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ヤフーは25日、2008年 3月期の決算を発表した。売上高は前の期比23.3%増の2620億円、営業利益が同17.5%増の1248億円で11期連続で増収増益となった。07年 10月から始めた300×250ドットサイズの広告や検索連動広告などが伸びた結果、広告事業の売上高は前の期比46.9%増の1310億円となった。
1月のトップページのリニューアルに合わせて始めたディスプレー型広告も売上高増に寄与している。リニューアルそのものの評価について井上雅博社長は「成功だった」としつつも「経営陣は欲ばりで、非常に満足かというとまだそれほどではない」という。
情報掲載料やショッピング出店者からの手数料などのビジネスサービス事業の売上高は前の期比20.4%増の580億円だった。不動産情報のページを刷新し、情報掲載件数が伸びたことが寄与した。
一方で、オークションやブロードバンド回線などパーソナルサービス事業の売上高は前の期比3%減の730億円だった。オークションの不正対策を強化した結果、取り扱い高が伸び悩んだ。またブロードバンド回線の事業はソフトバンクとの契約内容を見直した結果、減収となった。
広告事業が売上高に占める割合は07年3月期は42%だったが、08年3月期は50%となった。井上社長は広告事業の割合が高まっていることについて「ネットの媒体というのが、改めて無料化に向かっている。しばらくはこういう方向性かと思う」と話した。
第2位の株主である米ヤフーが米マイクロソフトから買収提案を受けていることについては「ソフトバンクが筆頭株主で、米ヤフーは第2位の株主ではあるがマイノリティーとも言える。実際の事業にどういう影響が出るのか想定しにくい。ただ、経済合理性で考えると、(もし買収があったとしても)日本のヤフーは世界の中でもうまくいっているので変に手は入れないのではないか」(井上社長)と述べるにとどめた。
http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?n=MMITaa002025042008
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