俺は弱音を吐かない。
正確には、吐く相手がいない。
俺は弱い人間だ。
強い人間は、弱音を吐く相手がいると思う。
そこには信頼関係があって、それが歩みを進める後押しとなる、そして歩みを止めることがない、だから強い。
俺が言う愚痴は、どちらかと言えばムードメーカー的なもの。
それを言うことでマイナスもあるかもだけど、少し面白おかしく言うことで場をなごませようとする部分もある。
ただ、肝心なところは吐けていないし、誰かに甘えることもできない。
ミスチルの名もなき詩のフレーズが、今になって身にしみて分かる。
「知らぬ間に築いてた自分らしさの檻の中でもがいてる」
俺の人生や価値観はこんな歌に表すほどきれいではないけど、きっとこんな感じなのだろう。
そしてそれは俺の醜さや愚かさによってできたもので、それによって自分を孤独に追いやっているのだろう。
全ては自分がしたこと、それが自分に返るのだ。
自分で死ぬ勇気すらないけど、いつ消えてもいいような軽さを自分自身に覚える、そんな夜だ。
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