自閉症児の父・ときどき臨床発達心理士

自閉症児きいろの父。発達障碍の子どもたちの療育をしています。

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新学期

 新学期になって、娘は小学一年生をとても楽しいく過ごしているようです。その一方で、末の息子は、少し疲れ気味です。

理由

保育園の先生が変わった。年少さんが入ってきた。(とっても張り切っている。けれど本人の能力を超えている様子です。)保育園から帰ってくると少し怒りっぽくなっています。
妻が仕事を始めたので、延長保育を利用するようになった。
姉と保育園に行けなくなった。→さみしいのだろう。
家で一人で遊ぶ時間が少なくなった。
親に時間的、精神的余裕が少なくなった。
保育園で精いっぱい頑張っている。

心と体の体力がもう少しついてきて、慣れてくれば大丈夫だと思いますが。

今気を付けていることは、

少しわがままを聞いてあげること。
しっかり抱っこをする。
一緒に楽しく遊ぶ。

明日は何して遊ぼう

ピカピカの一年生

 娘が小学校に入学して一週間以上過ぎました。娘は今のところ順調に小学校に通っています。そして小学校が終わった後、民間の学童保育ドリームに行っています。娘はこのドリームに行くことがとっても楽しいようです。少人数の学童保育で、近くいグランド上がり、原っぱがあり、空き地がり、そうしたところで楽しくお花を摘んだり、鬼ごっこをしたり、と気の合う一年生と二年の女子たちで仲良く遊んでいるようです。

 保育園に年少で入園したときには滑舌が悪く、あまりしゃべらなかった娘ですが、それが今ではとてもおしゃべりになりました。そして友達や、学校の先生、ドリームの先生と毎日楽しくすごいしているようです。たぶん小1プロブレム起こすことなく楽しく一年生をやっていくのではないかと思います。親の手から少しずつ離れ、自分の世界を作り始めているようです。少し寂しいい部分ではありますが・・・。

 自分の子どものころを思い出すと、学校が終わってから暗くなるまでずーっと遊んでいたなあ。たぶん当時の僕よりも楽しく充実した毎日を過ごしているようでうらやましいです。

 彼女を見ていると、人生ってとっても楽しくて時間がいくらあっても足りない。もっと遊んでいたい、もっといろんなことをやりたい。そんな充実して時間を過ごしているようです。

 うらやましい。

 でも、ぼくはぼくで楽しい時間を過ごしていますけれどね。

味覚過敏

 
またまた我が家のことですが、妻と一番下の年少の息子が味覚過敏のようです。
 
クリスマスの時のことですが、妻と一緒にワインを飲もうと思い、白ワインを用意していたのですが、味がだめということで飲みませんでした。
 
妻の作る料理は、九州出身のせいもありますが、薄味です。それもかなりの。それでもそれなりの年月を経て、いろいろなものを食べてきているので、日常生活に困るということはありません。
 
その一方で、息子の場合、豚肉、鶏肉、牛肉、ウインナーもダメでした。好きなのは白身のお魚、マグロの刺身。野菜は本当に何も食べませんでした。
 
まず、豚肉の味がきつかったようです。最近になって食べるようになりましたが、お肉よりもお魚がすきです。
 
でもそれ以上に困ったのは、歯触りに対する感覚が敏感なことでした。繊維のある野菜は全く受け付けず、さらにはジャガイモも嫌いでした。好きなのは、昆布、わかめ、ヒジキです。2歳のころは、わかめと昆布ばっかり食べていました。その一方で果物は好きでよく食べます。
 
彼を見ていて思うのは、歯触りに敏感な子がいるということです。
 
ある日、担任の先生が「はる君って、ジャガイモ嫌いなんですね。でも頑張って食べましたよ。実は僕も苦手なんです。ジャガイモのあのザラザラ感が苦手なんです。」と伝えてくれました。
 
そうなだ、ざらざら感が苦手なんだ。フライドポテトがすきだったので、ポテトは好きだと思っていたけれど、実はジャガイモは苦手だったんだ。
 
息子の偏食について、保育園に上がる前にはあまり対策はしませんでした。その理由は、保育園、幼稚園でお友達と一緒に給食を食べていると、いつの間にかいろいろなものを食べられるようになるからです。
 
息子も、保育園で11か月たち、かなりのものが食べられるようになりました。その大きな理由として、お友達がおいしそうに食べていること、先生が上手に促してくれること、そして、好きなおかずやごはんやパンをお代わりしたいことが挙げられます。
 
最近は家でも嫌いなキャベツやジャガイモなども食べられるようになってきました。
 
味覚過敏からくる偏食は、幼稚園、保育園、家庭で連携を取りつつ、ゆっくりと進めていくことが、楽しくご飯を食べながら、直していくことができるようです。

聴覚過敏

私の妻は、ひといちばい敏感な人です。
「ひといちばい敏感な子 エレイン・アーロン著」を読んで確信しました。一緒に生活をしていると、様々なところで感じます。
 
例えば、音楽を聴いていると、音が大きいと耳が痛くなる。不機嫌になる。音の圧力を感じているようです。
また、子どもたちが大きな声で話していると、機嫌が悪くなります。これは想像ですが、音の圧力を感じて、とてもつらいようです。ですからテレビの音も小さめ、BGMも小さめです。僕もその生活に慣れてきたせいなのか、大きい音にたいしての閾値が低くなっているようです。
 
健常と呼ばれている人の中でも聴覚過敏の人・児がいます。幼稚園では、避難訓練のサイレンに強く反応する子どもたちがいます。また、お部屋の中での子どもたちの歓声が苦手という子もいます。
 
避難訓練のサイレンが怖くてしばらく幼稚園に通えなくなる子も時々いるようです。また、お部屋の中での子どもたちの声はとても大きくて響いてきます。ですから、朝の会の時など、その大きな声が嫌で、お部屋に入れない子どもたちがいます。特に年少の最初のころに多いです。多くの子どもたちは、生活の中である程度慣れていきます。
 
幼稚園、保育園の年少さんぐらいだと、どうしてお部屋に入れないか、よくわかっていない子もいます。大きな声が嫌だと分かっていても、そのことを言葉で先生に伝えることが苦手な子たちもいます。ですから、お部屋に入れない子がいれば、「声が大きくて嫌だからお部屋に入らないの?」と聞いてあげることが大切です。そして、無理のないように時間をかけて、大きな声に慣れるのを待ってあげるのが重要です。

触覚過敏 2


 
自閉症スペクトラム症(ASD児)の子どもの場合、触られるのを嫌がることも多いです。
 
ある6歳のASD児のお母さんは、
 
「私はこの子を抱っこしたい。でも全然させてくれないのです。私は、この子に愛されていないのかもしれない。子どもを愛し、子どもに愛されている実感を、この子を抱っこすることで感じたいんです。でもいつも拒否されて、私は母親としての自信がなくなりました。」
 
と、嘆かれているお母さんがいました。そのお母さんに対して、
 
「お子さんは、抱っこされると痛いと感じているのだと思います。だから、抱っこするときは優しく、毛布や布団にくるんで抱っこしてください。それと同時に、お風呂上りなどにベビーローションなどを使って優しくマッサージしてください。そうして、触られるときに痛いと感じる感覚を、だんだんと変えていきましょう。最終的には優しくマッサージされると気持ちよくなるようにしていきましょう。」
 
とアドバイスをしました。
 
ASD児の場合、触覚過敏があるために、赤ちゃんの時から抱っこされると痛いと感じて抱っこを嫌がる子がいます。その子たちは、本当は抱っこしてほしいと思っているようですが、痛みのためにできないようです。ですから、優しくオイルやローションでマッサージすることで、新しく触覚刺激を心地よいと感じる神経伝達のバイパスを作っていく必要があります。新しく神経のバイパスができると、触られたり、抱っこされたりするのを好きになっていきます。
 
先ほどのお母さんも、私を信じてマッサージを続けた結果、半年後には抱っこができるようになりました。
 
ASDの子どもたちが抱っこを嫌がる理由の一つに、触覚過敏がありあます。本当は抱っこしてほしいのに、痛いから嫌というケースがあります。ですから、乳幼児期、小学校低学年まででしたら、ローションを使ってのマッサージをする。毛布やバスタオルでくるんで抱っこすることをお勧めします。

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