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神戸市長田区、長田神社で二月三日に古式追儺式(ついなしき)が斎行されました。 追儺(ついな)とは、通称、「おにやらい」「おにおい」と云い、我国では文武天皇時代より毎年大晦日に、宮中、社寺、民間で行なわれてきた大祓の年中行事で、現在各家庭で行なわれている豆まき行事のことだそうです。 一般には、鬼は不吉なもの、種々の不幸・災をもたらすものと嫌われ、この鬼を追い払い一陽来復の立春の目出度き新年の家内安全、無病息災を願うのが、目的とされています。 元来、大晦日に行なわれたのですが、今日では大陽暦で、春の節分に行ない、翌日の立春(旧暦では新年を意味する)を祝い迎える行事となりました。
ところが
長田神社追儺式の鬼は、 前記の鬼とは意味を異にし、神々のお使いとしての鬼であり、神々に代わって全ての災を払い清めて、清々しい良い年を迎えることを祈り踊ります。神事は、一番太郎鬼、赤鬼、青鬼、姥鬼、呆助鬼(ほおすけおに)、大役鬼といわれる餅割鬼(もちわりおに)、尻くじり鬼の七匹の鬼、又太刀役と云う五人の童児(十歳前後)、肝煎り(きもいり)と云う世話人等数十名が奉仕します。 この人等は、神社近在の昔からの氏人(旧長田村)の人に限られています。 奉仕者は、前日より各々鬼宿(おにのやど)、太刀役宿(たちやくのやど)に籠り、鬼役は身を清めるため何度も井戸水をかぶり練習を重ね、更に、当日早朝須磨の海岸で海中に入り、身も心も清めて神の代理としての鬼役を務めます。 この行事は、七匹の鬼が神々のお使いと して、松明の炎で種々の災を焼きつくし、太刀の刃で寄り来る凶事を切り捨て、天地を祓い国土を清め、一年間の人々の無病息災、家内安全を祈り願って、一陽来復の立春が再び巡り来ることを喜び祝う願う予祝の行事とされています。 参拝者は、松明の灰をかぶることにより祓を受け、松明の燃え残りを家の入口に吊して除災招福を願い、又餅花を食べて無病息災、家内安全を願って、この年の平穏を祈るのが古来よりの風習となっています。
追 儺 式 鬼 振 り か ざ す 束 ね 藁 (NORI)
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長田神社の節分追儺式
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兵庫県の 民俗無形文化財 に指定されている、 追儺式神事 は、前日より精進潔斎を積み、当日早朝には 須磨の海岸で身を清めた7名の鬼役 により行われます。 神々にかわり7匹の鬼が、たいまつの炎で種々の災いを焼きつくし、太刀で寄り来る不吉を切り捨て、天地を祓い、国土を清め、一年の無病息災を願うと同時に、一陽来福の春が再び巡り来るのを喜び祝うそうです。 ミニサイズの、たいまつと、餅花を災難よけに、授かる習わしがあり、巫女さんの忙しい奉仕が続きます。 「写真ー1と2」は、前日の練習の様子です。 「写真ー3」は、前日に鬼がついた餅とミカンを柳の枝につけ、餅花にして、拝殿に飾られています。 「写真ー4」は、巫女さんより、厄除けの餅花を授かります。 「写真ー5」拝殿まえの餅で、鬼による餅割り行事が行われます。 「写真ー6〜11」は各鬼。
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