西宮市、高木八幡神社(たかぎはちまんじんじゃ)のご紹介です。
御 鎮 座 地
当神社は、西宮市の阪急西宮北口駅の北東、高木西町の新しい奇麗な住宅が立ち並ぶ中に、鎮座されております。
この高木地区は、大正から昭和にかけて阪急鉄道が開通し西宮北口駅が出来、駅の東北は、北口市場などの商店街が形成され、商業地として発展しました。
ところが阪神大震災で大きな被害を受け、平成13(2001)年、複合施設「アクタ西宮」として生まれ変わりました。
また、大震災の教訓を踏まえ、安全市街地形成土地区画整理事業などのまちづくり総合支援事業が発足して大規模な区画整理が行われ、当神社の境内もその対象となり、西側が住宅地に、東側に境内が広がるなどとなり、合わせて境内整備が行われました。
御 由 緒
境内に改築記念碑があり、これに由緒として次の通り記載されています。
当神社がいつごろ創建されたかについては詳らかでないが、元禄5年(1692)の古文書に「此宮古来より
鎮守、勧請、由来、年歴相知不申候」とあり、往古より熊野神社とともに当地の産土神として厚く
尊崇されて来た。
元禄13年(1699)及び文政11年(1828)には神殿の御改築が行われたが、爾来社殿の破損荒廃が著るしく、
この度神社有不動産の処分を機に本格的大改築を計画、現在の荘厳華麗な御社殿並に付属建物の御造
営と併せて境内の整美を行った。 昭和50年6月吉日 記
喜志邦三 作詞
内田 元 作曲
ラララ 紅い花束 車に積んで
春が来た来た 丘から町へ
すみれ買いましょ あの花売りの
可愛い瞳に 春のゆめ
ラララ 青い野菜も 市場について
春が来た来た 村から町へ
朝の買物 あの新妻の
籠にあふれた 春の色
この詩は西宮に住んでいた、喜志邦三さんが阪急の西宮北口駅前にある市場の印象を歌ったのだそうである。
このこころよい歌を口ずさみつつ、高木の旧邑を流れる小川に沿ってゆくと、軒端の小鉢に咲きほこるアジサイや、土塀ごしに小枝をのぞかせている黒松の若芽などが送り迎えしてくれる。
このあたりは旧家が軒をつらねて、新しがり屋のマチともいいうる北口界隈とはまた趣を異にしている。
それがすぐ近くにあって判然と別れているのも妙である。
高木の八幡さんは、その旧村の床の間のような姿で鎮座していた。
「吉井貞俊氏著、西宮・芦屋の社より抜粋させていただきました」
この情景は、震災で全てが無くなり、新しい街に生まれ変わっています。
古い灯籠と狛犬さん
境内の片隅には、フェンスの中に文政十二年(1829)刻銘の灯籠と狛犬が保存されています。
また、震災で倒壊した鳥居の柱の一部が立てられております。
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