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結局その小学校に津波は来ませんでした。
俺の家にも幼馴染の家にもギリッギリ津波は来ませんでした。 でも、地元の半分は津波で飲み込まれて全て無くなりました。 本当に、びっくりするくらい何にもないです 俺が会うはずだった友達のSは津波に流されて亡くなりました。 今思うと、Sは家で俺が来るのを待ってて流されたのではないかと思うんです。 俺がお前の家に行くなんて言わなければ、Sは家を離れて避難してたんじゃないかって そう思うとなんか本当にやりきれなくて、俺があんなこと言わなければってずっと後悔しかなくて 当たり前ですけど、未だに後悔が消えません 俺が死なせてしまったのではないかという気持ちが消えません その他にも中学の同級生が6人、高校の同級生が3人、祖母、親戚が亡くなりました。 本当に、全員のご冥福をお祈りします。 それからさっきも書きましたが1週間ほど小学校にいました。 電気もないガスもない水もない食料もない状態。 もちろんトイレも流れないです。 ガソリンもないから車でどこかに行くこともできない。 正直その1週間をどうやって過ごしたのかはっきり覚えてないんですけど、確か自衛隊の方達が水や食料を届けてくれました。 あと水道が使えるという家が数件小学校の近くに建っていたので、避難していた人達みんなでその家に水を貰いにいったりしましたね。 あーもちろんありましたよ、食料の奪い合いとか水の奪い合いとか、買い占めとか。 もちろん、"大人"の。 呆れますよねほんと(笑) 小学生の子でさえ、小さい子にお菓子をあげたりしているのに。 コンビニやスーパーはまず無かったですね、品物が。 ガソリンも1日並んだだけじゃ買えません。 並んで、整理券を貰ってまた次の日並んで、じゃないと買えませんでした。 食料も朝早くから並ばないと買えなかったっすね。 弟と幼馴染と幼馴染兄さんと毎日色んなところに並びまくってました。 あ、弟と父さんのこと書くの忘れてた。 弟と父さんには地震の次の日に避難所で会えました。 姉2人は関東に住んでるので問題無し で、食料の話に戻りますが とりあえず水とカイロと電池とカップラーメンを買いまくりました。 あ、買い占めじゃないですよ! 1人何個まで、1家族何個までっていう個数が決まっていたのでその上限の個数を4人で買って、俺と幼馴染の家族で共有してました。 あと見ててすごい大変だなって思ったのは、赤ちゃんがいる家族。 粉ミルクとか紙オムツって消費量ハンパないじゃないですか。 でも粉ミルクや紙オムツは大体1家族1個までって書いてあるんですよ。 1家族1個で足りると思いますか? 赤ちゃんが2人以上いる家族だったらすぐ無くなりますよね。 そしたら、スーパーの前でダンボールを持った女性が3人(多分全員友達同士)立ってたんですよ。 そのダンボールには 『粉ミルク、紙オムツ、その他赤ちゃんに必要なもの代理で買います』 って書いてありました。 素直に、この人達すげーなって思った。 まだ地震から1週間くらいしか経ってなかった時ですよ? 自分の生活さえ危うくて何の状況の進歩も無い中で、他人のことを考えられるなんてすげーなって。 その人達のおかげで赤ちゃんに必要なものを買えていた家族がいました。 そしたら次の日、そういうダンボールや紙を持った人が増えてたんですよ。 人の繋がりとか助け合いってこうやって増えていくんだなって実感しました。 ほんと人ってすごいね^^ ライフラインはとりあえず1ヵ月以上復旧しませんでした。 水はすぐ復旧したので、発電機使って風呂には入れてました。 トイレも流れました。 でも電気とガスはかなり遅かったですねー 夜は真っ暗で、だから自然に寝るのも早くなって。 あのときは20時に寝て6時くらいに起きる生活をしてましたね 遺体安置所には本当にたくさんの遺体がありました。 俺がいった遺体安置所は、棺に遺体が入ってました。 お葬式とかでよく見るあの木の棺です。 小窓があって、それを開くと顔が見えるあの棺。 棺の上にはそのご遺体の情報と、その時身に着けていたものなどが置いてあります。 1つ1つ、小窓を開けて顔を確認して身内や友達を探しました。 様々なご遺体がありました 顔や体が綺麗なままの遺体 顔の損傷が激しく、判別ができない遺体 腕など体の一部が無い遺体 正直、吐き気がしました そういうのはドラマや映画などでしか見たことがなかったから、本当に衝撃を受けた。 この人たちはいつ、どこで流されてしまったのか どれだけ辛かったのか どんな気持ちだったのか この人の家族は生きているのか 生きていたら、この人を探しているのではないか ご遺体を見てるとき、そんなことしか考えられなくなって涙が止まりませんでした。 無事身内と友達は見つかりました。 でも見つからなかった人達は毎日この場所にきてたくさんのご遺体を見なきゃいけないんだと思うと、本当に……なんて言えばいいか分からない。言葉にならない。 未だにご家族が見つからない方いますよね。 未だに身元が分からない遺骨ありますよね。 本当に本当に早く見つかってほしい。 家族の元へ帰ってほしい。 本当にもうそれだけですね。 行方不明の方も未だに1万人以上いますよね。 本当に、早く見つかってほしい。 ここからは俺自身の意見っていうか、言いたいこと。 よく 「自分なんかが生きていていいのか」 「あの人が生きて、自分が死ねばよかった」 って言う人いますよね。 俺も思いました。 なんで俺が生きて、あいつは死んだんだよって思いました。 なんで死ぬのが俺じゃなかったんだって思いました。 代わってやりたかったとも思いました。 どうせきれいごとだろって思う方もいると思います でも本当なんです 本当に、本当に代われるもんなら代わってやりたかった 大切なものは無くしてから気付くってよく言いますよね 本当にその通りです 家族がそばにいること 学校に通っていること 友達がそばにいること 自分の家があること 自分の故郷があること 生きていること それが当たり前だと思わないでください いつ失うか、いつ無くなるか分かりません それは突然やってきます 当たり前だと思わないで、どうか大事にしてください その環境を大事にしてください その命を大事にしてください なんて俺が偉そうに言えることなんかじゃ全然ないんですけどね。 すいません。 Sの分まで一生懸命生きます 生かされたんだということを忘れずに生きていきます そして今は学生だから何もできないけど、将来どんな形でもいいから復興に貢献できるような大人になりたい 東北人は粘り強いんすよ! そして我慢強い! だから絶対復興できる。 全員で、日本全体で頑張りましょう! 「募金を10円くらいしかしていない」ってメールくれた人がいます。
10円だって100万円だって、募金は募金です。
絶対に復興のためにどこかで使われてます。 大事なのは額なんかじゃなくて、募金しようとしたその気持ちですから。 ありがとうございます^^ 「正直他人事だと思っていた。そんな自分が恥ずかしい」 「ただ募金しとけばいいや、節電しとけばいいやと思っていた。ごめんなさい」 「かわいそうとしか思っていなかった」 謝らないでください。 当たり前なんですよ、そう思って当たり前なんです。 体験していないことを、目の当たりにしていないことを深く受け止めろっていう方が無理です。 正直、この大震災が東北以外のところで起きていたとしたら俺も皆さんと同じことを思っていたと思います。 いや、絶対思いました。 でも皆さんは俺が書いた日記でその自分たちの気持ちに気付いてくれたじゃないですか。 考え直してくれたじゃないですか。 正直地震のことを日記に書くことはめちゃくちゃ不安でした。 文章力がないのに上手く伝えられるかとか、余計なことを書いてしまったらどうしようとか、傷つけてしまったらどうしようとか。 でも皆さんがそう言ってくれて、気付いてくれて本当に嬉しいです。 日記に書いて良かった! 東京直下地震が起こると言われてますね。
関東の方々、怖いと思います。 俺が今日書いた日記で余計に怖くさせてしまったらすみません…! でも大丈夫です。東北がついてます。 俺たちが皆さんに助けてもらった分、俺たちも皆さんを助けたいです。 一緒に頑張りましょう! ぐあー大丈夫ですか、俺ちゃんと書けてますか
なんかぐだぐだですいません。 偉そうなことたくさん書いてしまってすいません。 きれいごとだと思う方もいるかもしれませんすいません。 とりあえず一番言いたいことは、 大震災のことを忘れないでください ってことです。 大震災のことを風化させないでください。 それが俺たちにできる一番のことだと思うので! ね!\(^o^)/ がんばれっ!って励まさなきゃいけないのに
逆に がんばろう!って パワーをくれてます。
こんな高校生がまだまだ日本にいます。
素直で力強く思いやりにあふれてます。
捨てたものではないです! 日本!
がんばれ東北! がんばれ日本!
ついでにがんばれ私!
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グッときたよ。
映像ではわからない実感があるね。言葉もないよ。
ただ、本音を言い、それでも前を向いている俺君に、敬意を払わずにはいられません。
こういう形で、この話を紹介してくれてありがとう。
2012/3/14(水) 午前 10:03 [ tonton ]
日記、全部読みました。
ホントに壮絶で、ニュースや特集番組だけでは伝わらない残酷な現実を見た気がしました。
自分が出来る事何があるかわかりませんが東北の方々の為に少しずつでも何か出来る事を考えて出来たらと思います。
絶対に忘れさせてはいけない事ですね。
僕も妻にこの日記絶対読んでもらいます。
DDさん有難うございました。
2012/3/14(水) 午後 0:20
日記を読んで・・・すごく考えさせられました。
『普通』『平凡』がいかに幸せなことなのか、改めて知らされたよ。
息子、小さく生まれたでしょ?だから、『普通』がどれだけありがたい
ことなのかじゅうぶん肝に銘じていたはずなのに、いつのまにか慣れに
なってその時の感情が薄れていってたんだ、私。
けど、DDが見つけたこの高校生の日記は胸に突き刺さったよ。
忘れてはいけない記憶を呼び覚ましてくれて、本当にありがとう。
【生きている】ことへの喜び、ご飯を食べられる喜び、自分の周りに
家族や友達の笑顔がある喜び・・・すべてにおいて感謝の気持ちを
持っていかなくてはいけないのにね。
この日記を読めて本当に良かったです。
どなたかわからないけど、DD、私の代弁で『ありがとう』って
伝えてください。
東北、がんばるぞ!一緒に!!!(^^)
うちのおかんがボランティアで女川町など訪問しているので、また
ボランティアで訪れる日まで店で募金活動をしているから私も参加
すべくまた店に行ってくるよ。
2012/3/14(水) 午後 0:54 [ アビィ ]
胸が詰まる思いですね
言葉にできません
あらためて今を感謝しなければと強く思います
2012/3/14(水) 午後 2:37 [ 笹谷(卍道場) ]
これが、経験者の声・・・。
高校生の彼が、伝えたかったことは、
大人が綺麗に文章化したものとは違い、言葉が詰まった。
いまあることは、すべて奇跡であるとは思う。
でも、日常の雑多のなかで、それが消えたりすることもある。
ふとした時に「自分が幸せである」ということ、
そして「感謝」する心を持ち続けることが大切ですね。
地方軽視だとか、このまま風化だとか言われていますが、
そーではなくて、
この教訓を活かし、後世につなげていくのが、
今生きてる私たちの役目なのかもしれません。
震災ということを除けば
「命は突然終わる」のがふつう。
その「あるひ」に悔いのないよう、
自分らしく生きていたいと常に思ふ。
2012/3/14(水) 午後 2:39
自分にも家庭があるし、仕事もあるからボランティアとかもできないですが……せめて募金だけでも今日やりたいと思います(:_;)
2012/3/14(水) 午後 10:30 [ mah**dpa ]
DDさんへ
この文章が、被災地の方や別の地方の方々に、多く読まれて
欲しいですね!! 生々しい話はそう簡単に聞けないし、また、
読んでいて、涙が出る程感動しました。 とても、高校性が
書いたとは、思えない程、文章が、伝わってきます。
この文章を載せてくれた、DDさんに感謝いたします。
とても、良い勉強になりました!! ありがとう!!
2012/3/14(水) 午後 11:10
DDさん
コメント書ききれず、ゲスブ行きになりました。
しっかり読みました!!読んで良かった!!/かっか
2012/3/14(水) 午後 11:19 [ kakka:toto ]
皆さん ありがとうございます。
ここにコメントしてくださった内容は 俺君に伝えようと思います。
私のブログのURLでも教えてこようかな。
皆の気持ち 俺君に伝わるといいな。
2012/3/15(木) 午前 8:01
tontonさん
私 最近の高校生とか大学生に少し幻滅してたところがあって
この子の話読んだ時 反省しました。
うちの息子達もこの子達のようになってほしいと思いました。
普通の男の子なんですよ。 読んでてかわいいと微笑ましくなるくらい。 でも強い。 思いやりあふれてて優しい。
昨日も地震 大丈夫かな。
2012/3/15(木) 午前 8:05
こめつぶさん
読んでくれてありがとうございます。
テレビ等のマスコミって あまり悲惨な様子は映さないけど
実際は 目を背けたくなるような光景らしいです。
ご遺体など 見られたものではない。
愛するわが子が 妻が 夫が 恋人が口の中まで泥まみれ 身体中にささくれの木の枝がささってる 身体の一部がない
どれほどの悲しみでしょう。 この子の願いをきいて この震災を忘れないでいてあげてください。
2012/3/15(木) 午前 8:14
あゆ
ありがとう! 私はただコピーしてひっつけただけなの。
私も 忘れかけてた。 長男身体弱くて 日々生きて生きてって願ってたこと。 今じゃ 『こらーっ! 勉強しなさいっ』だもの。
香川で何もできなくて ボランティアなんかも子供いるから行けないし 募金だけは コンビニや学校・スーパーでちょぼちょぼ。
あゆのお母さんに頑張ってくださいと伝えてね。
私も この男の子のように前向きに頑張らなければ!!
2012/3/15(木) 午前 8:20
笹谷さん
笹谷さんも北海道で 昨日は地震あわれたんじゃないですか?
大丈夫? ほんとに何もない日々の暮らしは 宝物ですね。
普通に 家族で笑って生きていく事の大切さ 身にしみます。
2012/3/15(木) 午前 8:23
おぐおぐさん
ありがとう! おぐおぐさんの言葉 俺君に届けるようにします。
この子はまだ読者の気持ちを考えてソフトに書いてくれてるんだけど
涙なしでは読めなかったのが
旦那さんが
俺と家が無事でなぜ愛する妻と息子が流されるんだ!
っていうことを書いた記事。
旦那さんの携帯に 奥さんから流される直前までメールが入ってて
パパ助けてって。
その旦那さん 今生きた屍のようになってるの。
外出しても 家族連れを見ると 思い出して・・。
なんで俺が替わってやれなかったんだろうって・・。
もう読んでいられなかった。
日々 感謝して 復興になんらかの形で協力したいと思う。
2012/3/15(木) 午前 8:34
うっきーさん
読んでくれてありがとうございます。
その気持ちだけで 俺君嬉しいと思いますよ。
何もできないのは私も同じです。
気持ちだけでも 被災地の方々に寄り添いたいと思います。
2012/3/15(木) 午前 8:36
言葉に詰まります。が、これ読んでると元気になります!
彼は正面から向き合って素直な気持ちで、、、そして明るい。
自分も阪神淡路大震災の被災者です。
家は全壊し知り合いも数人なくなりました。
でも当時のことは忘れはしないですが忘れかけています。
今が平和で無事だから。。。
2012/3/15(木) 午後 2:25 [ よねえもん ]
ジョンさん
遅くなってごめんなさい。
読んでくれてありがとうございます。
今も東北地方 地震がたびたびあって
被災地の方々精神的にも苦痛だと思います。
何もできませんが心だけでも寄り添う事ができればと思います。
ちょびちょびですが、募金に励もうかな・・。
助け合いの心 日本人として忘れたくないですね。
頑張りましょう!
2012/3/16(金) 午前 7:43
よねえもんさん
ありがとうございます。
ご本人の俺君にもお伝えしたいと思います。
阪神淡路大震災の被災者だったんですか!
大変でしたね。
あの時はまだ私も独身で うちは家の中めちゃくちゃになりました。ところが私その日 北海道へスキーに行ってたんです。
なのであの揺れを経験してないんです。不届き者ですね。
朝ホテルのTV見てびっくりしました。
友達が 今だにフラッシュバックがおこって夜中飛び起きると
言ってました。
ほんと 何もない日常の幸せをちゃんとかみ締めようと思います。
2012/3/16(金) 午前 7:50
かっかさん
ゲスブにまでありがとうございます。
コメントはゲスブの方にしました。
ここのところまた地震があるようですが
かっかさんの所大丈夫?
うちも一応 玄関の横に非難袋を用意してますが、
日々 平和に慣れちゃって見直してないです。
なんかそのうち四国にも大きな災害がきそうで怖いです。
2012/3/16(金) 午前 7:53
DDさんへ
忙しい時は、返事が遅れても、気にしないで下さいね!!
怒ったりしませんから、、、(笑)
ほんとに、被災地では、毎日の様に、地震が来ていると
あるブロ友さんから、聴きました。
ガレキ処理も1日も早くしてほしいと思っています。
震災を目の当たりにしてきた方々の、思いは、きっと、
複雑でしょうね!? DDさんの言うように、お互い自分に
出来る事をしていきましょ!! 何度も言いますが、この文章
沢山の方々に、読んで欲しいですね♪
2012/3/16(金) 午後 7:56