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西谷地区の大原野にあるお寺で、 神亀年間(724〜729)インド僧、法道仙人の開基。 真言宗大覚寺派、ご本尊は十一面観世音菩薩。 この仏像は、紀州が大津波の際に、流れ出し西宮の鳴尾の浜に流れ着きました。 その後海底で光る物を海女が見つけて拾い上げたら観音様でした。 驚いた海女は、とりあえず家でお祀りをすることにしました。 ところが、大きな白鳥がやってきて、その背中に観音様が乗りうつり、 西谷の古宝山に降ろしたそうです。そこには、白馬が待ち受け 観音様を背に乗せると、すぐさま走り出し宝山寺にお送りされたのが ご本尊の十一面観世音菩薩だそうです。 ケトロンは、8月14日の夜(お盆の前夜)に宝山寺の境内で行われる燈籠会(とうろうえ)の 一種で、疫病除けとして300年以上続けられています。 江戸時代に宝山寺の呪文が伝わらなくなり、鉦(かね)太鼓を叩く燈籠祭りになりました。 ケトロンという名称は、念仏衆(ねんぶつしゅう)の持つ鉦や太鼓の音に由来しているそうです。 念仏衆は大原野(おおはらの)在住の長男に限られ、9人2組の計18人で構成されていて、 8歳頃から念仏衆に加わり、9年間勤めます。 衣装は浴衣の上に白タスキをかけ袴をはき、黒帯をたらし、 菅笠(すげかさ)をかぶり、裸足(はだし)です。 当日は、水垢離(みずごり)(清めの儀式)のあと、切火をして行列に加わり、 本尊に献する燈籠を先頭に、ヒュー・ケー・トンの音頭で始まり、 山門から参道を通って本堂まで念仏を唱えていきます。 この祭りは、念仏の古式を伝えるだけでなく、祭祀と地域社会との関連を考える上で、 貴重な無形民俗文化財であるとされています。
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