西宮市、名塩八幡神社(なじおはちまんじんじゃ)のご紹介です。
御 鎮 座 地
当神社は、西宮市の北部、山口町の東隣の塩瀬町名塩(なじお)地区の小高い山に鎮座されております。
当神社は北向きですが、前の山には古刹「教行寺」があり、同寺の守護神として祀られたとされています。
また当社の下には、この地区の中央を縦走する国道176号線があり、大阪から三田市に抜ける主要幹線ですが、当地区の民家の中でしばしば混雑するために、当神社の真下をトンネルをで抜ける工事が近ぢか始まるそうで、氏子の方々は懸念をお持ちの様子でした。
御 由 緒
当社の創建は不詳ですが、寛政六年(1794)の「摂津名所図絵」に次の通りの記載があります。
祭神、山州男山よりの勧請也、此の地の産土神とす。
御祭神は石清水八幡宮より勧請されたとされております。
岩倉具視(いわくらともみ)の石灯籠
本殿の前両脇に、「従一位勲一等岩倉具視」奉納の石灯籠があります。
明細帳には次の通り書かれております。
古来堂上精華の崇敬浅からず岩倉公 しばしば祈願あり、白鳩三羽 源家紋章附き御幕一張 提灯一対
を献ぜられしほか、明治十一年社殿改築の際 公爵岩倉具視 先前の故をもって石燈籠一対、提灯を
献上さる。
また、教行寺の十世摂観と、岩倉氏は姻戚関係があり、岩倉具視とも親交あったので、十世摂観の懇請があったともいわれています。
岩倉具視は五百円札の肖像でも知られています。
古 刹 教 行 寺
教行寺(浄土真宗・本願寺派)は、名塩の歴史そのものを物語る古刹で、名塩御坊とも呼ばれ、室町時代に蓮如上人によって創建されたお寺です。
蓮如上人はここから草深い山道や獣道を歩いて全国行脚の旅に出られたといわれています。
境内から前を眺めると、当山の鎮守神とされる、八幡神社の広い鎮守の森の中に鳥居と社殿が見え隠れしております。
ご参考 :西宮市塩瀬町名塩2380
JR西宮名塩駅 西に15分
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