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がんばれ!女社長!!
八街市のとある駆出し不動産。。日々奮闘する女社長と、スタッフの徒然日記なのです。。。

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初恋の行方

宮城に帰った時のおまけの話は笑えます。

ずっと昔・・・・50年も前の初恋の話。聞いてもらえますか?

私の高校時代は 全寮制の高校で3年もの間 まるで少年院のような学生時代を

過しました。

唯一 少年院と違うのは 男女共学だった事でした。

同じ学びやの中に 男子寮・女子寮があって まあ学校としては多感な思春期の子供

達を預かるのだから相当神経質になっていました。

この二つの学生寮を繋ぐのは大食堂。 朝食・夕食はここに500人ばかりの

男子・女子が集まってそれぞれの青春を過していたのだが・・・・。

時はフオークソング全盛期。  学生運動も一呼吸おいて のんびりとした時代に

私はフォークソング部を立ち上げ ボーカルを担当していました。

「あの素晴らしい愛をもう一度」「花嫁」・・・・・。年に一度のキャンプファイ

ヤー。同級の男子2人・一年後輩の女の子1人と私。合計たった4人のグループ

なのに思春期ですわ・・・・。 後輩の子の彼氏のS君を横恋慕した私。

あることか フォークの仲間の恋人を横取りしてしまいました。

全校バスケット大会の彼の思いがけないスーパーマンぶりに突然恋心を抱いてしまい

まったのです。

同じ学生寮の中の後輩の彼氏を取った場合・・・当然女子仲間の制裁はまっている

訳で・・・。完全無視が1年余り続いた3年生の終わりに当然卒業を迎えました。

東京に就職が決まっている私。 故郷静津川今は南三陸と言います。に帰るS君

。お別れ1週間前 少しお目こぼしの出ている寮の規律を破り2人で映画を見に

いきました。 「ある愛の詩」。   3月の宮城はとても寒く 船形連邦の

雪の吹き下ろしは顔を格別ホッペをまっ赤にします。

寮に帰るバス停で雪の中 S君と握手をして 同じ寮に別々に帰りました。

結局 何も話せず イルカのなごり雪の世界にすっぽり入ったような別れでした。

嫁に来て欲しい・・・と言う言葉も東京に向かって飛び出す私には何判断もなく

私は後ろを一度も振り向きませんでした。

思い出す事も無くなったS君を・・・あの大地震・大津波が一気に引き戻しました。

日々出てくる被害者名を毎日目を凝らし・・・心から案じていました。

色々あった私の故郷。 帰ることもないと思っていましたが、3年前思いがけず

同級会のお誘いを戴き 迷いながら参加させてもらいました。

どこにもある同級会なのですが、 不参加者名簿の 中にS君の名がありました。

「津波では皆さんにご心配をお掛けしました。元気でやっています」

心にさざ波がたちました。  あれからどうしただろう・・・。

結婚できなかったら船に乗る。まあ漁師になる。と言う事だとおもうけど。

津波には遭わなかったんだ。

今年 伯父の墓参りに行くと決まったときから どうしてもS君に会いたい。

と思うようになりました。

同級生の信子さんに話したら、一緒に行ってくれる!ッてことになって片道3時間

もかけて何のアポも取らず アホ2人組は南三陸を目指して行きました。

御礼は南三陸の復興村で海の魚をおごってやる!ってことで50年前の悪い癖で

信子さんを未だに子分だと信じ連れまわす事になりました。

南三陸は広大な空き地に大型トラックやら テレビで見た光景が広がっていました。

ナビのお陰ですんなり着いたS君の家。

丁度12時。 立派なお宅で 物音1つしない雰囲気で 少しおじけずいて

帰ろうかな〜。と思った時1台の白いバンが入って来ました。

中に男性が一人乗ってきたので 聞いてみようと車に近寄って行くと、パンチパーマ

のオジサンです。   あの〜S君のお宅を探しているんですが・・・。

ジ~っと見るとかすかに面影が・・・・。

なんと パンチパーマのおじさんはSくんでした。

・・・・・・・・・・しかし。

あの美少年をドウ崩すとこの顔になるのか・・・。

そうか私もこんなに崩れているのか・・・・。

あの〜わたす・・・わ・た・すです!。

「はあ〜?」 だれだべ・・・・。

30分ほどよもやま話しましたが 結局思い出してもらえないまま信子さんと

南三陸のうにでもくっていっかあ!   てなことになって海辺の屋台村について

お寿司を注文したら  「わたす 生ものくえね〜」  って。

早く言えよ。 朝から南三陸のうに!っていってんだろうが!・・・

会話が完全に50年前の信子さんと私の会話になってしまいました。

信子さんが私の為に持ってきたお土産のシソ巻きは 誰だかわかんない人のお土産

に置いてきてしまったので 私達は何のお土産も持たず貴重な故郷の1日を棒に

振って帰ってきました。

初恋実るべからず!  初恋たどるべからず! 里心抱くべからず!

貴重な教訓を得る事になりました。信子さんご苦労様でした。




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