時の過ぎゆくままに by ダーリング29号

音楽の話題をまじえたダーリング29号の私小説みたいなもんです。。。(※脚色あり)

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ささやかなこの人生

イメージ 1
                                                                                                                         SIGMA DP2x
 
花弁が散ったあとの 桜がとても冷たくされるように

誰にも心の片隅に 見せたくはないものがあるよね
 
 
 
でも…散った花弁の絨毯はこの上なく美しい
 
 

   

私の小さな人生

イメージ 1
                                                                              Canon EOS 7D   EF70-300mm f/4-5.6L IS USM
 
私が今日まで 生きてきて

何がこの手に 残ったろう

生まれて死ぬまで 私は何をする

お金をもらって 何に遣おう

歩いても 歩いても いつも一人だった

人はおかしな男と言うけれど

私の小さな人生は これからどんなに変るのか



渚のラブレター

イメージ 1

EOS KISS DN + EF-S17-55mm F2.8 IS USM



秋が深くなった

人恋しいときもあるさ

寝られないときもあるさ

お酒が恋しかったり

酔いつぶれてしまいたくなったり

誰かに癒されたいって思ったり

時には強がってみせたり

めちゃめちゃに壊れたかったり

はたまた感傷に浸りたいって思ったりさ

別れた恋人のことを想ってしまうこともあるだろう


それはそれでいいじゃないか

秋は寂しいんだよ



今夜の気分は『渚のラブレター』

 最後の夜だから 少し歩こう 人影まばらな道 二人えらんで
 はじめて逢った頃の気分になれるさ

 恋人同士のよう 肩を寄せ合い 時々くちづけして ヒーロー気取って
 潮風 流れてくる海辺に向かおう 

 口笛吹いたら それがラストのlove letter
 今なら 取り消せる Baby おまえが言ったさよなら

 おまえは 黙ったまま 足音 聞いてる

 最後の夜だから 打ち明けよう 涙を流すおれを 知っているのは
 もちろん おまえだけさ 他には 探せない

 口笛吹いたら それがラストのlove letter
 今なら取り消せるBaby おまえが言った さよなら
 今なら取り消せるBaby おまえが言った さよなら last love letter



こんな夜があってもいいよね


※「ストリッパー」というジュリーのアルバムです
シングルよりもここに入ってるバージョンのほうが好きなのです

taskumamaどの

操作をあやまってうっかり投稿を削除してしまいました 

よかったらもう一度おねがいいたします

たぶんあなたが誰かわかったような…かな

イメージ 1

この原稿はだいぶ前に書いていました。
これを最後に筆が止まってしまったいたんですが。。。
思うところあって、公開しました。




以前、僕のバンドHPの掲示板に『しるびぃ』というHNで書き込みがあった。
「いつかライブを観にいきたいです。タイガースの曲も演奏してくださいね。」という内容だった。
掲示板に書き込むのはダーリングのメンバーや知り合いの方、バンド関係の方が多かったのだけど、
『しるびぃ』とは誰なのか???まったく思い当たる人がいなかった。

数年前、僕の地元黒部でライブをしたとき、花束を4つももらってよろこんでいたんだけど、
そのうちのひとつが誰からいただいたものなのか見当がつかず、ずっと悩んでいた。

すると。。。

その翌年1月に「青春片道切符」のギタリストとして某ライブハウスに出演したときに、
いちばん後の客席に伏せ目がちに座っている女性に目が行った。
「ええっ!まさか!?」と思いながらその女性に「こんばんは」と声をかけてみたら。。。
やっぱり!
高校時代の同級生、ミホコだった。
「あらら、ばれちゃった〜。こっそり観て帰ろうって思ってたのに〜」
「おいおい、何年ぶりかな〜?久しぶりじゃない!」
「高校以来だよね、きっと。でも私はダーリングHPでアリサワくんを見てたから、あんまり久しぶりっていう感じはしないけど。実は黒部のライブも観に行ってたんだよ。アリサワくん、カッコよかったぞ〜!」
僕にはピンときて、試しに言ってみた。
「しるびぃ、素敵な花束をありがとう!」
「えぇっ!分かってたの!?」とびっくりするミホコ。
「うん、いま気がついたんだよ!そうか、あの花束、センスよかったからな〜。
もらった瞬間に気がついているべきだったな。あの感性はまさしくミホコだもんな!」


ミホコは高校1年生のときに同級生だった。隣町から電車通学していて、高校で始めて知り合った。
ミホコのきれいな顔立ちは、澄んだ瞳と爽やかな口元、そして清潔感のある黒髪と相まって印象的だった。
もし当時「ミス桜井高」などがあれば、悪くても「準ミス」には選ばれただろうくらいのきれいな娘だった。
性格もさっぱりとしていて、女子からも男子からも「ミホコ」って呼ばれていた。
さりげなく凛とした感性はまったく厭味が感じられなかった。
そうそう、字もきれいだったよ!

ミホコと僕はなぜか気があって、いろんな話をしていた。
映画の話や音楽の話、まあ、たいていは他愛のない話だったんだろう。
お互いの好きな異性についても、だいぶ踏み込んで話をしてたんだけど、傍からみるとふたりは仲がよくて「豆と人参」状態だったようだ。
(「豆と人参」の意味を知らない人は映画Forrest Gumpを参照のこと)

ある秋の土曜日の放課後、ミホコが1枚のLPを持ってきた。
Bob Dylanの『The Freewheelin’』だ。
「アリサワくん、この前クラスのレクリエィションで『風に吹かれて』を弾き語ってたでしょ。
いいな〜って思って、Bob DylanのLPを買ってみたんだけどさ、『風に吹かれて』以外はわけがわかんなくて。英語もさっぱりだし。。。」
ミホコは数学に関しては天才的だったが、英語は苦手だった。僕とは正反対だ。
「でも、このLPジャケット見てよ!カッコいいよね!これだけでも買ったかいがあるかも!って思ったの。」
「おお〜、確かにいいね!デザインというか構図もいいけど、ふたりの表情がいいね!」
ジャケットはBob Dylanと当時の恋人が腕を組んで、雪の残る寒空のニューヨーク裏通りを歩いている写真だった。
「ねぇ、アリサワくん、ふたりで『フリーウィーリン』しようっか!」
「ええぇっ?何を言うんだよ!」
「いいから〜、ちょっとやってみようよ!」
ミホコは僕を生徒玄関脇の姿見の前まで連れて行って、僕の左腕にしがみついてきた。
「!!!」
僕は面食らった。
もちろん初めて女の娘と腕を組んだことも面食らった要因だけど、たぶん。。。ミホコの胸の存在を左腕に感じたから。。。赤面した。たぶん血圧も200くらいにまで上がっていただろう。
「もう少し顔を肩に押し付ける感じかな。ほら、アリサワくんはポケットに手を入れてね。はい、はにかんで下を向いてね〜」
ミホコはLPジャケットを見ながら僕をリード(?)した。
僕の心臓はそれまでにないくらいの鼓動をうっていた。
その『フリーウィーリン』をどのくらいやっていたのか、数秒間か、あるいは1分間くらいか。。。
その間、確かに時は止まっていた。
そこに生徒指導部のY先生が通りかかって一喝!
「おいっ、お前ら何をやっとるんだ〜!?」
僕とミホコは笑いながら顔を見合わせ、その場から急いで走り去った。

デートらしきことは1回だけあった。
今はなき富山市公会堂に「かぐや姫」のフイルム・コンサート(!)を観に行った。
ただし、親友のヤスシと3人で行ったので、学校以外でミホコと2人っきりになったことはなかった。
ヤスシは憎めない口調でいつも言ってた。
「お前らそろそろ本当につきあえよな!本当は俺なんか邪魔ものなんだろ!親友をダシに使うもんじゃないぞ。」
「うぅん。。。でも。。。オレ、ダメなんだよな。。。」
ヤスシは僕の言葉が何を意味しているかわかっていた。
もちろんミホコとも何でも話をする仲だったので、彼女もちゃんと理解していた。
「まったくよぉぉぉ〜しょうがないやつ!!!」
僕はしょっちゅうヤスシに呆れられていた。

2年生になるとミホコは理系に、僕は文系に進んで、別々のクラスになった。
僕は年下の『憧れの君』と付き合いだしたこともあって、ミホコともだんだん疎遠になっていった。
ミホコとはたまに廊下ですれ違っても簡単な挨拶しか交わさなくなった。
卒業する頃にはほとんど顔をあわせることもなくなっていった。

ミホコは高校卒業後、地元の国立大学へ進学し、県外で就職したと人伝に聞いた。
数年に1回ある同級会にも来たことがなかった。


「こいつさ〜酔ってくると必ず『ミホコはどうしてるかな?』とか『ミホコはどこに住んでるかな?』なんて言ってたんだぜ〜!」
真冬の居酒屋でヤスシの調子のいい声が響いた。フイルム・コンサート以来の3人でのデートだった。
「だいたい1年に1回は言うよな〜!それに、オヤジになっても親友をダシに使うし!」
「おい、やめろよ!」僕ははにかみながら、ヤスシに言った。
でも。。。僕の代わりに僕が言いたいことを言ってくれるヤスシ、オヤジになってもお前はいいやつだ。
「だからあのとき、『つきあえ!』って言ってたのに!こいつ、今じゃ独身になってしまったし。人の忠告を聞かないからな〜」
憎まれ口を叩いても憎めないヤスシは調子にのって続けた。
「いつだったか、『ミホコってきっと結婚してるよな。。。』って言ってたよな!」
「アリサワくん、残念でした〜2児の母で〜す。でも上の娘はアリサワくんと同じ誕生日なんだよね、笑っちゃった。」
そう言ったミホコの瞳が。。。少しだけ潤んだような気がした。
僕はミホコを愛しく思った。。。

駅までの帰り道は雪が一面を覆っていた。
しばらく無言で歩いていると。。。あの秋の日に時が止まったことを思い出した。
今夜の状況もBob Dylanのジャケットに近かった。
「ねえ、これって。。。」と僕が言いはじめたら
「『フリーウィーリン』だよね〜!やっぱり同じこと考えていたんだね!」とミホコが微笑んだ。
相変わらず澄んだ瞳が印象的だった。
ミホコは僕の左腕にしがみついてきた。胸の感触もはっきりわかった。
「あれ?もう少し顔を肩にくっつけるんだっけ?」
「オレはポケットに手を入れるんだよな〜?」
再び時が止まった、あのとき以来。。。
数秒後か、あるいは数分後か。。。ヤスシの声が聞こえた。
「お〜い、お前ら何をやっとるんだ〜!?」
(お前は生徒指導部のY先生かよ〜ぅ!!)
条件反射的に、僕とミホコは笑いながら顔を見合わせ、小走りで駅に向かった。

電車を待つ間、ミホコは伏せ目がちに口を開いた。
「高校2年でクラスが別々になってから、廊下ですれ違ったときにアリサワくんに言いたかったことがあるんだ。」
「うん。。。何を言いたかったか今ならわかるよ。。。」



静寂が時を追い越していった。



そして。。。ミホコは乗客もまばらな終電で嫁ぎ先に帰っていった。

僕には。。。雪がしんしん降る音だけが聞こえた。

ヤスシは僕が酔いつぶれるまでつきあってくれた。
その夜ほど「オレは『バカヤロウ』だ。」って思ったことはなかった。

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