ディベート甲子園を考える

ディベート甲子園の問題について現役高校生ディベーターが考える!

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第1回配信

今年第10回を迎えたディベート甲子園。
各方面から問題が持ち上がっています。
それらの問題について現役高校生ディベーターの立場から見てどうなのか、ということを書いていきたいと思います。

○ディベート=勝利至上主義なのか?という疑問
○ディベート甲子園の参加校が伸び悩むというより減少するという傾向がある
○ディベート自体の魅力がわからない
○ディベート狂が減りつつあるというより絶滅が危惧されている

といった感じかな。
(もちろんディベート甲子園だけに限っての考え。NAFAとかは入れない)

結局これらの問題がどこに帰着するのかと言うことを考えたときに、大きく2点に帰着するのではないだろうか。

1:NADEが目指すディベート像が不明確である
2:ディベートの中高生の競技人口が伸び悩んでいる

1について詳しく書くと以下の通りである。
 
NADEってのは全国教室ディベート連盟ということで、学校教育におけるディベートを普及させることを目的にしている。その結果教育ディベートという言葉が生まれて、教育効果を重んじるディベートを広めることを表面上は目指している。
しかしながら、実際の大会を見てみると、教育ディベートと言うよりはJDAやNAFAのように勝つことを第一の目標において行う競技ディベートの様相を呈している。
つまり、理想と現実が乖離しており真逆の状態になっている。
その結果、NADEの目指すディベート=勝利至上主義なのかという疑問が生まれている。

また、表面上は教育ディベートということで告知などを行っているが為に総合学習の一環などとして授業でディベートを取り入れている学校の大会参戦などもある。
しかしながら、実態が競技ディベートであることを考えるとそのような新規参戦校にとっては、勝てるはずがなく「ディベートって訳のわからない言い合いなんだ」程度にしか思われず、その後が続かない。
実際に、そのような学校を知っている。

2について現象自体を詳しく書く必要はない。
単純に大会への参加校が伸び悩んでいたり、減少していたりする。
その理由について考えてみると、1で挙げたNADEが目指すディベート像がいまいち見えてこないと言うことと決定的なこととしてNADEの努力が足りないと言えると思う。
まぁ実際に活動に携わっていただいているスタッフの皆様には怒られるかもしれないが客観的に見てそうである。

例えば大会告知に関しては読売新聞頼み。
連盟のラウンジでも、もっと読売新聞を活用すべきだ!という話が大勢を占めていた。
はっきり言わせてもらうが考えが甘すぎるのではないか。

確かに読売は発行部数が1位かもしれないけれども、だから何?って話になるわけで。
せいぜいできても1ページにでかでかと全面広告を打つか、企画物として何か真ん中あたりに特集が組まれるのが関の山。
冷静に考えてみて、あなたは毎日、新聞を全頁、全記事とばすことなく読んでいますか?という問いに対してYESと答える人は限りなく少ないと思う。
新聞の全面広告なりが成果を出すのは広告対象者が多い場合である。
NADEの大会では学校単位での参加になるのだから、例えば家で独身の会社員がそんな記事を読んでもなかなか大会参加校増加には繋がらないと思う。ひょっとすれば風が吹けば桶屋が・・・方式でつながるかもしれないが、せいぜい1校とかいう単位だろう。

つまり、新聞による影響力(告知効果)なんてのはディベートに関して言えばそんなに大きくないってこと。

それよりも、ディベート甲子園の場合は告知対象者が決まっている。中学校と高校に告知すればいい。
とすれば、地道に草の根作戦である。
電話で勧誘したり、案内状を学校に送ればいい。
確かに面倒だとは思うけども絶対そっちのほうが効率がいい。

というよりそれくらいの努力は必要なんじゃないかな。
ディベートを真剣に広めようとするなら。


第一回はこんなところで。

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読売新聞の活用は甘い!とありましたが、 おそらく活用を支持している人たちは、新規参加校へのインセンティブが 生まれるといっているのではないでしょうか? もちろん、参加校を増やすのにはこれだけじゃ全然だめでしょう。 指摘されているように、草の根をやっていくしかない。 ただ、学校の先生方が好意的(自分の学校の宣伝となるため)に とってくれる効果はあると思います。 好意的じゃなければ、ダイレクトメールとか送っても 興味ないや〜で終わってしまいますしね。 削除

2005/7/26(火) 午後 10:13 [ みっきぃ ] 返信する

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>電話で勧誘したり、案内状を学校に送ればいい。 とありますが、残念ながら現在でもやってます。私も500通ほど案内状を封筒に詰めました。1日つぶして(ボランティアで。孤独に一人で)また、実際に学校に勧誘しに行ったとしても、どの学校も閉鎖的ですし、場合によっては文句を言われます。連盟のことをディベーターの立場から考えていただけるのはありがたいですが急には普及しないのも現実です。一度地方の大会に来てはいかがでしょうか。それと大学に入られましたら、ぜひ地方の大会も手伝ってください。ボランティアで。 削除

2005/7/27(水) 午後 5:47 [ 地方のジャッジ ] 返信する

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みなさんコメントありがとうございます。 さて勧誘の件に関してです。 結構連盟批判的なことをしているので匿名でやらせていただいています。 従って自分がどの地区のディベーターかは申し上げられませんが僕は地方(=要するに関東甲信越支部ではない)支部管轄の学校です。 案内状の送付は本当にお疲れ様です。 連盟の内情を詳しくは知りませんが、案内状を500通も送っていない支部もあります。(これは関東地区のTさんのblogに書いてありました) この辺にも地域間での取り組みの差が現れているように思います。

2005/7/27(水) 午後 8:27 [ deb**e_k*usien ] 返信する

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