はじめに列挙した謎ときが、すっかり順不同になってしまったのは、不徳のいたすところなのですが(汗)、今回もいっきに<謎その8>まで飛んじゃいます!
ネットをお散歩してると「モリアーティは死んでないだろう」とか「モリーってほんとはモリアーティじゃないの?」などのご意見を目にしますが、「モリアーティは死んでないだろう」というのは、おそらく、アンドリュー・スコット演じるモリアーティは実は影武者で、本物のモリアーティは別に存在するだろうという仮説だと思うのですが、それならいいなあって思います、わたしも。
モリアーティの自殺はあまりにも唐突だったし「えっ!これでモリアーティとの闘いは終わりな訳??」って、一抹の寂しさを感じたファンも多かったのでは?影の主役がいたほうが断然面白いし。
そして「モリー=モリアーティ説」ってすっごく魅力的!
普段のガーリーな不思議ちゃんファッションから一転、メイクもビシッと決めてハイファッションに身を包んだモリー・フーパー。ドバイかどこかの豪奢なホテルの一室でワルなクライアント相手に冷徹な命令を下してたらクールだと思いませんか?
そもそも、原作にはモリーの役柄はないらしいから、モリーがモリアーティだとしてもぜんぜんおかしくないし、むしろ面白い。でも、名前以外のヒントはどこにもないから、そこから二人のつながりを見つけられたら、めっけもんなんだけどな。
モリーは、メアリーの愛称だそうで、メアリーといえば、原作では、ワトソン君の最初の奥さんの名前もメアリーなのはご存じのとおり。だからといって、ジョンとモリーが結婚するとは、とても思えないけど(笑)
そういうことから、「Molly Hooper」もしくは「Mary Hooper」と、「Jim Moriarty」もしくは「James Moriarty」の間に関連性はないかアナグラム遊びをしてみたけど、意味のある言葉にはならなかった。
ざんねん。
そんな簡単なヒントはないよね。
惜しかったのが「Jim Moriarty」は「I'm Mary Jorit」という風に並べ替えられますが、アナグラムの出来としては甘いのよね。ざっと調べたので間違えているかもしれないけど、「Jorit」というのは北欧の「馬」と「美しい」という意味を語源とした「Jorid」からの流れをくむ女性の名前のようだから「ジム・モリアーティ」→「私はメアリー・ジョリット」こじつける事もできるけど、やっぱり出来がよくないよね。
また、「Jim Moriarty」と「Molly Hooper」を組み合わせてやってみると「I'm Mary. It Molly or J or Hope . 」というぐあいに、なんとかまとめられたけど「私はメアリー。モリーであり、J(Jim)であり、希望でもある。」という具合に、なにやら意味深風に無理矢理こじつけられるけど、やっぱり、出来がよくない。ピンとこない。
そういうわけで「モリー=モリアーティ説」の確実な証拠はみつけられませんでした。
でも、モリーがモリアーティだと仮定すると、いくつかの疑問点が解消されるんですよね。
例えば、シリーズ1の最終話「The Great Game(大いなるゲーム)」の中で、シャーロックの最初の事件「カール・パワーズの変死」にモリアーティが関わったと考えられることから、過去の同級生などをさぐったけど、何も手がかりをみつけられなかったでしょ。その辺はあっさり流してましたが、あのシャーロックが何も手がかりをみつけられないって、すごいことですよ。
でも「カール・パワーズの変死」に関わっていたのが、少年でなく、少女だったとしたら?
シャーロックはおそらく「少年」だと思って調べてるから「少女」というのは盲点ですよね。何も証拠がみつけられなかったのも、探す相手の性別を間違えたせいだとしたら???
もうひとつ。
シリーズ2の最終話「The Reichenbach Fall(ライヘンバッハ・ヒーロー)」で、暗殺される友人の中にモリーがいないことを意外に感じませんでしたか?
何かにつけて手を貸してもらってるし、クリスマスパーティにも呼ばれたし、シャーロックが失いたくない友人の一人として名前があがってもおかしくないのに、なぜか暗殺リストから外れてる。
でも、モリーがモリアーティなら、リストから外れるのは当然ですよね。
それに、前の晩にシャーロックから何やら頼まれてるし。こういう流れも、なんだか怪しいんですよね。それまで、変キャラ設定でおざなりな扱いだったモリー。(クリスマスの衣装は特にひどかった。髪飾りなんかラッピングのリボンだったよね。モリー自身がプレゼントってこと??衣装さん、あんまりだ、悪ノリしすぎだよ〜)そんな彼女が、急にシャーロックの運命を握るキーパーソンになるだなんて。
ミステリーのよくある手口でしょ。
主人公からの信頼を最大限に獲得して、最後の最後で裏切るってパターン(笑)
もちろん、モリーの純情は本当で、シャーロックの片腕として次回からも活躍してくれたらうれしいけど、最後に裏切るクールなモリーの変身ぶりも観てみたいっていうか(笑)
スウェーデン映画の方の『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』のラストシーンで、ナオミ・ラパス演じるリスベットがパンクファッションから一転、セレブなマダム風に変身して颯爽と歩いているのが素敵だったのですが、そういうモリーもみてみたいな、と。
アメリカの現代版ホームズは、ワトソン君が女性という設定ですが、本家「SHERLOCK」はモリアーティが実は女性だったというのも、また一興ですよね。