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日本とユダヤ

●終戦直後の1945年9月27日、GHQ(占領軍本部)のマッカーサー元帥を、敗戦国の「王」である昭和天皇が自らの意志で訪問した。当初、この天皇の訪問希望を聞いたとき、マッカーサー元帥は非常に厳しい顔をしたという。しかし、天皇訪問の当日は穏やかな笑顔を繕って天皇を迎えたのである。

「戦争の責任は私にある。自分の事はどうなってもいいから国民を救って欲しい」と天皇が切り出したとき、マッカーサー元帥は跳び上がらんばかり仰天したと、彼の『回想記』には記されている。

「私は大きい感動に揺すぶられた。死を伴うほどの責任、しかも私の知り尽くしている諸事実に照らして、明らかに天皇に帰すべきでない戦争責任を引き受けようとするこの勇気に満ちた態度は、私の骨の髄までも揺り動かした。私はその瞬間、私の前にいる天皇が個人の資格においても日本の最上の紳士であることを感じ取ったのである」(『マッカーサー回想記』より)

●日本人の感覚からすると天皇のこの言葉は、それほど驚くべきものでもない。また、GHQが占領後に「天皇の資産は16億円!」と発表した時も、多くの日本人は驚きもしなかったし、何も感じなかったようだ。ここに日本人と外国人の王制に対する感覚の差があるようだ。
 日本以外のどの国の君主も、民衆から収奪した莫大な財産を持っているが、このような君主は革命や戦争、政変が起きると、直ちに自分の生命の保証と財産の保全を求めて亡命を図る。それは西洋史をひもとけば、過去から現在に至るまで全く常識的なこととして扱われていることが分かる。だからGHQは天皇家の資産を公表して、国民の反感を生み出そうとしたのであろう。

 また、マッカーサー元帥は天皇訪問の意図を「亡命と財産の保全の斡旋依頼」としか考えなかった。その天皇から「自分の身はどうなってもいいから国民を救って欲しい」と聞かされたので、なおさら天皇の自己犠牲的精神にいたく感激してしまったようである。

●天皇に心を打たれたマッカーサーはその後、朝鮮戦争に参加した。彼はこの極東ユーラシア大陸での戦略面での困難さを体験したとき、日本のかつてのアジア侵略を顧みて、「日本のアジア侵略は“自衛”のための戦争であった」という見解を示している。

 で、マッカーサー元帥は朝鮮戦争中、ホワイトハウスと意見が対立して、突然解任されてしまったわけだが、朝鮮戦争最中(1951年)に行なわれた「日本とアメリカとの平和条約締結」という、非常に重要な歴史的セレモニーへの出席も禁じられてしまった。彼は以後、ホワイトハウスの晩餐会にも一度も招かれなかったという。次期大統領の候補にも推されていたかつての英雄は、以外にも寂しい晩年を送っていたのである。

 ちなみにバージニア州のノーフォークにあるマッカーサー記念館には、マッカーサーの遺品や思いでの品々が展示されているが、そのほとんどが日本からの贈り物や日本に関するものであるという。

●ところで、あるユダヤ人が天皇について語った文がある。彼の名はモルデカイ・モーゼ。戦時中にルーズベルト大統領のブレーンとして日本を研究し、戦後の対日処理立案(GHQ政策)にも加わった男である。彼は著書『日本人に謝りたい』という、極めて異例な内容を含んだ本を残している。以下は長くなるが、この本からの抜粋である。

「万世一系の天皇を頂く日本人は幸せである。この万世一系の天皇は、如何なる意味を持つとお考えであろうか。この点では、ユダヤ人が僭越ながら日本人に少々参考になる意見をお聞かせできるかもしれない。日本人からすると、万世一系の天皇といってもピンとこないかもしれない。他にどんな天皇があるのか、と反問されるであろう。だから日本人は幸せだと思うのである。何故か。ヨーロッパの王朝というものはみな混血王朝である。歴史上、しょっちゅう外国から国王や女王を輸入した。しかも王朝の権力が強くなればなるほど、外国からますます輸入するようになる。何故か。王朝の権力を弱める必要からである。国内から昇格させようとすると当然争いが起こり、国内が乱れるのでまずい。その点、外国からの輸入君主は当たりさわりが少なく、しかも飾りものなので、最も有効な方法ということになる。」

「我らの大思想家ジャン・ジャック・ルソーの言葉を思い出して頂ければ幸いである。ルソーは「我もし随意に祖国を選べと言われれば、君主と国民との間に利害関係の対立のない国を選ぶ。しかし現実にそのような国があろうはずもないから、やむをえずその代替物として民主主義国を選ぶ」と言っている。ここに全てが盛られている。ヨーロッパの王朝では常に君主と国民の利害が対立している。しかるに、日本の天皇制は決して利害関係の対立などない。仁徳天皇の「民のかまどに立つ煙り」の故事を説明するまでもなく、利害関係の対立は全くないのである。これこそ君民共治の見本である。」

「ユダヤ人はルソーの言葉を待つまでもなく、長年(2000年以上)このような君主制を夢に描いてきたのである。しかし祖国を持たないユダヤ人は、王を頂くこともできなかったのである。わずかにユダヤ教を“携帯祖国”として持ち、これによって民族の連帯と発展を推し進めて来たのである。キリスト教国では、このような高尚な理想を持った国は永遠に現れないであろうと思う。その点から見ても、ユダヤ人は日本人には及ばないが、一般西洋人よりは優れた民族であると日本人に認めていただければ、はなはだ光栄出ある。(以下略)」

●またモルデカイ・モーゼは『日本人に謝りたい』の中で、「共産主義」はユダヤ人が作り出したものだと言明し、日本を揺るがした美濃部達吉の「天皇機関説」もユダヤ人ゲオルグ・イエリネックによる国家機能弱体化運動の一環であったとか、宮本共産党委員長を育てたのもユダヤのラビ(ユダヤ教指導者)だったとの衝撃的な事柄を記述している(真偽のほどは定かではない)が、その上で、このユダヤの長老モルデカイ・モーゼは、実はユダヤ人は日本を誤解していた、日本こそユダヤの永遠の理想があると言い切り、「日本人に謝りたい」と語っているのである。

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2006/9/6(水) 午後 5:57 みのX

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こんにちは。ありがとです。

2006/9/6(水) 午後 11:19 [ dar*_*hou*_da*k ]


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