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医局に残って1,2年するとだいぶ臨床にも慣れてきました。 が・・・、少しくらいできるつもりになったって、まだまだ所詮は新人ドクター・・・。 2年目くらいになると黙っていても教えてもらえる機会はなくなり、 自主的に先輩達との勉強会に参加したり、個人的に師匠をみつけて 朝や帰りに勉強会をしてもらったりする風潮がありました。 ただ医局の中にいたって何も覚えませんからね・・・。 毎日毎日新しい事が増える世界ですから、業界の最新トピックス論文を読むのは日課のようなもの。 ビジネスマンの日経新聞的なもの?・・・でしょうか。 業界で世界中のドクターが発表した論文や臨床報告は ネットで検索して簡単に入手することができます。 よほど、日本だけの限られた学会へ出された論文でなければ、ほとんどは英語で書かれたものなので、 新人のころは1つの論文を読むのも大変でした。普段使わない英語ばかりですからね・・・。 でもずっと読み続けていると簡単に読めるようになるものですね。 業界で使われる英単語は限られてくるので、日常英会話には役に立たないけど 読めるだけのものは覚えます。 もちろん他の業界の専門誌は英語では読めません・・・。 デラはもともと英語が好きだったので苦ではなかったですが、 英語嫌いな人は翻訳ソフトのお世話になったりしながら、イヤイヤ読んでました。 中にはこういう勉強をほとんどしない人もいましたが、 大学病院というところは勉強をするために残ったんじゃないのかな・・・、 臨床だけでいいなら就職してお給料もらえばいいのに・・・なんて思いましたが。 医局の中にいても自分で勉強するすべを覚える人と、 そうではなくてなんとなく毎日過ぎていって、年数だけ重ねて デキルつもり・分かったつもりになっている人と だんだんそれぞれの道は分かれていくように感じました。 当たり前ですね、義務教育ではないのですから。 アタマでっかちでもダメだし、理論や根拠を知らずに臨床だけできてもダメ・・・ デラはそう思っていました。 先輩ドクターの中には本当に熱心な方がいて、 朝は7:00くらいには医局に来ていろんな論文に目を通し、 診療時間はめいっぱい診療して終わるとバイトへ出かけ、 また家に帰ると勉強してる・・・。 手もアタマもフル回転で鍛えていってる印象でしたね〜。 だけど、飲み会もちゃんとやってる・・・ 果てしなく体力がある人が多くてはじめは驚きました (@_@) が、いつしか自分も果てしなくチームに入っていたようです(笑) 大学病院では自分の勉強だけでなく、教育するということもお仕事のひとつ。 歯学部の学生、附属歯科衛生士学校・技工士学校の学生の授業を担っているのも医局の先生です。 もちろん、ヒラは教壇に立つことはなく、 歯学部の授業では講師以上、付属校の授業では助手以上の方が授業を行います。 ヒラ達は彼らのアシスタントなので、配布物やスライドを作製します。 そして授業に一緒に行って、出欠の確認や居眠りくんの注意などなど・・・。 また、学生実習ではインストラクターの人数もかなり必要なので、ヒラも教える立場になります。 試験監督なんかもしました。 これもヒラが監督できるのは通常の定期試験のみで、 学士試験(卒業試験)はエライ人しか試験監督にはなれませんでした。 他には他病院へ出向なんてのもあります。 医局公認バイトですね。。。 歯科検診のバイトなども医局にお話が来ます。 あの学校はお昼に豪華なランチが用意されている・・・とか、人気の検診もありましたよ(笑) さてさて、新人カリキュラムが終わる頃には現役合格者でも29歳くらいになっています。 女性ドクターの将来設計パターンは3つくらいに分かれていて、 研修医もしくは新人のうちに結婚してしまう人(25,6歳)、 ある程度1人前になるまで結婚しない人(30半ばくらいかな)、 ずっとしない人・・・のいずれかという感じ。 矯正医は1人前になるまで他科より時間がかかるので、 先に出産までしておいて後からゆっくり勉強する人も少なくはないです。 男性ドクターはモテますから(明らかに白衣効果だろう・・・てな人もいますが)、 むしろ女性ドクターより早く結婚しますね。 デラの大学の同級生も、明らかにメンズの方が早く結婚してます。 だって、卒業して国家試験に合格した途端にモテだすのよね・・・ヤツらは。 女子は(←ちと懐かしい響き)逆で、合格した途端にモテ度は下がりますもの。 自分より収入が多いんじゃないかとか、お高くとまってるんじゃないかとか 思われるのかな・・・。 女性ドクターは相手が自分より高収入じゃなきゃヤダなんて、あんまり考えてないと思うけどな。 まぁ、モテ度は下がるし、病院の中に拘束されてる時間も長いので、あまり出会いはございません。 患者さんで万が一とびきりステキな人がいたとしても・・・、 デラはお口の中を診てしまったら、恋愛対象にはならなかったですね。 裏話ですが、歯医者は相手の口の中に差し歯が1本でもあった時点でアウト・・・ と思っている人も多いんですよ。 これ、ホント。 話がそれましたが、こんな感じで勉強や診療をしながら、将来設計についても考えるようになります。 新人カリキュラムが終わっても、すぐに辞めるのってけっこうバツが悪いので、 辞めるにしてもご奉公的な意味合いで4,5年病院に残る人が多いように思います。 デラも数年で医局は辞めることにし、その後いきなり開業できるわけでもないので、 当初の計画通り有名な開業医のもとで働くことにしました。 実は私はリンガル(舌側矯正)に否定的だったのですが、 リンガルの道で成功されたドクターに師事することにしました。 リンガルはうまく治らないとか、治療期間が長くなるとか言われていましたが、 ウマイ人がやったらそうじゃないんじゃないか。。。という考えがよぎり、 自分がやらずに否定するのはよくないので、真実を確かめるためにこの道を選択することに。 師に選んだ方はこの道のエキスパートであり、厳しいことで非常に非常に有名でした(><) 半ば、監獄にでも入る心づもりで(笑)、 医局の先生達には「デラは抜群に打たれ強いから、あの先生のところでもやっていけるよ!!」 と微妙なコメントで送り出され、 大学病院を後にしました。 デラ30歳の春でした・・・。
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矯正歯科医の作ら
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<自分がやらずに否定するのはよくないので、真実を確かめるためにこの道を選択することに。 素晴らしいです。お医者様には一番必要な部分ですよ、きっと。 医局とか、研修医とか、聞いたことはあっても、よく知らなかったので、 へー、そうなんだと驚きの連発です。でも、大変なんですね。 大学病院のシステムも、甘くはないんですね。
2006/6/3(土) 午前 7:24
>MACKYさん、知らないのに否定するのはカッコ悪いですからね。大学病院には口ばっかりの人もいっぱいいました・・・。ドラマのようにカッコイイところじゃないんです、ほんとは。
2006/6/3(土) 午後 6:52
出来る人っていうのはトータルでバランスが良いですよね〜。デラさんの果てしなくチームもきっとそういう方々の集まりだったんでしょうね。 患者側からするとそういったココロザシの高いお医者様に診て戴きたいがために病院に行く前にひたすらリサーチ活動しなければいけない今日このごろ・・・。医師免許は持っていても儲け主義の宣伝上手がいっぱいいますものね(T.T)
2006/6/5(月) 午前 10:34
>かみきさん、そうなんですよね〜。私なんてまだまだですが、女性ドクターでも仕事ができる人ほど、結婚も育児もして、いろんな幸せを手に入れている。勉強も仕事も遊びもデキルし。そういう意味でもバランスいいなって感じますね。
2006/6/5(月) 午後 10:36