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自閉症スペクトラム症(ASD児)の子どもの場合、触られるのを嫌がることも多いです。
ある6歳のASD児のお母さんは、
「私はこの子を抱っこしたい。でも全然させてくれないのです。私は、この子に愛されていないのかもしれない。子どもを愛し、子どもに愛されている実感を、この子を抱っこすることで感じたいんです。でもいつも拒否されて、私は母親としての自信がなくなりました。」
と、嘆かれているお母さんがいました。そのお母さんに対して、
「お子さんは、抱っこされると痛いと感じているのだと思います。だから、抱っこするときは優しく、毛布や布団にくるんで抱っこしてください。それと同時に、お風呂上りなどにベビーローションなどを使って優しくマッサージしてください。そうして、触られるときに痛いと感じる感覚を、だんだんと変えていきましょう。最終的には優しくマッサージされると気持ちよくなるようにしていきましょう。」
とアドバイスをしました。
ASD児の場合、触覚過敏があるために、赤ちゃんの時から抱っこされると痛いと感じて抱っこを嫌がる子がいます。その子たちは、本当は抱っこしてほしいと思っているようですが、痛みのためにできないようです。ですから、優しくオイルやローションでマッサージすることで、新しく触覚刺激を心地よいと感じる神経伝達のバイパスを作っていく必要があります。新しく神経のバイパスができると、触られたり、抱っこされたりするのを好きになっていきます。
先ほどのお母さんも、私を信じてマッサージを続けた結果、半年後には抱っこができるようになりました。
ASDの子どもたちが抱っこを嫌がる理由の一つに、触覚過敏がありあます。本当は抱っこしてほしいのに、痛いから嫌というケースがあります。ですから、乳幼児期、小学校低学年まででしたら、ローションを使ってのマッサージをする。毛布やバスタオルでくるんで抱っこすることをお勧めします。
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