最近は、カラオケでエルトン・ジョンのGoodbye Yellow Brick Road(1973年)にも挑戦しています。 大好きな曲です。
「ウーウーウー、アーアーアー」と高音で歌うところが難しいけど、
そこが一番気持ちがいいし、素晴らしい。
しかし、この曲も歌詞が簡単ではない。一体何に、別れを告げているのか?
Goodbye Yellow Brick Road(さよなら、黄昏の煉瓦路)
「Yellow Brick Road」 は、映画「オズの魔法使い」にも出てくる道だそうです。ドロシーが出会った仲間とともに、希望をかなえるためにエメラルドシティに向かう。 その時に通って行く道が「Yellow Brick Road」です。
最初、ドロシーが、どこに行けばいいの?と聞くと、魔女が、「Follow the yellow brick road」(「この黄色い煉瓦道をたどって行けばいいんだよ」)と言い、そこから冒険が始まる。
しかし、この曲における「Yellow Brick Road」の意味はちょっと違うみたいで、お金や出世の象徴である「都会」を意味しているようです。
この歌の歌詞を勝手に要約すれば、
田舎から都会に出てきた若者が、お金持ちのパトロンの世話になって暮らしている。この若者はゲイかもしれない。パトロンはバイセクシャルの大金持ちなのだろう。彼の才能と若さを買って、お金もくれるし、体も可愛がってくれる。でも、僕は、まだ、ブルースを歌うほど年取ってなんかいない。僕には、田舎のほうがあっている。地面に足をつけて暮らしたほうがいい。オヤジの言うことを聞いていたほうが良かったんだ。
この大都会ともさよならさ。あのフクロウのいる森に戻るよ。あなたはこれからどうするつもり?多少は落ち込むでしょうね。でも、僕がいなくなったって、また、誰か似たような若者を捕まえればいいでしょう。
もう、決めたんだ。さようなら、大都会。僕は、あなたの飾り物ではなんだよ。
これもYour Songと同じく、バーニー・トーピンの作詞です。1976年に二人はコンビを解消しましたが、その後、1983年に復活しています。
以下、歌詞(和訳)については、このサイトから勝手に引用させてもらいました。
(大変勉強になりました、ありがとうございます)
When are you gonna come down お前(自分)はいつになったら都会を離れるんだ?
When are you going to land お前(自分)はいつになったら田舎の暮らしに戻るんだ?
I should have stayed on the farm ぼくは 農場にとどまっているべきだったんだ
I should have listened to my old man 親父の言うことを聞いておくべきだったのさ
You know, you can't hold me forever ねえ、きみはぼくを 永遠につなぎ止めておくなんで できはしないよ
I didn't sign up with you ぼくはきみと サイン(契約)を交わした訳じゃないし
I'm not a present for your friends to open きみの友だちに開けさせる プレゼントでもないからね
This boy's too young to be singing - the blues この坊や(自分)はね、まだブルーズを歌うには若過ぎるのさ
(Chorus)
So goodbye yellow brick road だから(都会の)黄色い煉瓦(れんが)通りとはサヨナラさ
Where the dogs of society howl こんな社交界の犬たちが 吠えるところとは
You can't plant me in your penthouse きみはぼくを 豪華高層マンションの飾り物にはできないさ
I'm going back to my plough ぼくは 自分の耕作地に戻るんだ
Back to the howling old owl in the woods なつかしいフクロウが鳴く あの森に戻って
Hunting the horny back toad 背中にトゲがあるイボ蛙を捕まえるのさ
Oh, I've finally decided my future lies ぼくはやっと決心が付いた ぼくの未来は
Beyond the yellow brick road
この黄色い煉瓦通りの はるか向こうに広がっているんだ、と
What do you think you'll do then それできみは これからどうするつもりだい
I bet that'll shoot down your plane きみの自家用飛行機は 撃ち落されるだろう
It'll take you a couple of vodka and tonics それにはウォッカのソーダ割りが二杯必要だろう
To set you on your feet again きみがそこから 立ち直るためにはね
Maybe you'll get a replacement たぶんきみは 代わりの奴を見つけるだろう
There's plenty like me to be found 探せば ぼくみたいなのは沢山いるだろうしね
Mongrels who ain't got a penny 一文無しの 野良犬たちが
Sniffing for tidbits like you - on the ground
鼻をクンクン鳴らしながら きみみたいなおいしい餌(えさ)が落ちてやしないかと 地べたを嗅ぎ回っているからね
(Chorus)
So goodbye yellow brick road だから(都会の)黄色い煉瓦通りとは サヨナラさ
Where the dogs of society howl こんな社交界の犬たちが 吠えるところとは
You can't plant me in your penthouse きみはぼくを きみのペントハウスの飾り物にはできないさ
I'm going back to my plough ぼくは自分の耕作地に戻るんだ
Back to the howling old owl in the woods なつかしいフクロウが鳴く あの森に戻って
Hunting the horny back toad 背中にトゲがあるイボ蛙を捕まえるのさ
Oh, I've finally decided my future lies ぼくはやっと決心が付いた ぼくの未来は
Beyond the yellow brick road
この黄色い煉瓦通りの はるか向こうに広がっているんだ、と
※ come down:文字通り「落下する」とか「落ちぶれる」という意味もありますが、ここでは都会の若者が田舎のことを思って歌っていますから、「大都会を離れる」とか「田舎へ帰る」という意味でしょう。 (飛行機が)「着陸する」といった意味にもなります。
※ go to land:そのままだと「着陸する」とか「眠りに就く」という意味になりますが、「go back to the land」だと「大地に回帰する」とか「農村生活に戻る」という意味にもなりますから、やはり「田舎の生活に戻る」くらいのニュアンスでしょうか。 バーニーの書く詩には、こうした略した表現が多いです。
※ my old man:直訳すると「ぼくの年取った男」ですが「親父(おやじ)」とか「父親」のことです。
※ penthouse:ペントハウス。英国では「高層マンションの最上階にある豪華な部屋」(penthouse apartment というと、豪華なペントハウス・マンション)。他にも「ひさし」や「軒(のき)」や「屋根裏部屋」という意味もあります。
※ plough = plow:「鋤(すき)」の意味もありますが、主に英国で「耕作地」や「田畑」など。
※ old:「なつかしい」とか「昔ながらの」といった意味にとっておきました。
※ horny back toad:直訳すると「背中に角(つの)があるヒキガエル」です。
※ replacement:「後継者」、「跡継ぎ」、または「代替品」。
※ Mongrel:「雑種犬」、「駄犬」。(軽蔑的に)「混血児」。
※ Sniffing :(鼻でクンクン)匂いをかぐこと。鼻を(クンクン)鳴らすこと。
※ tidbit:(一口の)うまい食べ物。
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