36歳 男性の方から
この映画を「また戦争中を題材にした映画かぁ? どうせ大したことないだろう」
と思うような人ほど、見て欲しいと思います。
この映画は事実に基づいた作品であり、登場するのは同じ日本人。
運命が違えば、自分自身が、この時代の人間だったのかも知れないのですから。
この時代の人も、現代を生きる自分自身も、単に生きる時代のステージが
異なるだけ。それならば現代を生きる自分はどうあるべきなのか?
この映画を観た人ならば、真剣に考えることが出来るでしょう。
35歳 男性の方から
「出口のない海」拝見しました。
夢があって、愛する人がいて、それらと分かれなければならない「寂しさ」「悔しさ」は計り知れません。
また、あの「回天」。
中はとても狭く息苦しそうでなにより「孤独」を感じました。
どんな気持ちで出て行ったのでしょう・・・。
今は物が溢れてあきらめなければどんな夢でも叶えられる時代だと思います。
志半ばにして不本意にも命をおとしていった人たちがいたことを知っておくべきだと思います。
派手さはありませんが心の内面を捉えたいい作品だと思います。
45歳 男性の方から
僕の分まで、もういいと思うほど長生きしてください。
私の心に何かが残りました。
今年で私は46年生きていることになりますが、最近、何をやっているんだろう?
今まで何を俺はやってきたのだろう、無駄な人生を送ってきたなあと、夜寝られないときも増えてきました、しかし、「もういいと思うほど長生きしてください」と
手紙に書き残した青年がいた、この物語の映画を今日見ました。もういいと思うなんてまだまだいつのことになるのだろうと思いました。人間いくつになっても、何を俺はやってきたのだろうとおもうのかもしれません。人生は、今を精一杯生きていくのがたいせつだとこの映画を見終えた感想です。
50歳 女性の方から
初日に主人と娘とともに「出口のない海」を観ました。
父や母から聞いていた戦争という時代が、そのまま、ありのままにありました。
今、介護の仕事をしていますが、お世話させていただいている80代90代の先輩がたが語ってくださる、壮絶なドラマが描かれておりました。これからも一杯一杯、
青春時代のお話、苦労話しを私たちに語ってください。お願いします。
22歳 男性の方から
61年前、今の自分が当時を生きていたなら僕は彼らと同世代です。
そのことを頭に入れながら、映画を見させていただきました。
夢に必死になること、友情を大切にすること、純粋に恋をすること…
61年経っても、現代の若者と変わらないことがいっぱいですね。
ただ、現代の僕たちは
「命を懸けても守りたい」という気持ちを忘れてしまってます。
そんなことに気づかせてくれる映画でした。
並木の「魔球」が完成したキャッチボールのシーンは感動的でした。
僕自身、いま岐路に立っていて悩んでいました。
選択で悩めることが、どんなに幸せかそんなことに気づかされました。
これからの人生、悩んだ時には「出口のない海」を思い出し、
彼らの犠牲の上にある幸せを噛みしめながら、
前を向く勇気を持ち続けようと思います。
?夢に向かって今この瞬間を大切にして
22歳 女性の方から
静かに語られる戦争。二度と外には出られないと覚悟をして回天に乗り込んで行った若者の気持ちを考えると悲しくなります。回天に乗って死ぬという覚悟を決めるまでの主人公の心の葛藤と魔球を投げたいという執念がいま一つ描ききれていないのが残念ですが、主人公を演じる市川海老蔵さんが、好演していてとても良かったです。この映画を見てよかったと思った人は、是非原作を読んでみてください。本当にすばらしい作品です。
23歳 女性の方から
2歳の時に他界した祖父は、元海軍の軍人でした。
終戦がもう少し遅ければ、祖父は回天に乗るところだったと聞いています。
だから私にとっては『神風特攻隊』も『回天』も、遠い過去の出来事ではありません。
その事実を知りたくて、これまでにたくさんの書籍や資料を読み、映画を観てきました。
知らないこと、知ろうとしないことは罪だと感じられて。
だけど本当は、祖父に話を聞きたかった。
私は彼等を、決して忘れない。
43歳 男性の方から
24日(日)の11時から、北区王子の映画館で家内と二人で鑑賞しました。
他のお客さんに、“ご老人お一人”の方が多いのが印象的でした。
私は今年一月、82歳の実父を亡くしたのですが、
父も学徒出陣で陸軍に入ったクチで、その事をまず改めて思い出しました。
私が幼少の頃から、父からは、“戦前の事・戦争の事・軍隊生活の事”を、
たくさん聞かされていましたので、この映画は身近に感じられました。
作品の中で主人公=明治大学野球部・並木投手が、
『志願するなら海軍。軍隊など陸海どっちでもいいんだけど、
海軍の方が、人間扱いしてくれそうだから』と語るくだりが有りましたが、
父からも同様の発言を聞いた事が度々有り、これはおそらく当時の大学生の、
共通の気分だったのではないか、と思いました(父は志願せず、結局陸軍へ)。
また、父の話によると、戦時下においては、好きなジャズやタンゴも聴けず、
読みたい本も読めず、『負けたら皆殺しだ』と覚悟しながらその一方で、
『大学生を駆り出すくらいだから、この戦争は負けるな』などと、
内心感じ取っていたそうです。
さて、今回鑑賞してみて一番強く思ったのは、
“戦前と戦後で日本(人)は変わった”、という事です。
父は生前いつも、『先に死んで行った友達・仲間に、あの世で会わせる顔が無いから』、
と言って、贅沢を慎み、酒色に溺れず、権利を主張する前に義務を果たそうとし、
周りの人たちを思いやる事を第一とし、生き抜いて死んで行きました。
死に際には一人っ子である私に、『くれぐれもお母さんを頼むぞ!』と言い残しました。
そんな事も思い出しながらこの映画を観ると、強国相手の全面戦争という難局に、
当時、死んだ人も(並木投手他)、生き残った人も(父他)、実に真摯な態度で事に臨み、
責任を持って対処した、本当に立派な民度を誇る国だったのだ!と改めて思った次第です。
戦後、アメリカさんのおかげで復興し、経済的には大発展を遂げた今の日本ですが、
親を殺す子供・赤ん坊を殺す親・減らない飲酒運転事故・地位が有る者の醜聞等々、
昔の日本ではお目にかかれない“嫌な話ばかりの国”になってしまった今の日本が、
改めて浮き彫りになるようです。
涙無くしては観られない作品でしたが、
並木投手が目前の戦争に向き合い、海軍に志願し、海兵団に入隊。
大学野球部の補欠の仲間が特攻出撃を回避する中、
エース投手の矜持から、自分の名前の上に二重丸を付けるシーンと、
出撃直前の帰省からの帰り際、走り出した汽車の中から恋人に、
『好きだ!』と思いを告げるシーンには、特にグッと来ました。
作品を通じて、落ち着いた雰囲気で話が進んで行くのも気に入りました。
先祖代々一流の歌舞伎役者である市川海老蔵さんの演技が、とても素晴らしかったです。
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