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西宮市、大市八幡神社(おういちはちまんじんじゃ)のご紹介です。


御 鎮 座 地

当神社は、西宮市の北東、宝塚市との境界近くの武庫川の西、若山町に鎮座されております。

境内のすぐ北側を国道171号線が走り、大型店舗が立ち並ぶ上からでも、大きな当社の森が見えます。

御  由  緒

当社の創建は不詳ですが、文化三年(1806)の山崎道分間絵図に「桃山時代の様式を伝える社」と記載されているそうで、かなり古いと考えられています。

昔は、旧大市庄五ヶ村(段の上、上大市、下大市、門戸、高木)の郷社でしたが、現在では上大市、下大市、樋ノ口の産土神として、「大市の八幡さん」の名で親しまれております。

本   殿

本殿は、覆屋(おおいや)の中におさまっており、外からは全体を見ることはできません。

様式は、「三間社流造檜皮葺」で、棟札には慶長十五年(1610)の建立とあります。

わずかな隙間よりこそ見ることが出来ませんが、高欄の姿が、上部の手すりと下の横木の大きさを違がわせてあり、宝珠柱が普通より背高く造られています。

現在兵庫県の文化財に指定されております。

大震災の際は、覆い屋にもたれかけて、倒壊を免れました。

その他の幣殿、拝殿は全壊して、現在もプレハブ、テント張りで、早い復興の待たれるところです。

御  神  木

遠くから当社の位置がわかる大きな楠木が境内北隅にあります。

西宮市指定天然記念物で樹高24m、幹の直径5.3m、幹を中心に20数mにわたって枝を張る巨木で樹齢400年とされています。

これは、播州姫路城主、池田三佐衛問尉輝政が慶長十五年(1610)本殿建立の際に参詣した時、記念に植樹したと伝えられているそうです。

境 内 地 の 逸 話

このあたりには狐が生息していたそうですが〜〜

隣地の宅地造成の際、縦横に掘りめぐらされた狐の穴が見付かり、その穴を北の方から煙で燻したところ、夫婦狐とその子狐の4匹が出てきたそうです。

父親狐は逃がしてしまったが、母子3匹は生け捕りにしたのでとりあえず総代の家にかくまりましたが、
その夜、逃げた父親狐が付近の鶏舎を襲い、引きちぎった首をその軒下に並べていったそうです。

今昔の話のようですが、ついこの間の戦後の話で、国道171号線がすぐそばを通り、車がひっきりなしに疾走している現今からは想像も出来ぬことです。

鶏の首をとられてはかなわんと、3匹の狐は阪神パーク(現在閉鎖)にもらわれていきましたが、父親狐は何処に行ったのか、ようとして姿を現さなかったそうです。(吉井貞俊氏著、西宮・芦屋の杜、より)

石灯籠の盃状穴

参道途中の右側の石灯籠には、2個の盃状穴がありますが、共に浅く祈念途中で何らかの事情があり止められています。
竿には寛政六年(1794)二月の刻銘があります。

ご参考 :西宮市若山町三丁目31 TEL0798-64-0670
     阪急今津線 門戸厄神駅 東へ800m

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