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今回は県道36号線から南下して(といっても山を越えて)、川内村の居住制限区域を通ります。
現在の川内村の原発20km圏の避難解除準備区域と居住制限区域の位置関係はこうなっています。
川内村は山間部にあり、県道36号線と居住制限区域以外のほとんどが国有林などの山となっています。
今回は赤いルートで示した、貝ノ坂荻線を中心に見ていきます。 (楢葉側の峠など一部、Googleマップにない道も通ります。) 川内村の線量報告(県道36号線〜国道399号線)はこちらへ。 県道36号線から五枚沢地区を通って山道を越えますが、落石や倒木などがそのままです。
居住制限区域はこの山の向こう側にあります。
途中で水を集めている所がありました。
これは林の中の雨水を集めているみたいです。
こちらは木を伝ってくる水を集めているようです。
おそらくこれは落ち葉を集めていると思います。
しばらく山道を越えて、ようやく谷間の集落に辿り着きました。
ここは川内村の居住制限区域にある、貝ノ坂です。
向かい側の山を拡大してみると、山の上に大きな仮置場が見えます。
ここから沢山のダンプカーが頻繁に出入りしています。
色々な所が除染されています。
ここはフキノトウが沢山でるようです。
除染の後がかなり綺麗になっているのが分かります。
今回はこの貝ノ坂・荻線を中心に見て、可能な限り脇道も通ってみます。
貝ノ坂の道路上の線量は約1.5μSv/h前後です。
川内村は既に除染が終わってますが、とても綺麗に除染してあります。
俺が今まで見た中でいちばん奇麗に除染してあると思います。
この近くに水芭蕉が咲いていました。
綺麗ですね。今まで見たどの水芭蕉よりも感動です。
なんとここには小屋がありまして…
ヤギたちがいるんですよ。
子ヤギもいます。
吉沢さんに教わった方法でヤギを呼んでみます。
なんと、隣のヒツジたちまで出てきてしまいました。
実は、この子たちは、全頭殺処分を言い渡されましたが、飼い主の吉田さんが処分せずペットとして飼育してるものです。もしかしてですが、川内村の、この地域だから許されたことかも知れません。 ちょっと周囲を見渡してみますと…
動物の足跡が。場所によっては掘り起こした跡もあります。
土手の斜面にスイセンの花が咲いてるのを見つけました。
綺麗なスイセンですね。
すると、俺たちの声を聴いて一匹の猫が走りよってきました。
とても人懐こくて可愛い子です。俺たちにしきりに撫でて欲しいと訴えていました。
立入禁止区域などを取材していていちばん辛いのが動物に会うことです。
きっと人間が帰ってきたと思ったのでしょう。
残された動物が人間に会って最初に要求するのは餌でもなく水でもなく、寂しくて撫でて欲しいというものです。
この猫は俺たちが帰るまで後を付いてきて、ずっと鳴き続けました。
「ごめんな、必ずまた会いに来るからな。」そう言い聞かせて立ち去るのが本当に辛かった。
動物たちのいた坂道を上がり、楢葉方面へ向かいます。
また一山超えると小さな集落がありました。ここも貝ノ坂です。
綺麗な段々畑です。
川内村はどこへ行っても綺麗な清流が流れています。
道草を食いすぎたので先を急ぎます。
ここにも落石がありました。
真っ直ぐ行くと楢葉町だそうです。
しかしこれ以上は行き止まりのようです。
無理に進みましたが、車がガサ藪に埋まってしまいました。
ここからは徒歩で調査をしましたが、道路は大体1.5μSv/h程度でした。
貝ノ坂のヤギの地点まで引き返し、再び貝ノ坂・荻線に出てきました。
ここにモニタリングポストがあります。
表示は0.670μGy/hになっています。
Radiの数値はこれくらいですが、測ってる物も違えば、仕組みも単位も違います。
まして数メートル離れれば線量は変わってきますので、あくまで目安に過ぎません。
写真で伝わるかどうか分かりませんが、本当に綺麗に除染されています。
山もほとんどこんな感じで、はげ山に近いです。
目印になる物がありませんが、荻に到着しました。
除染後の畑道はおよそ2μほど。
それにしても美しい村です。
どこまで行っても綺麗に整備されています。
貝の坂・荻線の道路上の空間線量はおよそ1μ前後です。
道のすぐ脇に神社を見つけました。荻分校跡とあります。
ここの空間線量は3μオーバーですが、すぐ近くに民家もあります。
このまま荻ダムまで行ってみますが、ここにも落石。
山を登れば倒木…
ここから先は国有林ばかりなので引き返します。
この周辺の空間線量は2μ前後です。
また貝ノ坂・荻線を引き返して、県道36号線の五枚沢まで戻ります。
記事追加:2014年4月27日 特別宿泊が認められた荻地区にひっそりと咲く枝垂桜を見つけました。 しかし貝ノ坂にも荻にも人影はありません。 「花は愛でられてこそ喜ぶもの。こんな綺麗に咲いてるのに、誰も見てくれないのでは可哀想。せめて私たちが撮っていきましょう。」ジェニファーさんに促されて、俺も車を降りました。 またいつの日か、この地に人が戻り、桜を楽しむ時がくるように祈っています。 |
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