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神戸市の北区 神影町、「石 峯 寺(しゃくぶじ)」のすぐ東に 茅葺屋根が見えます。 「つくも窯」のギャラリーです。 折りしも、「石峯寺」は今が紅葉真っ盛りで、大きな三重塔(国重文)が 緑・黄・赤の三段紅葉で埋められています。 つくも窯では、この絶好の時期に、
『書〜中西賀子』 『器〜十場天神』 のコラボ展が開催されています。
2階の茅葺の竹組みをバックに、陶芸家、十場天神氏の作品「スリップ ウエア」とアート書家、中西賀子氏の書の大皿等が展示されていました。 「スリップ ウエア」とは、英国の古陶で、 器の表面をスリップと呼ばれる泥漿(でいしょう、 水と粘土を適度な濃度に混ぜた もの)状の化粧土で、 装飾する方法が特徴とされています。 それを再現されたものです。 1階の一番奥には、見事な書が飾られていました。 今回、私が一番心惹かれるた作品です。 「猪 熊」 皆さん如何でしょうか。 丁度バックがガラス戸になっていましたので、 画面いっぱいに撮影をしましたが、 実際は少し離れてご覧頂くと一段と味が出てくるかと おもいます。 そして、この様な書が、部屋いっぱいに掲げられていました。 《裴将軍詩》(クリックで拡大してご覧下さい。) 裴将軍(はいしょうぐん)、大君 六合(りくごう)を制し、 将軍九垓(きゅうがい)を清くす。戦馬 竜虎の若く、 陵に騰れば(のぼれば)何んぞ 壮たらん哉・・・・・・・・。 中国の八世紀頃の将軍、裴旻(はいびん)の武勇を讃える五言詩で、 元の書は、いわゆる拓本となっているそうです。 面白いのは、楷書、行書、草書体を混え、 文字の大小・長短・肥痩が錯綜しながらも、 渾然と統一された見事な書。 「清の王澍は忠義の気性横溢した顔書中第一の 奇蹟であると激賞」したそうです。 この書は、中国の書道教本にも見られますが、 これを中西氏は、実に見事に表現されているのに 驚きました。 「器と書のコラボ展にて十場家の方々と合して記す」とあります。 ご興味のある方には、裴将軍詩の全文です。 大 君 制 六 合 猛 將 清 九 垓 戰 馬 若 龍 虎 騰 淩 何 壯 哉 將 軍 臨 八 荒 烜 赫 耀 英 材 劍 舞 若 遊 電 隨 風 縈 且 回 登 高 望 天 山 白 雲 正 崔 巍 入 陣 破 驕 虜 威 名 雄 震 雷 一 射 百 馬 倒 再 射 萬 夫 開 匈 奴 不 敢 敵 相 呼 歸 去 來 功 成 報 天 子 可 以 畫 麟 臺 11月25日まで開催されています。
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