|
初日営業なので午前中に買った銘柄が午後ぶっ飛び。日立建機なのだが、たまにはこういうこともないとね。上がった理由やら日銀がどうだ、とかは今日は割愛。買った株上がればいいのだ。(と、最近は開き直ってる)
お客さんに元大手ゼネコンの役員をやってた方がいるのだが、当時のドバイの話を詳しく聞きました。その元役員さんは海外へもしょっちゅう行かれてたみたいで、それなりの事情はよくご存知のようでした。
やはり中東も何度が行ったことがあり、今回のドバイの話も、特段不思議なことではなかったとのこと。
まず、あの工事中の高層ビル。現地の地元の人が買うわけではなく、世界のビジネスマン向けに販売しようとした物件とのこと。敷地確保で建設が始まる前から、日本でのマンション購入のための抽選会ではないが、すでに部屋の取引が開始されていた、とのこと。
たとえば、工事が始まる前のひとつの部屋が6000万円としましょう。工事を始めたら、景気もさらによくなってきてるので、倍々ゲームで3分の1が出来上がったところで価格が1億5000万円になってたとのこと。この時点で、その元役員はおかしなことが起きていると察知されたらしく、仕事は請けなかったとのこと。工事の進み具合でお金が支払われるらしく、職人が集まらない、とか、資材が届かない、とかは当たり前で、その間のコストもゼネコンが負担、おまけに、工事中に見積もり以上に資材の値段や人件費が上がるものだから、その時点で採算割れ、まったく利益になるような事業ではなかったとのこと。そのような工事を取ったゼネコンは今ヒ〜ヒ〜言ってるらしい。とにかく契約した金を一切払わないのだそうだ。
今回のドバイショックも元をたどれば、アメリカのサブプライムショックやリーマンショックにつながるのだが、金融機関の懐が寒くなると、融資が止まり、工事が止まり、購入した方の契約がキャンセルになり、ビルの値段がどんどん下がり、どうしようもない状況になって、今回のようなドバイワールドの状況になった。
どこかで聞いたシナリオですね?
日本の不動産バブルとまったく同じです、これ。
日本の金融機関は学習効果がそれなりにあるので、海外事業や不動産融資はけっこう慎重にやってるので、リーマンショックの痛手も他の国の金融機関ほど影響を受けなかった。経済環境がいいときには日本の金融機関はリスクをとらない、とか、不動産バブルの亡霊を見てるとか、ひどい評価をされていた時期がありました。今となっては、真逆の状況。リスク管理が徹底してるとか、数万人の社員を抱える金融機関の社長はわずか年収9万ドルで責任を背負ってる、とか、日本の金融機関を見習え!的な論調になってる。
歴史は繰り返す、の典型的なパターンです。
つづく。
|
としひこさん、こんばんは。
ゼネコンが今も喘いでいるのはこういう負の遺産の
せいなんですね〜。私はこうしたことには疎いので
勉強になりました。
ということは、ドバイ以外でも苦しんでいるところは
ありえるということなんですね。
欧米の金融機関はだいぶ以前にストレステストをやって
大丈夫みたいなことのようですが、実態はやはり闇の中
のようで、実は不良資産(しかも評価があいまいな)は
まだまだ相当保有しているように思います。いずれまた
悪材料として水面上に出てくるのでしょうね。
ともあれ日立建機お見事でした。
2009/12/3(木) 午前 0:33