寺院

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神戸の北端の古刹、岩嶺山(がんれいさん)石峯寺(しゃくぶじ)です。



六甲山を越えて、さらに一山越えた淡河町の北端、神影(みかげ)地区に

高野山真言宗の「石峯寺(しゃくぶじ)」があります。


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寺伝では、白雉2年(651)に孝徳天皇の勅願寺として

インドの渡来僧、法道(ほうどう)仙人が開いたそうで、

延命地蔵尊を御本尊とされております。



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天平19年(747)には、行基菩薩(ぎょうきぼさつ)が「薬師堂」を

建立して、法相宗(ほっそうしゅう)の寺院となりました。

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薬師堂 (国指定重要文化財)

薬師堂には、聖武天皇(しょうむてんのう)の勅願で行基が開眼した

薬師如来像、十二神将(じゅうに しんしょう)、日光・月光菩薩が

まつられております。

室町時代後期のいわゆる中世仏堂といわれております。



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三重塔 (国指定重要文化財)

弘仁十四年(823)に、嵯峨天皇の勅願により建立され、

弘法大師が来寺して落慶、このとき「法相宗」から「真言宗」に

改められました。


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境内には、モミジ、ナラ、クヌギ、アベマキ等が密生しており

つい、先日までは美しい紅葉に包まれていたそうですが、

いまでは全てが落葉して、寝転びたいほどの暖みを感じる褐色の

ジュウタンが敷き詰められていました。



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くりぬき石棺を思わせるような、長い手洗鉢の周囲には

三日月状の 「盃状穴」 が数個穿かれています。



この「石峯寺」は、鎌倉時代(1185〜1332)が全盛で、

沢山の寺領を持ち、何と、堂塔伽藍70、塔頭は現在残っている十輪院、

竹林院、極楽院のほかに23院もあったそうです。



今回は、このすぐお隣に茅葺の古民家があり、地元の陶芸家と書道家の

お二人による作品展が開催されていると聞きおよび、参りました。

その作品展は、次にご紹介させていただきます。


(一部画像が乱れてしまい申し訳けありません。)

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神戸の多聞寺(たもんじ)カキツバタと盃状穴



神戸市の垂水区にある「多聞寺(たもんじ)」は、

カキツバタ(杜若)で有名なお寺ですが、

私にとっては、盃状穴の宝庫みたいなところです。


カキツバタは時すでに遅しで、殆どが咲き終わっていました。

でも、一輪、二輪が、青々した若葉の中に、誇らしげに風にゆられて

咲いているのも風情のあるものですね。


庭園は最近改修され、盃状穴の穿かれている、旧山門の礎磐があちこちに

組み込まれていました。

礎磐(山門の柱の磐石)は大小9個あり、2年前の調査と変わりが

ありませんが、位置が変わっていて無くなっていないかが心配でした。


当山の概要は、

貞観五年(863)清和天皇の勅命により、

慈覚大師が毘沙門天を自ら刻んで安置したのを開祖としています。


その後、度々火災に遭い、現在の本堂は、正徳二年(1712)の再建だそうです。

本堂には、ご本尊の毘沙門天立像と脇侍(わきじ)としての

木造 日光・月光菩薩立像(国重要文化財)がまつられています。


ご参考  :神戸市垂水区多聞台2-2-75  (078-782-4455)

      

      

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宝塚市、下佐曾利(しもさそり)の廃・香櫨寺(こうろうじ)(尼寺)



前回ご紹介の、下佐曾利神社から少し北に進んだ道沿いに、

石段をはさんで一対の石灯籠が残る、今は廃寺の香櫨寺(こうろうじ)があります。


旧境内地には、下佐曾利公民館と消防団倉庫が建てられております。

公民館の中に、観世音菩薩像が祀られておりますが、

廃・香櫨寺のご本尊ではありません。

北摂では、元禄6年(1693)開始の「多田庄三十三所」があり、

その第2番札所が、この香櫨寺でした。

記録には、「第二番下佐曾利村 宗旨不明 香櫨寺廃寺 本尊不明」と記載されております。

この地では、尼寺と伝えられております。


境内から北東を望むと、今井岳(382m)と、その後ろに三蔵山(411m)があります。

この両山共に、頂上に山城が築かれていました。

三蔵山(みくらやま)には、三蔵城、または、佐曾利城といわれていました。

尼子十勇士の一人、山中鹿之助が築いたとも言われています。


この三蔵城には、明智光秀の娘、佐保姫(さおひめ)が光秀の母と共に住んでいました。

佐保姫は後添いの母と折り合いが悪く八上城主・波多野秀治の好意で

三蔵山城に分かれて住んでいました。

いつしか秀治の息子・貞行は、佐保姫と許婚の仲になっていました。

ところが織田信長は丹波侵攻を明智光秀に命じました。

やむなく明智光秀は、八上城攻略にかかり、苦難の末攻め落とします。

それを知った波多野貞行は、光秀の母と娘の佐保姫(許婚)が住む三蔵城を攻め、

許婚をも炎に包んでしまいました。


この尼寺の香櫨寺は、いろいろ謎に包まれていますが、

光秀の母と娘の佐保姫の供養のために

開山されたのではないかとも考えられないでしょうか。



下佐曾利の皆さんが口ずさむ歌があります。

それは・・・・

     春 は む め (梅)  秋 は ま が さ に  白 菊 の

                     花 も 匂 い や  ま さ る 香 櫨 寺



入り口の石段と手水鉢に盃状穴が穿かれています。


石段に穿かれた盃状穴は、ことのほか美しく、

尼寺に相応しくも思われます。


   
  

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宝塚市、西谷地区 宝山寺のケトロン(燈籠祭り)


宝  山  寺


西谷地区の大原野にあるお寺で、

神亀年間(724〜729)インド僧、法道仙人の開基。

真言宗大覚寺派、ご本尊は十一面観世音菩薩。


この仏像は、紀州が大津波の際に、流れ出し西宮の鳴尾の浜に流れ着きました。

その後海底で光る物を海女が見つけて拾い上げたら観音様でした。

驚いた海女は、とりあえず家でお祀りをすることにしました。

ところが、大きな白鳥がやってきて、その背中に観音様が乗りうつり、

西谷の古宝山に降ろしたそうです。そこには、白馬が待ち受け

観音様を背に乗せると、すぐさま走り出し宝山寺にお送りされたのが

ご本尊の十一面観世音菩薩だそうです。


「市無形民俗文化財」 ケ ト ロ ン (燈籠祭り)


ケトロンは、8月14日の夜(お盆の前夜)に宝山寺の境内で行われる燈籠会(とうろうえ)の

一種で、疫病除けとして300年以上続けられています。


江戸時代に宝山寺の呪文が伝わらなくなり、鉦(かね)太鼓を叩く燈籠祭りになりました。

ケトロンという名称は、念仏衆(ねんぶつしゅう)の持つ鉦や太鼓の音に由来しているそうです。


念仏衆は大原野(おおはらの)在住の長男に限られ、9人2組の計18人で構成されていて、

8歳頃から念仏衆に加わり、9年間勤めます。


衣装は浴衣の上に白タスキをかけ袴をはき、黒帯をたらし、

菅笠(すげかさ)をかぶり、裸足(はだし)です。


当日は、水垢離(みずごり)(清めの儀式)のあと、切火をして行列に加わり、

本尊に献する燈籠を先頭に、ヒュー・ケー・トンの音頭で始まり、

山門から参道を通って本堂まで念仏を唱えていきます。

この祭りは、念仏の古式を伝えるだけでなく、祭祀と地域社会との関連を考える上で、

貴重な無形民俗文化財であるとされています。

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宝塚市民話:小浜の首地蔵(こはまのくびじぞう)



雨上がり、緑の葉っぱから雨のしずくが、スルリとすべって落ちた。

お日様を浴びて落ちるしずくは、 虹色にキラキラ輝き、草むらはまるで宝石箱のようです。

毎朝、まぶしさと、ほほを伝う水玉に目覚める私は、 いつからか、なぜ自分がこのきらめく緑の世界にいるのかわかりません。

今では「小浜の首地蔵」といわれ、 坂の上の高台におさまっていますが、昔すごした緑の大地をよく思いだしますよ。  

タンポポの綿毛の中でウトウト昼寝をした春の日、たまらなく気持ちが良かったなあ〜〜。


夏の昼下がりにはバッタたちが、私の顔をすべり台にして遊んだっけ。

ちょっとくすぐったかったけれど、 時間を忘れるほど楽しかった。


なにより私のお気に入りは、虫達の合唱を聞きながら、 輝く星空の星を数えたり、雲とかくれんぼする月を眺める秋だった。

そうそう〜冬の寒さはさすがにこたえたが、タンポポや蝶に逢える春を待ちながら、 じっとがまんしていましたよ。

でもね〜、また春が巡ってきて、タンポポの黄色い花を見つめながら、ふんわり暖かい風に 包まれて、気持ち良く ウトエトしていたある日のこと〜〜、

なにやら騒がしい声で起こされましてね〜〜。

よくよく聞いてみると〜〜


「こんな地(じ)べたでは、お地蔵様がかわいそうだ」と言っているんです。

それで、その人たちの手でこの高台の上に上げられたのですよ。

おまけに屋根まで建ててくれると言うのですが、なにしろ私は、草花に囲まれ、

光の中で風と戯れながら暮らすのが大好きなものですから〜〜、

「どうか屋根で 覆わないで。青空の中にいたい〜〜〜」と一心に祈っていました。

すると、大工さん達が次々と病気になってしまってね、家を建てることを とりやめてくれたので、こうして雨のシャワーを浴びながら、暮していられるのですよ。


大工さん達には、本当に悪かったと思っています。

そのお詫びという訳でもないのですが、 首から上の病は、私の力でなんとか治してあげようと精いっぱ

い頑張って いるので、病に苦しんでいる人がいたら、私のことを伝えてくださいよ。


そして、元気な君達も、一度笑い顔を見せに来てください。

いつも、何か楽しい話ができるような気がしているんですよ。


首 地 蔵 で 出 逢 っ た  お ば あ ち ゃ ん


今にも降りだそうとする鉛色の空を見上げ、思いたった。

天露に濡れる、お地蔵様の顔をたしかめるため、  走りだしました。

到着しても雨は降ってこない。  お堂の中で待つことにした。

左隣に「十三仏像」あり、夢中でスケッチをする一人の熟年の女性がみえる。

暫らくして、待望の雨が降りはじめました。

女性はスケッチをやめ、雨宿りで私の前に腰を掛けられ、にっこりと挨拶され、私のカメラを見て

「写真をやってみえるのですか」と話しかけて頂きました。

「えぇ〜 雨に濡れたお地蔵さまを撮りに〜」と控えめに云いましたら、

「私もね〜〜 以前は写真を撮って、パソコンで処理したりしていたのですよ〜〜」 そして、

「寺院などを歩くのが大好きで、旅行などしていたのですが〜〜」 と、うつむき加減に淋しさが漂ってきました。

「スケッチをなさるなんて、素晴らしいじゃないですか。  私などは、画けないから、ただ押せば写る写真でごまかしているみたいですよ」

「ところで、失礼ですが〜 おいくつですか??」と恐る恐る、お訊ねしました。

「82歳なんですよ〜〜ほほ・・〜〜〜大正15年なのよ〜〜」驚きました75・6歳だと思っていましたから〜〜。

「いや〜〜お元気何よりですね〜〜」お世辞ではなく本当にその様に感じていました。

そうしたら、 また寂しそうに、「だめなんですよ〜・・脳が悪く、手はふるえ、 足はふらつき・・・・」

「治らぬ 病に罹って〜〜」と云われ、お地蔵様をじ〜〜と眺めておられます。

そして、 小さな声で 「パーキンソンなんです。」


お話は、満州引き揚げから終戦後の苦しさを〜〜そして、寺社巡り、俳句、写真と・・・

そして最近の首地蔵のお参り、とスケッチ・・・話は尽きず 夕刻を迎えてしまいました。

幸い、雨もあがり 「久方ぶりに 楽しくお話をさせて戴き、ありがとう御座いました」とにっこりされながら、丁重なご挨拶を頂きました。


私は、「パーキンソン病」について、詳しく知りませんでした。

帰ってから調べて  解かりました。


    何故女性が毎日、首地蔵にお参りして、スケッチをされているのかを!!!。

首地蔵は首から上の病に霊験あらたかと云われています。

スケッチは、手足のリハビリであることを〜〜〜。


    誰に知られることもなく、懸命に努力をされて、おられたのです。


    快方に向かわれることを〜〜お祈りしつつ〜〜〜


                            首地蔵さんの前での、一こまでした。



地蔵は新旧2体が祭られていますが、昭和50年11月に拝堂が燃えその火炎で旧地蔵のお顔が欠けたことから、その後近隣の人々によって新しい御影石の地蔵尊が安置されました。

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