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というわけで前回の続きです。ウランの町、岐阜県土岐市に来ました。 日本地質学会 日本の自然放射線量の地図によると中部地方〜西日本は花崗岩の影響で線量が高く、特にウラン鉱床のある岐阜県南部は地図上で赤く塗りつぶされています。 日本地質学会 花崗岩類からの放射線量では、それについてこのように述べられており、果たしてそんなに花崗岩やウランの影響が高いのか、地元土岐市の我々としては大いに疑問のあるところ(花崗岩の一番の放射線源はK40です)。では、さっそく測ってみましょう。 まず最初に岐阜県で最も線量が高いと思われている東濃鉱山(ウラン採掘場)に行ってみます。 地図上のいちばん上にある日本原子力研究開発機構です。 国道19号線から河合山手方面へ上がっていきます。 坂を登るにつれて少しずつ線量が上がっていきます。 東濃鉱山に向かう途中で車内線量がピークを迎えます。 車内ではこのあたりがMAX。では車から降りてみましょう。 なるほど…しかし驚くほどではありません、これについてはまた後ほど。 あっけなく目的地に着きます。 ここは岐阜県土岐市にある東濃鉱山、日本原子力研究開発機構東濃地科学センターです。 ここは既に閉山した、かつてのウラン採掘場です。 東濃鉱山入り口の空間線量率は、およそ0.07μSv/hほど。 では更に奥へ進んでみましょう。 こちらで行き止まりになります。 ここの入り口の空間線量率は0.08μSv/hほど。 やはり線量は同じくらい。 特にすることもないので山を降りますが、この辺には民家もあり人も住んでいまして。 車内の空間線量は実はこんなもんです。 では実際に、東濃鉱山内の空間線量がそれほど高いのか見てみましょう。 東濃鉱山環境放射線モニタリング情報 (こちらは色々メニューを見てください) 東濃鉱山における放射性物質濃度等測定状況について(平成25年度) 1.東濃鉱山周辺監視区域柵外周沿い放射性物質濃度等測定地点及び測定結果 2.周辺監視区域柵外周沿い放射性物質濃度等測定地点及び測定結果(PDF) 3-(2)東濃鉱山放射性物質濃度等測定結果(平成25年度) 5-(3)東濃鉱山周辺の自然放射線の推移 ↑ただし元になっている※1:我が国における自然放射線分布の測定(PDF)は実態に合っていません。 日本地質学会 日本の自然放射線量の地図と日本における地表γ線の線量率分布(PDF 5ページ目)の実測による自然放射線量を見比べると、花崗岩によるKの影響が明らかに課題評価であることが分かります。 自然放射線関連は参照する地図や論文によって値が大きく違います。なるべく実測してみて実態に合ったものを選ぶことをお勧めします。 実際に土岐市にはウランが沢山あるのかというと、こちらのブログを見て頂ければ分かると思います。 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 結晶美術館 東濃鉱山の最後 じゃあウランてどんな感じに出るのか?知りたい人はこちらの動画を見てください。 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ ウラン鉱床の調査 岐阜県編 なるほど素人が闇雲に掘ってもウランなんて滅多に出ないことが分かります。 最後に岐阜県の環境放射線測定結果について(公式)を見て頂ければ、岐阜県はかならずしも線量が高いと言えないことが分かるかと思います。 もともと土岐市は焼き物の町で、だんだん焼き物で食べていけなくなってリニアモーターカーの話が降ってきた。しかし決まったものの何十年も話が進まない、現実には意味のない話として地元土岐市の経済活性化には繋がりませんでした。そして突然ウランの町として脚光を浴び鉱山を掘るものの、結局ウランは出なかった。 その後、学園都市構想などもありましたが実現せず、結局焼き物で食べていくしかないのね…ということになり、今は焼き物の観光業を充実させようとしています。 土岐市といえど、そこらじゅうでウランが出たら大変ですよ。みんな家だって建ててるし、井戸だって掘ってるんです。そんなにウランが出てたら汚染されて大変なことになってますよ。 次は土岐市の町中の空間線量を報告します。 |
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