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雑記帳

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東日本大震災のその後

あの日から初めて東北地方太平洋沿岸に行ってきました。
今回は仕事があって、宮古に行ってきました。
実は午後からの仕事だったんですが、午前中に海岸周りを一目見ておこうと早く着くように移動してきました。

周辺地図:赤字番号と矢印は掲載写真の撮影場所と撮影方向
イメージ 4


宮古駅前は整然としており、その周辺も大地震や大津波などなかったように見えました。
実は、宮古駅は海岸から1キロ以上内陸にあり、少し海から上っているので、津波もちょうど駅ぐらいまでしか来なかったそうです。

駅前でタクシーに「津波の様子を見ておきたいので、海岸回りを1時間程度で回ってください」とお願いしました。非常にいい運転手さんで、いろいろと説明してくれならば、町を回ってくれました。
最初の一言は、「もう1年半経ってそんなには残っていないですよ」でしたが・・・

駅から出発して、河口の方に向かいます。

駅の回りはそもそも被害が少なかったこともあり、普通に見えました。
駅前の銀行の角に、「ここまで津波が来た」ことを示す道標がありました。
新しい建物もあり、いくつも住宅らしい建物が新築中でした。
しかし、だんだんと下って行くと、商店が閉まっていたり、家ごとなくなって駐車場になっているところが目立ってきました。一部の商店は再興を諦めたようでした。

河口近くまでくると、防潮堤が見えました。高さは4メートルほどありますが、テレビでこの堤を越えて町に流れ込む黒い水を見た記憶がよみがえりました。下の写真は、河口近くにある市役所付近のその防潮堤の上から外洋のほうを見たものです。前方を塞ぐように位置する半島のせいで、近隣の地区と比べると少しは津波の被害が小さかったと聞きます。

写真1:河口付近から外洋方向を望む
イメージ 3


この写真の左の先が漁港となります。海岸通を漁港のほうに走ると、だんだん家がなくなって、原っぱになってしまいました。しかしよく見ると、家の基礎のコンクリートが見えます。運転手さんが、「今はこういうふうに草が生えてきているので原っぱのようですが、草が生える前は何ともいえない景色でしたよ」と言っていました。

(この辺りで写真を撮らないとという気持ちもありましたが、状況の圧倒されてカメラを向けることをためらってしまいました)

漁港に隣接する住宅街は、防波堤もなかったために、全部の家が流されたようです。数百メートル四方の集落が一瞬になくなってしまったことが、今でも信じられない気がします。10メートルの津波の威力はすごいものです。海岸線に小高い場所があり、そこの10メートルあると思われる場所にも、下のような津波の到達を示す道標がありました。

写真2:小高い丘の上の津波到達を示す道標
イメージ 2


漁港の近くを車を走らせながら、
「実は、ここの私の家があったんです」
と教えてくれました。当日は、タクシーの勤務中で、家族の方々もそれぞれ仕事などで屋外にいて、その自宅にはいらっしゃらなかったそうです。津波のどさくさで離ればなれになって、ようやく安否を互いに確認できたのは、3日後のことだったそうです。
もと家があったところは住宅の建設が禁止されており、もう家は建てられないそうで、現在も仮設生活だそうです。

幹線道路にある大きな交差点の信号も、動き出したのは3ヶ月後だったとか、ヘドロの匂いと健康被害も問題になっていたとか、いろいろと教えていただきました。

その後、宮古の名所の「浄土が浜」に行ってきました。尖った岩に松の木が生えており、海岸や岩は白く、美しい景色でした。しかし、ここにも10メートル級の津波が襲ってきたそうです。観光客用の大きな建物(2階建てだが、10メートル近くある)が近くにありましたが、2階の天井ちかくまで津波に飲まれて、新築1年ほどで立て直しとなったそうです。

写真3:浄土が浜
イメージ 1


「でも、自然のものはまったく傷んでいないんですよ」
と運転手さんが言っていました。家とか堤防とかの人造のものは津波で壊され、流されましたが、浄土が浜などの自然の景色は全く変わっていないのが、人の力と自然の力の関係を示しているようでした。

最後に車を降りるときに、
「こういうふうに、気にしてもらえると少し安心します。まだまだ復興にはほど遠いのに、だんだんと世間からは忘れ去られているようで心配に感じることもあります。」
と語ってくれました。

昨年の観光はまったくダメだったそうです。しかし今年は、JRなどが力を入れてくれて、かなりにぎわってきたと喜んでいらっしゃいました。

また、機会を見つけて他の地方も見に行きたいと思います。やはり、見てみないと実際のところは理解できませんから(見てもまだ十分には消化しきれないところはありますが)

春はあげぽよ

【枕草子(現代誤訳)←】
春はあげぽよー↑ だんだんテンション高まるぅー↑ 
夏は夜があげぽよー↑ 月とか蛍とかいい感じでめっちゃパーリナイ↑ 
秋は夕暮れがあげぽよー↑ 鳥とか虫とかマジパネェ↑ 
冬は早朝があげぽよー↑ 雪とか寒さとかはいいんだけどぉー、火桶の灰はさげぽよー↓ 

私のような世代に知れた頃には、もう流行語ではなくなっているのだろうけど、これはおもしろい。
名作なので、取っておくことにしました。訳者は誰なんだろう?


ここで、用語解説^^

あげぽよ:気持ちが高揚(アゲアゲ)している状態。「ぽよ」は特に意味はなく、「なんとなく」「可愛いから」つけているらしい。

パーリナイ:party night 宵祭り

マジ:「真面目に」の略。

パネェ:程度を強調する言葉「半端ではない」が変化したもの。

さげぽよ:気持ちが落ち込んで(サゲサゲ)いる状態。

被災者への救援

イメージ 1

私の町にも、福島から避難してきた人が増えてきました。
町の体育館などが避難所として使われています。ツイッター情報で、物資の提供が依頼されると、かなり集まるようで、「もう足りました」のコメントも出ます。
そんな中で、「物資を持って行ったが、ボランティアの態度が悪かった」などのコメントが流れています。予想されることは、大量の物資の提供に処理能力が足りていないのだろうと思います。

人間には、ある意味では無理なことですが、神が人にくださる「無償の愛」のつもりで、被災者を救援しましょうよ。物資を持って行ったから、喜んでほしい、ほめてほしいというのは、自分が気持ちよくなりたいから援助しようとするものなので、厳密には動機が不純です(ちょっと言い過ぎかもしれませんが)。ボランティア活動をしたから、認めてほしい、喜んでほしいというのも、同じです。

最初から、見返りを求めずに、皆が援助すれば、うまく活動できる気がします。
もちろん、一言かけてもらえると、活動のための大きなエネルギーとなることはまちがいないので、一言かけられるようにしたいと思いますが。

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