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◇◆◇グラウンド◇◆◇
「何にもいないけど…?」
しかたがなく来てみれば何もいない白線が画かれたただのグラウンドだ
「?…!おいあの門から魔物が!」
「なっ何故こんなに…学校は疎か国には魔物が寄り付かないための結界が張られているのに!」
「かお!!今はそんな事よりこいつらを倒さないと!!」
「くっらえー!!オニオンボム!!」
「くっ・・・きりがない…」
「何でこんなに現れるの!?近くに魔法陣でもあるわけ!?」
「そうかもしれねーな!!」
「じゃあ誰かみてきてよ!!」
「はぁ!?ピースケ馬鹿!?こんなに魔物いるのに誰かが見に行ける訳無いでしょ!?まぁ空飛べるっていうなら別だけどね!!」
「待て!下の白線をよくみてみろ!」
里帆の一言に皆が一斉に下を向く。
下の白線は、普通よりも変に複雑にひかれており明らかに不自然だった。
「これは・・・一部結界の力を弱める魔法陣のようです・・・」
原因が分かったので消す作業に入った。
「あたしが魔法で消しちゃうよ♪・・・清らかな水よ、すべての悪を洗い流せ!スプ
ラッシュシャワー!」
サパァァアアン
雨のように水が降り注ぎ、白線は消えた。
魔物は泡になって消えていった・・・。
「・・・ふう、よかった」
「しゅしゅしゅしゅ・・・よくみやぶったでしゅね・・・」
「・・・!またお前か!シュッシュ星人!!」
「な!?なんでしゅかそのアダ名!?」
「しらねぇ!今思いついた!」
あおいのいきなりの言葉に相手も驚いたようだった。
「しゅしゅ・・・まあ、私を止めたくば バクヤ城にくるといいでしゅ」
バクヤ城とは 可憐奈 志乃原(かれんな しのはら)姫が住む国の中心の城だ。
バクヤ城は国のすべての中心であり、国のなかで一番高い建物だ。
だが、学園からは森の中を歩かなくては城には着けない。
「なんでそんなところに・・・?」
「!!まさか!?あなた!」
「しゅっしゅっしゅ・・・」
「よーし!じゃあ行こう!!」
「えぇ幼女がいないのに?」
「…薫ー潤が拒むよー」
「潤さん?今はこの国の危機なのですよ?」
潤を説得しようとする薫。
「そーだよ?それに今行かなきゃ国中の幼女が死んじゃうかもしれないよ!?」
「おい!!何してんだ早く行くぞ!!」
幼女がからむと変わる潤くんでした
「ここかあ、トリシラ森。」
木々がおいしげり、日があまり差し込まない森にはまさに魔物のいそうな雰囲気をか
もしだしていた。
「先に進んでみよう、そうしないと城につかない」
潤が幼女のために全員を先導する。
その時 ガザっ!
「!?」
「ま、魔物!?」
みんながすぐに武器を構え、戦闘態勢にはいった。
魔物と思い、息を殺していると
「アッへへへへへ・・・・」
「な・・・」
「なに・・・?」
目の前にはふんどしをはいた男が出現した。
「アヘヘヘ」
奇妙な笑い方をするふんどしの彼、普段の海パンだけの葵よりも酷いものだ
「何こいつ…キモッ」
1番に言葉を発したのはドS自爆ペン士こと辺詩愛実だ
「ふ、ふんどしだけなど破廉恥な!!」
「普段の海パンだけの人よりよろしくないよ!?露出魔ですか!?」
「め、目のやりどころに困るので服を着て下さい!!」
っと女性陣より頂いた言葉
「アヘヘ ふんどしは男の命たるもの!外すわけにはいかないアヘ!そして上に何か
着るのも駄目アヘ!」
両手で見えないようにする薫。
怒って赤面する里帆。
露骨に嫌そうな顔をする愛実。
怒っている莉帆。
「ぼ、僕ふんどしは恥ずかしくて・・・無理だよぅ・・・;」
「俺だって無理だ。これは男して恥さらしだと思う。」
「海パンのが男の命だっつの!なめんなこらぁ!」
男性陣も文句の連発だ。
ゆうすけも赤面し、潤はしらけている。あおいだけが反抗していた。
「あっ・・・あの、海水パンツも目のやり場に困りますから・・・あの・・・今は制
服を着てくださっているのでずっとそのままでお願いします・・・///」
「ぬ・・・?いやいや薫さん、それはいけません。水泳男子たるもの、海水パンツは
常に装備していないと!」
「・・・え?あ、はぁ・・・な、なら仕方ありません・・・よね」
「いや、薫サン?そういう問題でもないと思うヨ?」
「とにかく私はふんどしがそんなに大事とは思えないわ!!」
「僕もその意見にさんせーい!!」
「俺もーやっぱ海パンだろ」
「それはどうかと思うぞ?」
「お前は等は何もわかってない」
ふんどしのまわりかり良くないオーラが漂っていた
「アヘヘ・・・まあふんどしの良さのわからないやつとは一緒にいたくないアヘ」
「それは僕たちの台詞、君と一緒にいるなんてこっちから願いさげだって」
そういってゆうすけ達はふんどしから避けるように離れて行った。
「・・・・・・で、さぁ」
莉帆がポツリ
「なーんでアンタがついてきてるのかなぁ!?ふんどしマン!!!」
「アヘ?だってここ魔物多いし」
「一緒にいたくないんじゃなかったっけ?」
「細かいことを気にするとハゲるアヘッ」
「(怒)うざい殺すうざい殺すうざい殺すうざい殺すうざい殺すうざい殺すうざい殺す…」
「怖いから!!」
莉帆は呪いのように連呼した…
「無駄口叩いてないで行くぞ!!」
幼女が心配なのか急かす潤。
すると目の前には魔物が
「ぅわぁ!!いっぱいいる!!」
驚きに声をあげたゆうすけ。
皆は急いで戦闘体制にはいる
「まぁ頑張れよアヘッ」
「は!?戦いなさいよ!!」
自分は非戦闘キャラだと言うふんどしの少年にいちいち突っ掛かる莉帆
「そんなやついいから戦え!!」
魔物を倒しつつ話しかけてくる潤。
「い、言われなくたってやるわよ!!」
「怒られてやんのアヘッ」
挑発するようにふんどしが話しかけてくる
「あぁーもぉー!!!!」
「いちいち気にするな!!」
大人な意見(?)の里帆の言葉を聞いて心を無にしようとする者一名
「皆さん大丈夫ですか!?」
援護をしつつ話し掛ける薫
「もう、いらいらするなー!!・・・天より怒りの魂、降りそそきたまえ!メテオスウォーム!!」
怒りの余りに上級魔法を繰り出す莉帆。 それに一同驚いたようで
「TP・・・大丈夫なの?」
「気にしない!!」
「でもこれだけ多くの魔物を倒すにはそのような大技のほうが効率が良いですね。・・・光の矢、悪なるものを貫け!ホーリランス!!」
「では全力で戦おう、体力もTPも気にすることではない!円翔武!!」
みんなが奥義や上級、中級魔法を繰り出し、魔物の数も減った。 そして気を抜いてしまった。
その時だった
「ふぅ・・・」
「ゆうすけ!後ろ!!!」
「っえ・・・」
シュバッ・・・!
何か音がした。
ゆうすけが切られた音か、逃げた音かみんなは目を瞑っていて分からなかった。
恐る恐る目を開けてみると なんとふんどしがゆうすけを助けていた。
さっきの音は、ふんどしの移動する音だったらしい。
ふんどしは魔物の持っている剣を素手で受け止めていた。
「はっ!?何こいつ!!めっちゃカッケーし!!」
っとプールについてる仕切りっぽい長いやつを振り回す葵
「不覚にも一瞬カッコイイと思ってしまった…」
と薙刀を地面に差立てた里帆
「ちょっ二人とも大丈夫!?」
二人の心配をする愛実
それにつられるように
「そ、そうですよ!お怪我はありませんか?」
と心配する薫
「ぼ、僕は大丈夫…」
「俺も大丈夫だアヘッ」
二人とも無事のようでホッとするメンバーたち
「ったく、心配かけさせないでよね…!」
少々怒りつつも二人を心配した莉帆
「ゆうすけちゃんと回りを見ること、油断しないこと。学校でも習っただろ?」
少しお説教をする潤であった
「ほらちゃんとふんどしに御礼言いなさい?」
とゆうすけに言う愛実
「うん!ありがとうふんどし!!」
「まぁあの速さについていけたのは俺ぐらいだからなアヘッ」
「お礼を言ってもこの態度、むかつく・・・」
感謝はしているが態度にイラっときた莉帆。
「魔物を一息ついた、早く城に向かうとしよう」
里帆が言い、みんなも頷いた。
また歩き出すと、またふんどしがついてきた。
(なんでついてくるんだ・・・?)
(さあ・・・まったく・・・一人じゃ戦えないんじゃないの!?)
小声で会話する莉帆と愛実。
いつの間にか道には光が差し込み、出口が近いことが分かった。
「出口だぁ!」
「城にやっときたな・・・しかしでかいな」
はぁ、とうっとりして溜息を吐く女性陣。
「ここにあの変な人がいるんだね・・・」
「よし、行こう!」
こうしてみんなは城に向かって走って行った。
―――― 第一章――― −-完-−
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