比較的温暖な神戸もこのところの寒さは厳しく、
動物園のカバも寒さに耐える姿が可哀そうです。
昨日の外のプールに入る当番は、「ナミコ」(♀)でした。
しかし、どうも元気がありません。
ナミコ!!・・・・呼ぶと岸に寄ってきましたが
いつもと様子が違います。
そして、挨拶の口を開けるのも元気がありません。
もっと大きく!!・・・と云えば、しかたなく開けるといった感じです。
どうやら寒くて仕方が無いようです。
口を開けるだけでも体温が下がります。
すぐに、給水口によって行き、寝転んでしまいました。
この給水は、地下水を汲み上げています。
したがって、水温は10℃以上あるので、せめても地下水で暖をとるのでしょう。
時々口の中に給水を含んでいます。
冬場のプールの水温を上げるための、プロパンガスによる
湯沸し給湯設備はあるのですが、あまりにも燃料費が掛かり、
とてもその経費をまかなう財政の余裕はなさそうです。
とは云うものの、ナミコは現在妊娠しているのでは???
昨年の11月末頃に、出目男(♂)と交尾をしました。
うまくいっておれば、妊娠2ヶ月目です。(勝手な推測です)
カバの妊娠期間は240日ですから、7月20日頃に出産予定??
寒さに耐えて、元気に育ってくれるといいのですが。
飼育員の皆さんがちゃんと見ているので大丈夫でしょうけど、
我々はつい、人間と同様に見てしまいますね。
ところで、この逆の事がありました。
昨年の猛暑の時を思い出しました。
それは、極寒のシベリアで育つ「シロフクロウ」のことです。
昨年の夏、シロフクロウが5個の卵を産みました。
約1週間ごとに1個ずつ産卵して、孵化も1週間ごとに1羽ずつです。
3羽が孵化して元気に育っていました。
(左の奥にも、2羽おります。)
ところがこの動物園にも記録的な猛暑が訪れました。
ここには冷房設備はありません。
我慢ができなかったのでしょう・・・一番大きな雛は、飲み水用の給水口の下に
入りあたかもシャワーを浴びるようになったのです。
シロフクロウが自らシャワーを浴びるなんて!! 前代未聞です。
そして、この数日後に小さい雛の2羽は、死亡しました。
シャワーを使っていた大きな雛も、元気がなくなり、急遽入院治療をしましたが、
続いて死にました。
正式な死亡病名はカビ菌による「アルペスギルス」だったようです。
寒くても、暑くても、言葉に出せない動物たちは可哀そうですね。
この子たちを助けるのは皆さんです。
見に来てください。
「おしまい」
(勝手な推測、想像ですので、事実と異なるかも知れません。悪しからず)
|