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新興市場は相変わらずの停滞相場を続けています。今週も決め手なく弱含みもみ合いを継続。手掛かり材料の乏しさ、値動きの悪さへの失望感も高まってきており、来週は下値への警戒感を認識した上で相場に望みたい。
欧州マネーの新興市場への流入が観測され続けていますが、主力ネット株が大きく跳ねる場面も、資金が他の主力級銘柄に波及することもなかった。カカクコム やサイバーエージェント 、グリー などが日替わりで人気を集め、年初来高値を更新する銘柄もあったが、ただそれだけ。マザーズ指数はほぼ横ばいで、物色のすそ野が広がることもなく、これら当事者の株価も上値の重さの方が目立ってしまっていたようです。
欧州マネーの流入観測は朝方のバスケット注文によるもので、観測されている数十億円の買い注文がすべて約定している確証はない。それでも、これだけ連日で流入観測が続きながらマーケットがスケールアップしないこと、つまり個人投資家などの追撃買いが入ってこないことで、投資マインドの悪さ、相場エネルギーの乏しさを、連日で嫌というほど思い知らされています。「投資家が小型株を買う理由」の第1位はたぶん値動きの良さ。東証1部市場にも下値不安が広がりそうな来週あたり、良さを失っている小型株が見切られてもおかしくはないです。
個別物色の中心となっているのはバイオベンチャーで、これも手詰まり相場でよく見られる現象。動きの悪い主力株を避けた末の投資行動なだけに、物色の柱にはなり得ないセクターだ。
相場の起爆剤となるはずだったIPO(新規上場)も、第1号案件が公開価格割れとなる体たらくで不発でした。銘柄の内容からして公開価格割れは想定の範囲内ではあるが、相場を動かすきっかけは良い意味で想定の範囲外の出来事が起きたとき。次のIPOは翌々週だが、こちらは良い意味でも悪い意味でもサプライズのありそうな案件が並んでます。
米国市場が停滞してきたのは、気になるところです。
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