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今日の午前中、米国の代理店の担当女性がアリゾナ州フェニックスから来社した。フェニックスの気温は39度くらいあり、「日本は寒いよ!」と伝えてあったのだけど、彼女曰く「蒸し暑い!」と。アリゾナは極端に乾燥していて数%の湿度になることもある。基本的に砂漠地帯である。だから日本のような湿度に慣れていないのかもしれない。
彼女は推定67才。離婚した二人目の夫も亡くなり、フェニックスで犬と猫と暮らしている。最近肺炎を患い仕事を休んだりしているらしいけど、そもそも自宅勤務なのでいつ働いていていつ働いていないかもわからない。エクセルもできない彼女が今回はパワーポイントで資料を作ってきたので驚いた。「すごいじゃないの!初めて作ってきたね!」と褒めたら、嬉しそうに照れながら、「字が小さいと見えないから、大きな字で作ってきたの」と。
「お昼は私がご馳走する!」というので、彼女がイタリアンが好きなのは知っていたので、丸の内オアゾの5Fにあるイタリア料理屋を予約しておいた。
午前中の打合せを早めに終わらせ、彼女には一旦ホテルへ帰らせ、チェックアウト、バッグを預けさせて、再会し、昼食に出かけた。2570円の簡単なコース料理だったけど、美味しかった。アマルフィイモデルナというお店。残念ながらカメラを忘れてしまった。
小さなカボチャスープ、サラダなどを含んだ前菜、パン、リゾット、豚肉料理、デザートのシャーベット、コーヒーを食べた。彼女は、リゾットではなくてトマトソース茄子とベーコンのスパゲティと、豚肉料理ではなくて鯛のポアレ。広々としたお店ではないけれど、清潔感のある明るいお店で、OLが多かった。
彼女の娘婿は、米軍の特殊部隊の部隊長だかなにかで先日、オバマから表彰を受けたり、9・11テロのビルの瓦礫をもらったりしたらしい。いわゆるテロ撲滅のために、何度も中東に行ったらしい。40代だけど今年退役して、語学関係のビジネスを始めたらしい。彼はアラビア語ができるらしい。それに退役軍人はしっかりと年金が支給されるとか。
彼女にイーストウッドの映画「アメリカン・スナイパー」の話をしたら、やはり見ていて、「怖いわよねぇ」と。そもそも米軍がなぜ中東へ出かけていかなければならないのか、と言う問題もあるけれど、どうやら今さらやめるわけにもいかないようだし、イスラム国のような存在も出現し、いつまた9・11のような事態になるかもしれないと。
昼食後、それほど忙しくなかった私は、彼女を地下鉄東西線に乗せて九段下駅まで行った。そして、靖国神社へ連れて行った。靖国神社は19世紀後半以降、日本のために外国と戦って戦死していった軍人を祀ってある旨を説明し、しかし、第二次大戦ではA級戦犯をも祀ってあるため、政治家が参拝すると韓国、中国が文句を言ってくる、という話もした。
金髪で青い目の白人である彼女にとって、靖国神社はピンと来なかったかもしれない。
まあ、何はともあれイタリア系移民の祖先を持つ彼女にとそんなことはどうでもいいことで、「随分、政治的なのね」といった感じ。
秋なので菊の花などが展示され、彼女としてはそういうほうが興味深かったようです。なんてったって、アリゾナの植物といったら、サボテンなんですから。
孫のいる彼女からしたら、余生をお金をもらいながら楽しく過ごしたい、といったところか。私も似たような想いになりつつあります。
彼女の新幹線の切符を東京駅で買ってあげて、じゃあね、Good luck!と送り出し、なんというか、ひょっとしたら、これで最後になるかもしれないと思うと、やはり人生は一期一会なんですよね
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村上春樹の自伝的エッセイ『職業としての小説家』(2015年)を買って、読んだ。
これまで読んだ彼のどのエッセイよりも素晴らしく、1ページ1ページめくって読んで行く楽しむを感じ、読み終えてしまうのがもったいないような気分だった。
小説家というもの、小説家になったころ、文学賞について、オリジナリティについて、何を書くか、長編小説について、教育について、登場人物、誰のために書くか、などを真正面から、正直に、謙虚に、しかし、忌憚なく書ききったという感じです。
彼にとってエッセイというものは、ビール会社が作るウーロン茶のようなものだそうですが、ここに書かれていることは、彼がこれまで「いつか書かねばなるまい」と思っていたことをコツコツと書き集めていたものを編集し直して、推敲に推敲を重ねたものです。だから、ランダムなエッセイのようで全体として総体として調和が取れています。
文章は、40人程度の人前で語りかけるような文体です。
カバー写真は荒木 経惟(あらき のぶよし)。かつては、妙に生活感のあるヌード写真などで独特のエロスを表現していました。この写真では、今までのファンタジックな春樹イメージから一転させて、皺があり、髪にも白いものが混じってきた春樹が、真面目に語っているんだよ、といったイメージでしょうか。それでも、この筋肉を見なさい。怠けている老人ではないです。現役としてひたむきに生きていますよ、と。
出版社は、スイッチ・パブリッシング。「MONKEY」などの雑誌を発行している。。「MONKEY」の責任編集をしているのが柴田元幸。アメリカ文学研究者、翻訳家で、昨年まで東京大学教授だった。柴田氏がこれまで村上春樹の翻訳のチェックなどをしてあげていたらしい。
このエッセイの中身も一部は「MONKEY」という雑誌に掲載されたものです。
この本格エッセイをこの出版社から出したのは、村上春樹の恩返しかもしれません。
「どこがいいのかわからない」「あんなの文学ではない」など様々な罵詈雑言を浴びながら、しかも、芥川賞も直木賞も受賞せず、日本で最も売れる作家となり、かつ、世界で最も有名な日本作家となった村上春樹。その彼の35年の軌跡は、運が良かった、とか、才能がある、とか単純な話ではなく、大変な努力の積み重ねでもあります。「凡人」村上春樹がいかにして現在の「村上春樹」となったかがよくわかります。
本書が売れようと売れまいと、私には関係ないですが、私は買って、読んで良かった。
再読したい
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もらって困るロシアのお土産ナンバーワンは・・・・
マトリョーシカ!
いろんな顔があるけど、可愛い顔はなかなかいない。
ひとつひとつ手で描いているらしいですけど・・・。
ロシア土産はどうしよう!?
と悩んでいたのですが、見つけました!
グム百貨店で。
アリョンカちゃん!
手前の二つのチョコレートが、アリョンカちゃん。
妙にリアルな顔の女の子!
彼女には、なんと、ボーイフレンドもいるそうです。
ちなみにその下の大きな箱のチョコは、残念ながらベルギーチョコでした。
ロシアには関係なかった。
え!?
アリョンカちゃんのボーイフレンドを見たいって?
はいはい。
ジャーン!
アリョンカちゃんもなかなかやるね
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なんだか企業の不祥事が続いている。
【東芝】不正会計操作。実は黒字ではなく、大赤字だった。これで株価は大幅下落。損失を出した投資家相手にどう対応するのか。信用問題でもあると同時に、黒字と信じて株を購入した投資家への損害賠償が問題となる。株価は4割近く落ちている。東芝は大会社だ。発行株式総数は42億株。200円下落したとして、42億x200=8400億円の株式総額が消えたことになる。これは大変なことです。今年の春、私の知人は、東芝へ転職したばかりなのですが・・・。
【VW】排ガス試験不正。4-6月期(第2四半期)の決算を発表し、売上高は509億8000万ユーロ(約6兆9842億円)だった。四半期だから、3か月の売上ですからね。いかにでかい企業かわかる。その会社の組織的な不正。これはVWの信用を落としただけでなく、ドイツの信用をも落とした。制裁金については10兆円を軽く超えるとも言われています。VWは倒産するのか?政府が支援するのか?ドイツ経済にも大きな影響を与え、EUにとっても大きなダメージですね。ドイツの顧客が多いので、心配です。
【マンションが傾く】横浜市都筑区のマンションが傾いている。旭化成建材が杭の打ち込みをいい加減にやっていた。コンクリート量もごまかしていたらしい。全棟建てかえなどという話も出ている。700世帯ある。仮に1世帯価格が4000万円とすると売値換算で280億円だ。そうした場合、建て替え中は住民の仮宿も必要となるだろうし、慰謝料も請求されるかもしれない。そして、不正がこの700棟限定なのか、氷山の一角なのか。旭化成は連結で売上1.9兆円、利益1000億円の優良企業だ。それが今後どうなるのか。株価は1250円の高値から750円以下まで下落。発行株式総数は14億株。14億x500円=7000億円が株式総額で減少したことになる。投資家は損害賠償請求できないのか?しないのか?
関係している会社は、三井不動産、三井住友建設、日立ハイテクノロジーズ、旭化成建材。今のところ、日立ハイテクは叩かれていないけど、ならば、彼らの存在は一体なんだったのだろう?ただの無責任な口銭取りか?
三井住友建設にも、旭化成建材にも知人がいる。大変なことだと思う。
巨大企業の不祥事の場合、一従業員が全くかかわりがなくても、結局は様々な不幸が待ち受けているわけで、気の毒です。運としか言いようがないかもしれない。
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カリーニングラード(ロシア)の教会。
中に入ってみました。
プーチンも来たことがあるみたい。
入ったら、教会の内部に入る前に左右に狛犬のように、熊の石像がありました。
初めてみました。
シンプルな教会です。
磔になったイエスの像があったので、カトリックと思います。
イエスの頭の上にINRIと書かれています。
意味わかりますか?
私はてっきり、ロシア語で「イエス」という意味かと思っていました。
しかし、wikiで調べてみたら
INRI は、ラテン語の「IESUS NAZARENUS REX IUDAEORUM」の頭字語であり、日本語では「ユダヤ人の王、ナザレのイエス」と訳される。これは「キリストの磔刑」において十字架の上に掲げられた罪状書きの文であり、磔刑図と呼ばれる磔刑を描いた絵画や、十字架の上のイエス・キリストを彫った磔刑像(crucifix)という彫刻においては、イエスの頭の上に「INRI」という頭文字が記された札・銘板(titulus)が描かれるのが普通である。
ということです。
ラテン語で省略形ならば、わからなくてもしょうがない。
どの磔になったイエスにも同じようにINRIって書かれているんですかね。
これまで注意して見ていませんでした。
モスクワでは正教会(東方教会)が多かったですが、この飛び地のカリーニングラードの
教会は、西方教会のカトリック、だろうと思います。
(ひょっとしたら、東方教会?)
海外に行くたびに「宗教」について考えさせられます。
日本では宗教について語ることをタブー視していますが、
日本にも数えきれないほどの寺や神社があります。
なぜ、現代日本人は、そんなにも自分のことを「無宗教」と
思うようになったのでしょうね。
無宗教国家ならば、こんなにも神社仏閣が日本中にあるわけがない。
誰かが、我々に「宗教はタブーですよ」と刷り込みしているのではないか
などとも私は考えています。
きっと戦後のことだと思いますが。
世界的に見ても、歴史的に見ても、現代の日本人の宗教観は
なにか不自然です。
そんな気がしませんか?
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