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東北道の計測の補完記事ですので、前後の線量についてはそちらを参照してください。
※資料映像が冬のものですが、計測自体は2011年秋に完了しています。 4往復・計8回の計測データを元に記事を作成しています。 【白石市について】 北の高線量地帯終点となる境界線は宮城県の白石ICの手前あたりです。 高速道路上での線量は白石IC手前でガクンと落ちますが、その前の国見SAでは車内計測値0.4μSv/h以上ありますから、高い放射線量であると言っていいでしょう。 白石に入ったばかりの山間部です。 福島県から宮城県白石市に入っても山を抜けるまでは線量が高くアラームが鳴りっぱなしです。 IC手前でようやく0.12μSv/h程度まで落ちます。 白石IC付近の屋外空間線量ですが、降りて測ってみたところTERRAが0.17μSv/h、Radi0.20μSv/hでした。 帰りにもう一度検証してみました。 国見SAと白石ICの両区間の差はおよそ18kmほどあり、福島〜宮城県境に山があります。 その山に近づくとどんどん線量が上がり、山を下った所(国見SA)で一気に0.4μSv/h超えです。 やはり今回も山がポイントです。 福島第一原発で吹き上げられた放射能が山でせき止められ、宮城県に行かず国見に落ちたのです。 しかし一部、山を越えた放射能が白石に着地したと見るべきでしょう。 【一関市について】 東北取材の足掛かりとして、いつも宿を利用しているのが一関市です。 武田先生が「一関市は放射能で汚染されている」と発言したことから風評被害を受けたとされます。 (記事中ではご丁寧にマップまで作って女川の話までされているので、後で女川にも行きます。) 実際どうなんだと測りに行きましたら、手前の金成PAで屋外線量を測りましたところ見事にアラームが鳴りました。しかし肝心の一関市に向かうと数値は下がります。おかしいなと何度か東北道を往復してみたところ、どうも手前にある宮城県栗原市の山の頂上付近が高いことが分かりました。 ここは車内でもTERRAで0.17〜0.19μSv/h、Radiは0.299μSv/hを表示します。栗原市も山を過ぎれば一気に線量が下がり車内で0.09μSv/hほどです。やはり山ですね。 問題の一関市の車内空間線量は0.13μSv/h前後、屋外の空間線量はTERRAが0.15〜0.17μSv/h、Radiが0.18〜0.20μSv/hほどです。 どうやら栗原市にある山にぶつかって落ちた放射能の影響が、少なからず一関市にもあるようです。これは一関市にお住まいの方も栗原市の方が高いとおっしゃっているので間違いないでしょう。 と言っても、車で何日も一関市を走りましたが、関東のような数字は出てきませんよ。どこを走っても0.09〜0.12μSv/h程度で、一番高いのが千厩地区で車内計測0.14μSv/hほどです。これはTEERAもRadiも同じ数値でほとんど変わりません。ったく…ちゃんと測ってんのかよ、先生方よ? 【結論】 つまり、こういうことです。福島から出た放射能が白石市・一関市のルートに向かって飛び、手前の高い山に囲まれたオリフィス状の地形に落ちた。落ちたのはそれぞれ国見・栗原地区で、そこから漏れた放射能の影響はある。しかし山間部はともかく町の中は大きな被害はないです。これは計測しながら走ってみればすぐに体感出来ます。 @wehackさんに図解を作って頂きました。ありがとうございました。 放射能ってね、目に見えないだけで雪と同じような感じです。雪は日本海側から雲がやってきて、山にぶつかって雪を降らせますよね。で、ほんのちょっと吹き抜けたものが関東にやってくる。放射能も同じような降り方をします。山間はびっしりですよ。 |
瓦礫・放射能
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