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柳澤桂子先生

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柳澤桂子先生が公式サイトを閉鎖されていることを、ついさっき、確認しました。

残念なことです。

さらに、残念なことは、こともあろうに、柳澤先生のサイトのトップページのアドレスが、サラ金勧誘サイトに変身していたことです。アドレスを乗っ取られたのだと思います。

この世に柳澤先生のサイトは存在しません。先生のファンの皆様、くれぐれも気を付けてください!

この件に関連して、こちらのブログで柳澤先生のサイトにリンクしていた記事は消去しましたが、もれがあるかもしれませんので、その点はご了承ください。仮にリンクボタンがあってもクリックしないでください。

新年、明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。

年末年始は、両親の通院から始まって、なんちゃって大掃除したり、大晦日はお節作って、紅白が終わった頃お節をお重につめて、元旦に来客があって、そのあと実家に帰って、2日間本でも読んでゆっくりするつもりが、2日には7人も親戚がお年始にいらして、お料理作りのアシスタントして、お接待したりで、もう、ぜんぜんゆっくりできなかったのですが、みなさまは、ゆっくり骨休めできましたか?

今、私は「宇宙」に凝ってて(笑)、実はこう見えても、小さい頃、星を眺めるのが好きで、本を読んだり星座覚えたりしてたのです。NHKの「パノラマ太陽系」が大好きだったな。まあ、そういうわけで、実家には村山斉博士の「宇宙は何でできているのか」とブライアン・コックスの「なぜE=mc²なのか」の2冊を持っていったのですが、なんとか「宇宙は何でできているのか」は読了できました。(←寝てないし 笑)

★「宇宙は何でできているのか」村山斉(幻冬舍新書)

なかなか、おもしろかったですよ〜。宇宙のはじまりってどんなだったの?って疑問から、未来の宇宙はどうなっちゃうの?ってところまで、教えてくれます。思いっきり文系で物理なんか習ったこともないわたしでも「宇宙ではそういうことが起っているのか〜」とおおざっぱにナットクできました。あと、今、話題の「ついにヒッグス粒子発見か??」の意味がわかるかも。村山先生は素粒子物理学がご専門なんですが、今、素粒子物理学が熱いんですよ。

私だけがそう思ってる?いやいや、そうではありません。ほらほら、つい最近も「ニュートリノが光速を超えた?!」っていって「タイムマシンも夢ではないかも??」などというトンデモない話が大真面目に取り上げられたじゃありませんか!これだって、素粒子物理学の壮大な実験のひとつでございます。

スイスのジュネーブにある欧州合同原子核研究所(CERN)ってところに超巨大な大型加速器「LHC(Large Hadron Collider)」という全周27キロメートルの地下トンネルがあって、そこで光速の99.99%まで加速させた陽子と陽子を衝突させて、ビッグバン直後の創世記の宇宙を再現して、宇宙のなりたちはいかなるものかってことを研究してるんですね。で、このCERNでの実験の副産物が今回のタイムマシン騒動だったのです。

★光速超えるニュートリノ 「タイムマシン可能に」 専門家ら驚き「検証を」
2011.9.24 00:24 産経ニュース

★超光速素粒子ニュートリノ、27日から検証実験 相対論の行方、世界が注目
2011.10.23 01:07 産経ニュース


ブライアン・コックスの「なぜE=mc²なのか」も読みはじめましたが、相対性理論って、私はぜんぜん意味わかんないのだけど、まずは、その「相対」って部分から、数式でなく文章でひもといてくれるので、いまのところ、なんとかつまづかずに読めてます。読了できるのでしょうか?乞うご期待(笑)

★「なぜE=mc²なのか」ブライアン・コックス、ジェフ・フォーショー 
翻訳/柴田 裕之 (紀伊國屋書店)

ブライアン・コックスは、実は今イギリスで大人気の素粒子物理学者で、BS朝日で放送中の「BBC地球伝説」って番組で「神秘の太陽系」「神秘の大宇宙」という宇宙ドキュメンタリーのシリーズがあったのですが、その水先案内人として登場するやいなや、スマイリーなイケメンぶりに人気爆発!しかも、若い頃は世界的ミュージシャンだったというから、みんなメロメロになるのも無理はないって感じ。

★BBC地球伝説 神秘の太陽系(5回シリーズ)
★BBC地球伝説 神秘の大宇宙(4回シリーズ)
http://www.bs-asahi.co.jp/bbc/na_62_01.html


あと、ブライアン・コックスがTEDで講演してるんでいくつかご紹介。日本語字幕あり。動画画面の下にある「Subtitles Available In :」って書いてる横で「Japanese」を選んでください。

★ブライアン・コックス: CERN の大型加速器 2008.3
http://www.ted.com/talks/lang/ja/brian_cox_on_cern_s_supercollider.html

★ブライアン・コックス:LHCの失敗の原因について 2009.2
http://www.ted.com/talks/brian_cox_what_went_wrong_at_the_lhc.html

★ブライアン・コックス: 探検家が必要な理由 2010.4
http://www.ted.com/talks/lang/en/brian_cox_why_we_need_the_explorers.html


しかし、新年早々、いきなり宇宙じゃ話が唐突すぎるわって方には、柳澤桂子先生の「いのちと環境 人類は生き残れるか」がおすすめ。

こちらの本は地球のはじまりからお話がスタートします。お友達のおりひめさんが素晴らしい書評をかいているのでまるごとご紹介。


「いのちと環境ー人類は生き残れるか」

今年は、3月の大地震、大津波、それに加えての原発事故など、発想の転換を強いられるできごとがありました。それを受けて、「エネルギー問題」や「原発行政・原発利権」、「放射能被曝」などに関しての書籍もたーくさん出版されました。巷の「どうしたらいいの?」「何が起きているの?」の不安にある意味便乗しているような内容のものも数知れず。そんな中、静かに問題の本質を問うた一冊があります。

「いのちと環境」(柳澤桂子著 ちくまプリマー新書 2011)が、それ。著者は、チェルノブイリ事故の直後から「放射能の危険性を伝えなかった科学者の責任」から、原発の問題についての本(「いのちと放射能」ちくま文庫)も出版してきた方。ただ、8月に出版された本書は、原発や放射能の話題も織り込んでいるものの、他の類書とは一風違う形で問題に斬りこんででいます。

まず、著者は言います。

「現在地上に生きているものは、原核生物もミジンコも、肺のある魚も、カエルもイモリもネズミもサルも、絶滅の危機を乗り越えて四十億年のあいだDNAを受け継いできたいのちです。無から生じた生物はいません。四十億年前に生命が誕生した奇跡のあとは、すべての生物は生物から生まれ、いまにいたっているのです。地球上に生きている生物はみんな四十億年のいのちをもっています。(pp25)」


わたしたちがこの場にいるということは、40億年かけてつながってきた地球の生命の歴史からみてもかなり奇跡的なできごとである。そこを忘れてはいけない、という点から話が始まる。かなり壮大でしょう?あまりに壮大すぎて、「目先の放射能をなんとかしろ!」や「国が、東電が補償しろ!」の路線の皆さんにとっては唐突すぎるかもしれません。

だけど、こういうときだからこそ、壮大ともいえる大きな視点が必要なんだと思うのですが。

センス・オブ・ワンダーの視点。

本書では、この「四十億年の奇跡」が、文系アタマの私にもわかるようにやさしく解説されたあとに、現在の「原子力発電」への依存が始まった環境的背景が、人間と環境、エネルギーの歴史を通して「見える」ように説明されています。これを読むと、今の状況はある意味「人間という種による歴史の必然」だったのかなあとも思え、もう戻れないのかと悲観的にもなります。

そんな悲観的な現状を乗り越える方法として、著者は人間が「意識の進化」を果たして「自我を超越した存在」になる必要があるだろう、そして、今までの進化の歴史を考察しつつ、著者自らが、原因不明の病で絶望の淵にいたときに実際に体験した「神秘体験」から、そちらの方向にいくことは可能だろうと結論づけています。

「世界のどの宗教も、表現はちがっても自我を超越することがたいせつだと教えています。(中略)よく考えてください。この宇宙を満たしているものは分子であって、あなたも分子の塊にすぎません。(中略)世界は分子の濃淡があるだけど、一元的なのです。この思考を体得すれば、あなたはほんとうに幸せになるのです。すべての宗教が教えていることはこのことです。(pp209)」

そうはいっても、そんなことができるのか?と、凡夫としてはため息ですが、それでも著者は、はげましてくれます。

「まだ、今すぐみなさんにできることがあります。まず自分の意識レベルを上げるような勉強をしてください。いい芸術に触れることをお勧めします。得に優れた文学を読みよく考えて下さい。あなたの周囲の人の意識レベルを上げるような会話をしてください。(pp.212)」

ちくまプリマー新書は高校生向きの新書。内容的には、今、世の中で話題になっていることの基礎知識にもなることばかりです。

★「いのちと環境ー人類は生き残れるか」
(たねまき日記より)
http://tanetane.blogspot.com/2011/12/blog-post_30.html


おりひめさん、素晴らしい書評ありがとうございます。

それでは、みなさま、今年は災害のないよい年になりますように。
今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
福島第一原発が、まだまだ予断を許さない状況の中、岩波書店の雑誌「世界 6月号」では、「原子力からの脱出」と題して特集を組んでます。

その中で「原子力発電から離れよう」と題して柳澤先生が寄稿されてます。柳澤先生は、お身体の具合がよろしくない中での寄稿です。それが、どれだけ大変なことか!ぜひ、多くの皆様にお読み頂ければと思います。

生命誕生の軌跡からはじまり、原子力発電は持続可能なエネルギー源ではないことを、わかりやすく語ってます。

そんな中、浜岡原発の停止が決定されました。これは、大変な英断だと思います。しかし、それに対して、経済界からの反発が激しいようですが、あれだけの事故を目の当たりにして、まだ、原発にしがみつこうというのは、愚の骨頂ではないでしょうか。

変化を受け入れなければ、進歩もないのです。経済界のお偉いさんたちには、頭を切り替えて、新しい時代に対応した持続可能なエネルギー源の開発、さらなる省エネ技術革新、スマートグリッドの普及、発電の高効率化、家庭用蓄電池の普及などなどに投資して欲しいものです。

「世界 6月号」には、ソフトバンクの孫正義氏も寄稿していて、自然エネルギーへの転換で安心安全な日本の未来へのビジョンを語ってます。

脱原発で大事なのは、具体的な代替案を提示できるか否かだと思います。

孫氏は、個人で10億円出して「自然エネルギー財団」を設立することにしたそうですが、ぜひ、沢山の専門家が安心安全な日本の未来への力強い政策提言をして頂けるとうれしいです。

個人的には、巨大な電力で広大な地域をまかなうのではなく、各家庭や事業所でもソーラーパネルや風力発電でエネルギーの自給自足をはかりつつ、小さな地域ごとに、小さな発電所を作って、蓄電池も利用しつつ、足りないエネルギーをスマートグリッドでシェアしあうみたいなイメージがいいなあと思います。

そういえば、脱原発議員の河野太郎氏が、池田信夫氏を聞き手に「これからのエネルギー政策を考える〜"脱原発"は本当に可能なのか〜」と題した番組をネットで放送するそうです。

★「これからのエネルギー政策を考える〜"脱原発"は本当に可能なのか〜」放送決定!
(BLOGOSより 2011年05月09日10時00分)
http://news.livedoor.com/article/detail/5537912/

放送日時:5月16日(月)22時30分〜23:30
放送URLhttp://blogos.livedoor.com/feature/
ニコニコ生放送http://live.nicovideo.jp/watch/lv49353791

生放送が聞けるといいのですが、時間がとれるかわかんないんで、あとで、録画を見れるといいなあ。
柳澤桂子先生の随筆が『婦人公論 3/22号」に掲載されてます。
ぜひ、みなさん、お読み下さい!

取り急ぎ、お知らせでした。

★婦人公論
http://www.fujinkoron.jp/
柳澤先生と福岡伸一さんの対談が『婦人之友 2011年3月号』に掲載されています。

科学者の見地から、環境問題、不妊治療や脳死問題などについて語ってます。とっても、興味深い内容になってますので、ぜひ、お読みください。

私が印象的だったのは、柳澤先生が『受精卵は、もう人です。』とおっしゃっている点です。

ひとは、いつから人間になるのか?受精した時点からか、それとも、細胞分裂がはじまり脳が形成され意識が立ち上がる時点からか。これは、非常に大きな問題で「脳死は人の死か?」という問題にまでつながっていきます。最先端の科学や医療の現場で起っている事は、人間としての根源的な問いかけを私たちに投げかけていますが、お二人の対談は、素人にもわかりやすいことばで語ってくれます。

★婦人之友

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