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のんびり生物部の植物観察日記
私たちが部室で塩分濃度実験をしている、植物の“今”をお届けします。 随時更新

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途中結果報告

 
 
 
 
こんにちは!!
寒さも厳しくなり始めてきました今日この頃…
生物室で育てている植物たちもすっかり大きくなり、この寒さを乗り切ろうとしています。
 
 
 
 今回の研究では、アブラナ科植物の除塩効果を確かめるべく、実験開始の土壌中の塩分濃度と、実験を終えた時の塩分濃度の測定結果をまとめてみました。
 ここでは、“始”の文字の付いたものは1031日に測定したもので、“終”の文字が付いたものについては1219日に測定した土壌中の塩分濃度の数値です。なお、各グラフの縦軸の数値は土壌中の塩分濃度(%)を表しています。
 なお、塩分濃度の測定については、プランター内の土壌50gに淡水20mlを加え、それを濾過したものを塩分濃度計で測定しました。
 
 各実験区における測定結果は以下の通りです。
イメージ 2
このグラフは、塩分濃度0.75%の塩水をかけた各実験区の土壌中の塩分濃度の測定結果です。グラフからは、コマツナ以外の植物2種において、塩分濃度が上昇していることが分かります。
 続いてのグラフです。
イメージ 1
このグラフは、1.5%の塩分濃度の塩水をかけた各実験区の土壌中の塩分濃度の測定結果です。グラフより、いづれの植物も“終”における塩分濃度が、“始”に計測したときよりも上昇していることが分かります。
 0.75%の実験区では塩分濃度が上昇していなかったコマツナに関しても、1.5%濃度の実験では塩分濃度が上昇しています。
 続いてのグラフはこちらです。
イメージ 3
このグラフは3.0%の塩分濃度の海水を用いた際の結果です。3.0%の塩水がかかるとほとんどの植物が生存できないと聞いていたので、それを実際に確かめるべく、今回は一つのプランターに3種の植物をまとめて植えてみました。
 ところが、前回のブログに記載した通り、ほとんどの植物が枯れてしまっているにもかかわらず、ハクサイについてはなぜか生き残ってしまいました。
 そこで、今回は生き残ったハクサイの根元付近の土を“右”として、植物が全滅している方の土を“左”として、土壌中の塩分濃度を測定しました。
 結果、生き残っていた植物のある区分“右”の方が植物が枯れた区分“左”よりも塩分濃度がなぜだか高まっていました。
 
 今回の実験データから読み取れることは、
・アブラナ科は塩分を吸収する植物のはずであったが、実際には土壌中の塩分濃度は下がらず、反対に高まってしまっている。
 
なぜこのような結果になったのか、色々と考察してみたのですが…なぜ塩分濃度が高まったのか…
 
 いずれの実験区での土壌の乾燥具合を見てみると、実験開始時よりも終了時の方が明らかに乾燥の度合いが高かったことから、土壌の乾燥によって塩分の濃度が増してしまったと推察します。
 アブラナ科植物の除塩効果は目に見えて高いものではなかったというのが現実でした。
 
今回の実験の発展として、
・継続して生育させることで、除塩効果の高まりを今後も追跡調査する。
・他の植物についても同様の実験を行い、より塩害に強く、除塩効果の高い作物を選定する。
 
このことを胸に、今後も実験・調査を進めていきたいと思います!!
 
 話は変わりますが、今回実験に用いたアブラナ科植物を部員みんな、そして校長先生を含めた複数の先生方に試食してもらいました。
 そして今回の試食でわかったことは、各植物の子葉はしょっぱいが、その後成長していく本葉に至っては、子葉から離れていくごとにそれぞれしょっぱさが薄れいてくということでした。
 子葉がとてもしょっぱかったというは、土壌中に含まれる塩分を吸収する際には、子葉の段階が一番塩分を吸収・蓄積しやすいということです。今後も継続して植物を生育させていくことで、本葉にも塩分が蓄積されていくのか検証していくたいと思います。
 
 また、このブログに掲載してきた実験内容や、地元での活動の様子を、東京都台東区にあります「アサヒビールアートスクエア5F」にて、発表してきました。これは、アサヒビール株式会社と、公益社団法人日本環境教育フォーラムが主催する「日本の環境を守る若武者育成塾」のプロジェクトの一貫で行われたもので、当日は各方面のメディアの方々がおいでになり、そんな中やや緊張気味で成果発表を行いました。
 
 発表内容において、私たちの活動が今後も継続的に行われるという点が高く評価され、今回「サスティナビリティ賞」を受賞することができました。私たちの活動をこのように讃賞して頂いたことはとても嬉しかったことから、今回の受賞を糧に今後も様々な実験や校外における活動を充実して行い、より住みやすい仙台市にしていきたいと考えています。
 
 今後も時々ブログの内容を更新しますので、乞うご期待ください。

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    こんばんは
    はじめまして

    非常に興味深い内容ですね
    更新はなさらないのでしょうか?

    [ 青夢 ]

    2014/7/13(日) 午後 9:04

    返信する

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