配達日誌

2008年4月1日をもち、擱筆させて頂きます。よろしければso-netblogをご覧下さい。

とめさんが来た時(多頭飼いの話)

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とめさんが家にやって来た!
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クマ子が来た頃

家犬になって安穏と暮らすようになったとめさんのテリトリーは、父母が暮らす1階居間である。
(クマ子は、私とカミさんが暮らす2階がテリトリー)
とめさんは、人間でも動物でも、ここへの家族以外の侵入を嫌う。
だから、お客さんが来れば、当然のごとく吠える。
もちろん、それは生後1ヶ月の子犬に対してさえも、例外ではなかった。
生後3ヶ月くらいまでの子犬は、大人犬に可愛がってもらう為の匂いや顔をしているらしいので、
とめさんも、相手が子犬だったら、ちょっとは仲良くできるかもと思ったのだが、
そんな飼い主の淡い希望は、こっぱみじんこに砕かれた。

最初の1年はクマ子は激しく嫌われっぱなしだった。

イメージ 1

(←子犬だった頃のとめさん。普通の写真をスキャンしました)

小さなクマ子を1階の居間へ連れて行くと、父と母は大喜びだった。
が、とめさんだけは、猛抗議!!
居間へ入るだけでも吠え、父母がクマ子を抱いたり可愛がったりすると、
ヤキモチを妬いてまた抗議。
今思うと、とめさんの目には、
「家族を奪うもの」としてクマ子が映っていたのかも。
しかし、怖いもの知らずのクマ子は、
めげずに「とめさ〜ん♪」と近づこうとする。
近づかれると、とめさんはまた吠えて、クマ子が近づくのを拒否した。
特に、居間の先端にある温室と呼ばれている2畳ほどのサンルームにクマ子が入る事を、とめさんは絶対に許さなかった。
普段、とめさんはここにいて、外の通りを歩く人影に吠えたりしているが、
とめさんにとっては、1階でも1番のテリトリーらしく、
クマ子がここへ入ろうものなら、一段と吠え声が激しくなり、絶対に追い返した。
おやつの時もこの状態だった。
成犬と子犬とでは、食べられるおやつに差があるので、あげるものは別々なものだったが、、
2匹一緒に伏せをさせて、並んだところであげようとしても、
とめさんはおやつを死守するためか、クマ子が近づくのを拒否した。
仕方なく、家族の一人がとめさん担当、一人がクマ子担当で、
同じタイミングでおやつをあげる、という様な形をとっていた。

イメージ 2



(ピンボケですが、4ヶ月頃のクマ子です。
この頃のクマ子は、妙でした。
耳がやたらとでかくて、
他のパーツや体との比率がおかしくて、
見た目、かなり変でした・笑 →)



そうこうするうち、クマ子が散歩デビューの日を迎えたので、
とめさんと一緒に散歩に連れてこうと思っても、
それも激しく拒否。
母がとめさんを連れて歩く後ろから、カミさんがクマ子を連れて歩いたが、
とめさんは後ろからついてくるクマ子に向かって吠え立てて、ついて来ることも拒否した。


イメージ 3

(←子犬の頃のとめさん。
普通の写真をスキャンしました)

そうして拒絶を続けるとめさんを見るにつけ、
もしかしたら、
このままずーっとクマ子の片思い状態が続くのか?と
思わずにはいられなかったのだが、
そんなとめさんに小さな変化が現れ始めたのは、
クマ子が来て1年ほど経った頃、
クマ子がお手やお座りをちゃんと出来るようになり、
成犬と一緒のおやつをもらえるようになった頃だった。
クマ子が家にやってくるまで、この家は、一応とめさんの天下だった。
(厳密に言うと、人間>セキセイインコ>とめさん)

とめさんは他の犬と仲良く出来ない、かたくなな犬だ。
生後1ヶ月で家に来たので、犬同士の遊び方も知らないし、コミュニケーションの取り方も知らない。
公園や通りで犬を見かけると、ビビって吠える犬だった。
なので、犬をみかけると、すれ違わずに済むように、遠巻きにしたり、遠回りして散歩していた。
お陰で、よその飼い主さんとコミュニケーションを取るのも難しかった。
だから、お散歩友達が殆どいなかった。
更に、とめさんは本当に食の細い子で、食べさせるのにとても苦労させられた。
あまりに食が細かったので、無事に育たないかもしれないと思いながら育てた犬だった。
最終的には、害にならなければ何でも食べさせようと言う事で、
体が出来るまで、家族と一緒の食事を、あの手この手で食べさせた。
お陰でとめさんは何とか無事に育ったが、自分を人間だと思ってしまったようだった。

イメージ 1一時はどうなるかと思ったが、
無事に育ってくれて、
カリカリも食べられるようになって、
とめさんは家の中から、外に出された。
(写真は外犬だった頃のとめさん。若いなぁ〜)
しかし、環境の変化にとても弱いとめさんは、
なぜ自分がひとりぼっちになったのか、
分からなかったと思う。
出した頃は、犬小屋からいつも家の中を伺って、
人影が動けば鳴いていた。
しばらくすると、その状況に慣れて
鳴かなくなったが、
冬になると家の中で過ごさせてたので、
せっかく外に慣らした事が水の泡〜(笑。
「春になると外に出され、慣れるまで鳴き、
冬に家に入れられる」の
繰り返しで数年を過ごしたとめさんだったが、
可哀相に思った父と母が根負けして、
冬に家の中に入れたきり、
終に外犬に戻ることは無くなった(笑。

しかし、家の中でする事と言えば、昼寝と、家の前を通る人に向かって吠える事くらい。
自分を脅かすような存在もなく、緊張感の無い日々だったろう。
お手やお座りをすれば、おやつがもらえ、好きな時に人間に構ってもらえ、
喰っちゃ寝、喰っちゃ寝の毎日だった。
元々、吠える以外は、意思表示のハッキリしない犬で、
誰かが帰宅すれば「お帰り」と寄っていき、それなりに愛想を振るが、
「愛想を振りまく」というタイプではなかったので、挨拶は淡白だった。
それはそうだ。
愛想を振っても振らなくても、家族の目は自分に向いているし、
家族を何かに取られるという心配もなかったから、危機感がないのは当然だったのだろう。
7歳になる頃には、なんだか急に老け込んだようで、
覇気も何も感じられず、このまま、ぼーっと年老いていくだけなのか?!と、思えるほど、
とめさんが老け込んだように感じられた。

それが、クマ子の登場によって、大きく変わってゆくことになろうとは、
当時は思いもしなかった‥‥。

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