、やはり情報操作をされているのだろうか。
ロンドン・オリンピックでのアスリートたちの活躍を見るのは楽しいけど、
こういう時こそ、国民の目がよそを向いている間に政治家がこっそりと
なにかとんでもない法案を通しそうな嫌な予感がする。
要注意だ。
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なでしこジャパンがブラジルを破り、先ほど、男子サッカーもエジプトを破り、
男女ともにベスト4入りを決定した。
いつのまにか、日本のサッカーの水準が上がってきた。
裾野も広がっているのだろう。
みんな、頑張っている。
いいぞ、ニッポン!
日本は、世界トップ水準の国だ。
家の広さと、休暇の長さと、政治の質を除いて。
TVで放映してないスポーツもネットで生中継で見れるんですね。
女子テニスシングルス決勝が始まったところだけど、
シャラポアがセリーナ・ウイリアムスに圧倒されている。
可愛いシャラポアが、ごっついセリーナにやられているのを
見るのは忍びない。
しかし、勝負の世界だ、仕方がない。
世界のトップ・アスリートの活躍を見るのはエキサイティングですね。
肉体も美しい。
動きも美しい。
サッカーの行方とボルトが楽しみです。
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「日本に生まれてよかった」と昨日書いたけど、それが本当かどうかわからない。
そう思いたいだけかもしれない。
8月になって、日本は本格的な夏を迎えた。日差しは強く、気温は時に体温を超える。
それでも土日とお盆を除いては、日本人は働き続ける。
(電車では休暇中の家族連れをたくさん見るけど)
「比較は不幸の始まり」かもしれない。しかし、比較がないと認識ができない。
欧米の顧客とメールでやりとりする機会が多いけど、
「現在、バケーション中です」
「担当者が休暇中で、返事は8月末まで待ってください」
"Have a great holiday!"
などという返事をもらうと、なんとも釈然としない。
米国の小学校は6月中旬から9月中旬まで3ヶ月間、夏休みだ。
3ヶ月!
おそらく、中学、高校、大学もそうなのだろう。
そして、社会人になっても、年間5〜7週間くらい休暇を取る。
よく日本では、「そんなに休暇があったら、何をしたらいいかわからない」
という意見があるけど、そのとおりだと思う。でも、欧米人は、小さいときから
休暇に慣れているのだ。
だから、毎年のロング・バケーションを楽しみにする。
「さあ、何をしようか」
「どこへ行こうかな」
と早い段階から計画を立てる。
1日は24時間。1年は365日。寿命が80年というのは、どこもほぼ同じだ。
しかし、その1/3は睡眠。私の場合でいうと、通勤に日々往復3時間。
食事に2時間半。仕事で8時間。
24時間-8時間(睡眠)−3時間(通勤)−8時間(仕事)-2.5(食事)=2.5時間
2.5時間なんていう時間は、トイレ、入浴、掃除などの時間で消えてしまう。
あとは土日だけだ。
日本は「先進国」ということになっているけど本当なのか?
何をもって先進国というのか。
GDP?教育水準?オリンピックのメダルの数?医療水準?
治安?技術力?
家の広さはどうだろう?
休暇の日数はどうだろう?
先進国中、もっとも家が狭く、休暇が少ないのは日本ではないか?
休暇だけを見ると、日本は韓国や中国と同類であって、欧米と同類とは言えない。
資源がないからしょうがない?
だったら、ニュージーランドだって、資源はない。
彼らは日本人のような所得はないけど、もっとゆったりと暮らしている。
日本の良さはたくさんある。
日本人の良さもたくさんある。
だけど、なにか、ちょっとおかしいのではないか、
と思う夏です。
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昨夜はデートで午前様だった。だから、オリンピックの開会式をライブで見ることはできなかった。
でも、妻がすべて録画しておいてくれたので、ゆっくりと見ることができる。慌てることはない。
11時ころにゆっくりと起きて、遅い朝食を食べた。外は、まさに日本の夏。暑い。
久しぶりにプールへ行った。県営の硬いプールで、帽子着用。浮き輪使用禁止。
50mプールが一つあるだけ。空いていた。
ゆっくりとストレッチをして、25分間、水中を歩いた。
そして、休憩。そして、20分くらい軽く泳いだ。
それなりに陽に焼けた。
休憩していると、近くに10歳くらいの女の子4人がいて、会話が可愛かった。
「今日はお祭りだよね」
「すっごく楽しいんだよね」
「たのしみ!」
「なに買う?」
「あ!わたし、お金持ってくるの忘れちゃった」
「わたしは、さっき、アイス食べちゃったから、もうお金ないの」
妻は、自治会のお祭りの準備で朝と夕方からは不在。夕食は私が作った。
妻が録画してくれたオリンピック開会式を見ながら、お好み焼きを作って食べた。
具材は;
先週煮込んだ牛筋、豚バラ、キャベツ、ネギ、天かす、するめいか、干し桜えび、
小麦粉、出汁のもと、卵、水。焼き上げたお好み焼きに、濃いソース、マヨネーズ、
青のり、鰹節をかけて食べた。美味しかった。
二男もお祭りに行くと言っていたが、その前の腹ごしらえに一個半食べていった。
もりもり食べていったので美味しかったのだろう。
暑い夏の日に、ビールとお好み焼き、たまりませんわ。
(残念ながら写真なし)
さて、オリンピック。
スポーツの祭典なのだけど、国威発揚、商売繁盛の機会として利用されている。
ロンドン・オリンピックでは有名な映画監督が総指揮をとって、30億円(!?)を
かけた。
お金を使いすぎだとは思うけど、なかなか素晴らしい演出だった。どう「大英帝国」
を演出するか。役者はそろっている。ベッカム、エリザベス女王、ポール・マッカートニー、
MR.ビーン。世界に先駆けて産業革命で発展した英国は、19世紀から20世紀に
かけて世界を制覇した。今でも世界の共通語は英語だ。
登場する国々に知らない国が多い。小さな国、最近独立した国。それにしても、国旗の
片隅にユニオンジャックが描かれた国旗が多い。もとの英国領だ。立憲君主で、おそらく
君主はエリザベス女王なのだろう。
かつての大英帝国の繁栄。いまやそれは過去のもの。それでも、英国が誇れるもの
は多い。雨が多く、水が豊富だから、スコッチ・ウイスキーも生まれたのだろう。
保存性もいいし、世界の植民地に運んで飲むことができた。
それにして、日本選手団の服装は、いつもながら悪趣味だ。いくら日本の国旗が白地に
赤だからといって、いつも、白いズボンに赤いジャケットでは芸がないのでは。
どうせならば、浴衣姿で、腰に刀みたいなものをつけて、パッと刀を抜くと、日本の国旗
が出てくるようなマジック的なものはどうだろう。もっと、日本的な何かを服装で表現して
欲しかった。
開会式のフィナーレ(?)はポール・マッカートニー。
アビーロードの最後から1つ前の曲?で始め、「ヘイ・ジュード」を歌った。
これだけ盛り上がる曲はなかなかない。
エリック・クラプトン、ローリング・ストーンズ、エルトン・ジョン、デビッド・ボウイ、スティング、
クイーン、イエス、などなど英国のポップ・ミュージシャンは、キラ星のようにいる。
でも、ポールがここでこの曲を歌って、異議を唱える人はいないだろう。
もし、日本で今、オリンピクを開催したら、どんな人を起用するんでしょうね?
小澤 征爾、坂本龍一、エグザイル、サザン、AKB48、演歌歌手?
地対空ミサイルを何機も配備してテロ対策をしているらしい。
確かに世界中のVIPが集まるのだから、何かがあったら大変だ。
私はナショナリストでもないし、マスコミに扇動されるのも嫌だけど、せっかくの
お祭りなのだから、世界最高のアスリートたちの活躍を期待したい。
ちなみに、本日のロンドン、最高気温19度。
もし、群馬あたり(38度)で開催していたら、大変でしょうね。
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