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経済力はじめ国力の基礎は長いスパンの「教育」である。
その教育も教育制度も何もない読み書きさえできない国を挙げての
無学な未開の民族がどうしていきなり発展できたというのか。
教育普及率の数字から比較してみても、日本の開国維新以後の日本、台湾、
朝鮮半島、中国の教育普及の雁行現象は、一目瞭然である。
しかし、日本人が朝鮮で教育を普及させたことを認めたとしても、その教有の
目的は「愚民教育」にあると主張するものも少なくない。
なんと非論理的な、ただの言いがかりであろうか。儒教文化圏の愚民政策社会に
教育を普及させたのは、日本の教育熱であることを忘れてはならない。
それは論理で論じられるものではなく、数字で語られなければならない問題でもある。
朝鮮語は、東北、西北、中都、西南、東方、済州島の六つの大方言区分に分かれ、
李朝時代には、言語的にはけっして統一されてはいなかった。
そこで、朝鮮総督府は、朝鮮語を体系化したのだ。
両班は漢文・漢語を中心に、諺文(おんもん)、諺語を排斥、軽蔑していた。
ソウル語を標準語として、漢字、ハングル混じりの文章を体系化したのは、
統監政治以後の日本人言語学者と教育学者を中心とする専門家の努力によるものだ。
台湾の評論家 黄文雄
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