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いよいよ本番の塗装です。これで全てが決まります。絶対に失敗は許されません。そのため準備は万全にして、慌てたりしないように注意しましょう。
■用意するもの■ ブラックベース マジョーラベース(アンドロメダ2) シンナー クリヤー ハードナー スプレーガン(メイジ・ファイナー、デビルビスFAN) ストレーナー ツナギ・保護具 エアーガン ■理想とする環境■ 塗装ブース ドライヤー付きエアコンプレッサー 強制乾燥機 気温20度付近 湿度70%付近 危険物第四類乙種免許 ツナギの下は全裸推奨(ゴミ防止のため) ■注意事項■ 静電気による発火に注意 勘違いしてる人がいますが、エアブラシでは塗れません。自動車用スプレーガン推奨です。 ■作業開始■ 絶対に保護具を着用してください!くれぐれも事故により目など負傷しないように。 まずはカラーベースの塗装からです。マジョーラはカラーベースがブラックですので、このベースを薄くするために黒Wiiを選んでいます。今回は特別に高分散型の高漆黒性ブラックを用意しました。シンナー希釈は100%が推奨です。それ以上希釈したほうが塗りやすいですが、溶剤分が多いとABS樹脂にダメージを与えてしまうかも知れないので100%固定がいいでしょう。溶剤テストは前回の一号機の時にやっているので今回はパスします。塗料密着のメカニズムの一つとして、この溶剤の溶解力によるスタックを期待します。溶解力が強すぎると旧塗膜を破壊するのでNGですが。 パーツのひとつひとつを丁寧にシリコンオフで綺麗に脱脂します。ここで手油などが付くとNGです。 シリコンオフを除去しゴミを綺麗に吹き飛ばしてください。もちろん身体じゅうのゴミも全部です。徹底的にチリやホコリなどをなくしてください。 塗装作業中は一人で撮影出来ませんので写真は少なめです。まずはブラックベースをバラ吹きしてハジキがないことを確認し、艶を出して2回塗ります。このときゴミが付着したら、ゴミの除去からやり直します。今回は塗装の紹介なので中研ぎはしません。塗り終わったら一度乾燥させます。指で押しても指紋が付かないくらいまで乾燥させてください。 次はいよいよマジョーラベースの塗装です。今回はコスモコレクションの「アンドロメダ2」を使います。こいつはクロマフレア顔料のシアン・パープルと言って、正面がシアニンブルーで斜めがパープルになる色です。 こいつを10回ほど塗装します。塗れば塗るほど発色が鮮やかになりますが、塗膜が厚くなるとパネルが組みつけられなくなったり、クリヤーを吸い込んでグロスが低下したりします。Wiiだとおそらく10回くらいが限度ではないでしょうか。薄く均等に丁寧に塗り込んでください。途中ちゃんと乾燥時間を入れ、塗膜が中膿みしないように注意してください。当然たくさん回数を塗りますから、それだけゴミも付きやすくなります。ゴミの付着には細心の注意を払ってください。 ただしフロントパネルだけは10回も塗ってはいけません。 このWiiの文字を透かせるためにギリギリの膜厚で止めてください。 ベースの塗りあがりはこんな感じです。こいつをしっかり強制乾燥させます。乾燥機がない場合は自然乾燥でもいいですから、しっかり完全に乾燥させ塗膜内の溶剤を飛ばしてください。ここで乾燥が足らないとクリヤー塗装後にブヨブヨしたりします。 さあ最後のクリヤー仕上げです。これの塗り肌で全てが決まります。今回は気温の関係上、口径の大きいガンを使用し、シンナー希釈を上げてしまったため、結果的に薄膜仕様になってしまいました。流さないように細心の注意を払って塗装します。 これもバラ吹きをしたあと、艶を出してまずは1回塗ります。いきなりドカ付けしないように。特に側面を流さないように注意してください。 乾燥するまでしばし休憩です。本当は一気に塗り上げたいところですが、中膿みを避けるためしっかりセッティング時間をおき2回目を塗ります。 2発目を塗り上げました。これはしばらく乾燥させたあとの画像です。 下処理のお蔭で表面の平滑性もまずまずです。 Wiiの文字もちゃんと残っています。まだまだ塗装したばかりで額縁っぽくなっていますが、完全に乾燥すると落ち着いてくると思います。このフロントパネルだけは磨けませんから、出来るだけ完璧に塗る必要があります。 ここからすぐには強制乾燥させず一晩放置(オーバーナイト)してください。季節によっては強制乾燥時に表面乾燥が早まり、塗膜内に溶剤が残る可能性があります。いい物を作りたいなら、じっくり時間をかけることです。 それでは次回は磨き工程の記事になります。 |
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2011年09月23日
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それではいよいよ塗装前の最終準備、マスキングにいってみたいと思います。慣れない人は根気のいる仕事かも知れませんが、一日一個のつもりで、気持ちを落ち着かせて丁寧に頑張りましょう。
■用意するもの■ マスキングテープ細・中・太 ハサミ カッター 爪楊枝など ■作業開始■ フロントパネルのマスキングからいきます。足付けの時はマスキングしませんでしたが、塗装時は裏面に塗料が回り込むためマスキングが必要です。出来る所だけでいいですから、丁寧にピッタリするようにマスキングしましょう。浮いていると剥がれたり破れたりしますので、なるべくちゃんと貼ってください。 こんな感じに貼ります。前回、一号機を塗ったときにはローディングスロットをマスキングで塞いでしまいましたが、あれはNGです。スロットとマスキングが塗料でくっついてしまうため、必ずスロットに沿ってテープを貼り、穴を塞がないでください。 本体のほうもマスキングしていきます。こういう接続部分を塗装してしまうと塗料の厚みで接続できなくなりますので、しっかりとマスキングしてください。 私はシリアルナンバーのある底部は塗装しませんので、ここまでマスキングをします。 上側もですね。カッターや爪楊枝などを上手く使い、綺麗に貼ってください。このマスキングが下手だと出来上がった時の見栄えが悪くなります。 面倒ですが裏面もやります。もし万が一、裏面に入った塗料カスが基板にくっついて不具合を起こさないとも限りません。ただしファンの排気口はマスキングしないでください。塗料で穴が塞がってしまいます。 こういう細かい部分も頑張って貼ってください。私はこれに30分費やします(笑)。 さあ、ようやくマスキングが完成しました。 いよいよ塗装台のセッティングです。やり方は個人の自由なので、あくまで参考程度にしてください。 こんな風に台を作ります。 両面を接着できるようにテープで細工します。 上にパネルを被せます。浮かせて塗るためにこうしています。 手で触るといけませんから、清潔な布で押さえて固定します。 これで準備OKです。 次はいよいよ塗装です。 |
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黒Wiiマジョーラ塗装(下処理編〜その1〜)の続きです。
洗い終わったら綺麗に乾かします。 マスキングテープを剥がして細部の手入れをします。爪楊枝を用いてラインの中にあるゴミを取り除いてください。乱暴にしてはいけません、ここも塗料ですので丁寧にお願いします。 どうしても取りきれない角などは慎重に針などでお願いします。絶対にパネル表面に傷を付けないように。 表面処理が終わりました。だいぶマットな仕上がりになっています。 次は上部パネルやフロントパネルの準備です。 このように塗装したくない所や傷を付けたくない所を丁寧にマスキングします。焦ってはいけません、一日一個でもいいのです。ひとつひとつ丁寧に時間をかければかけるほど綺麗に仕上がります。 足付け前のマスキングはこんなものでしょう。 フロントパネルはスカッフソフトのみで足付けします。ここは細心の注意を払って丁寧にしてください。力強く擦りすぎて白い文字を消さないようにお願いします。この白文字は使いますので。 中までは足付けしなくて構いませんが、角の部分は行ってください。ここは開閉する場所ですから。 こんな風に全部足付けして終了です。 次はいよいよマスキング編にいきます。 |
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それでは分解したWiiパネルの研ぎ出し〜下処理の解説をします。ここからは車の修理をベースに解説しますので、道具もそれ用の物となります。
基本的に研磨の仕方を解説しますが、研磨する目的は 1.傷を取り平滑にするため。 2.塗料の密着を良くするため。 の2つになります。 塗料を密着させるメカニズムは、表面積の増大と塗膜の活性化・化学的なアンカーエフェクトによるものだとされていますが、実際にはまだ全てが解明されていません。PPを研いだら塗料がくっ付くかっていうと、くっ付きませんからね。 ■用意するもの■ 当て板 耐水サンドペーパー#2000 スカッフソフト(またはスコッチブライト) 台所用研磨剤 爪楊枝 ■作業開始■ パネルの傷や表面の凹凸除去するため、当て板と耐水サンドペーパー#2000を使って研磨します。 その前にまず手を綺麗に洗ってください。これから本体パネルを研磨し表面に傷を付けますので、その傷に汚れや手油を付けないように細心の注意を払ってください。研磨した傷に汚れが入ると完全には除去できません。そうなると後々不具合の原因になりますので、絶対に汚さないようにしてください。これから毎回説明はしませんが、何か作業を始める前には必ず手を洗うようにしてください。 耐水ペーパーの裏に、当て板をこのように当てます。 そしてこのように折りたたんでください。 パネルと耐水ペーパーに水を付けて表面が平らになるように研磨します。あまり一か所だけ力を入れすぎると表面が凸凹になりますので、均等に力を加えて研磨するようにしてください。 少しずつ乾かしては傷が取れているか確認しながらやります。 周囲に研磨を広げ均等に均します。ここは慎重に丁寧に行ってください。凹凸があると塗装や磨きのときに苦労します。ただしパネルの側面は研磨しないでください。いちばん面積の大きな所だけでいいです。 終わったらエアーガン等で水を吹き飛ばし、表面の傷の具合を確認します。(エアーガンがない場合は乾燥した布で拭き取り、陰干ししてください。)傷が全部取れて表面の凹凸が隅々までなくなっていればOKです。 乾燥したあと、シリコンオフで綺麗に脱脂しましょう。 シリコンオフを乾かしているところです。 研磨前のパネルと比べると、こんなに違います。表面に細かい傷で研磨されていることが分かります。 最初に剥がしたゴム足の両面テープのノリが残ってないか確認し、残っていればよく落としてください。そのままにしておくとトラブルの元です。 取り除きました。ドライバーで付けた傷が見えますが、これはゴムで隠れます。 量パネルとも研磨し終わったら、塗装したくない部分や傷を付けたくない部分をテープでマスキングします。 このような部分ですね。上部パネルの中は塗らない方が良いでしょう。ちなみに私はシリアルナンバーのある底部も塗装せずマスキングします。しかしそれだと縦置き専用になってしまいますので、横置きにしたい方はシールを犠牲にして底部も足付け・塗装する必要があります。 マスキングが終わったらスカッフソフトの#1000番以上で足付けしていきます。塗装はこういう角が命です。剥がれるときは、こういう角から剥がれますので、キッチリ足付けを行ってください。 こういう段差の中もきちんと足付けしましょう。面倒ですが時間をかけてひとつひとつ丁寧にやってください。万が一もう一度分解するとき、プラスティックの蓋と一緒に塗料まで剥がれてしまってはいけません。それから注意しておきますが、外した蓋やゴム足の裏の両面テープは粘着力の弱いものに交換しておいてください。再分解時の塗料剥離を防ぐためです。 こういう角の中も足付けしておきましょう。ついでに説明しておきますが、先程、パネルの側面は耐水ペーパーで研磨しないように言いましたが、それはこの文字も研磨してしまわないようにという意味でもあります。 それでは下処理の仕上げです。スカッフソフトと台所用研磨剤を使います。本当はウォッシュコンパウンドを使用するのですが、不当に高い金額を要求されます。なんで洗剤が何千円もするのか分かりませんが、そんなもの使わなくてもこれで十分です。 今度はWiiパネル全体を(側面も含めて)洗剤を付けて丁寧に足付けします。マスキングしていないところは全部です。 終わったら綺麗に洗いましょう。 黒Wiiマジョーラ塗装(下処理編〜その2〜) へ続く |
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前回の記事に引き続き、Wiiの分解を続行します。
最後はメイン基板の取り外しです。このフィンを止めている4本のビスを外します。 するともう基板が外れますので、必ず手袋をして基板に指紋が付かないようにして取り外してください。金属部分に指紋が付くと酸化の原因にもなりますし、拭き取っても落ちなくなります。 外したネジは刺さってた部分に戻してテープで固定しましょう。 このスポンジみたいなやつの場所も覚えておいておいてください。(修正:済みません、スポンジ横だったって教えて頂きました。皆さんご自身で確認してください。) ようやくバレました〜汗。 ざっとこんな感じになりますね。組むまではパーツを失くさないようにしっかり管理してください。 基板は汚さないように柔らかいもので包み、大事にしまっておきましょう。 さてこれで終わりではありません、フロントパネルの分解がまだです。 裏返して配線を外していきます。一応、配線を通すルートを写真を撮るなどして記録しておいてください。 配線はここまで外せばOKですので、あとはネジを外していきましょう。 ネジを外したらスイッチ類のストッパーが外れます。 スイッチ類を取り外していきましょう。 あとは順番に残ったパーツを外していくだけです。ガイド部とインジケーター… クリアパーツを外して… 付いていた通りに被せておきます。 ネジも固定しておきましょう。 こんな感じにまとめておけば分かりやすいでしょう。 以上でWiiの分解は終了です。次はいよいよ塗装前の準備に入ります。 |
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