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これは私が患者さんに装置の説明をするときに使っている模型です。 1つの模型に表側の装置2種類(銀色と白)と裏側の装置が付いています。 比べやすいでしょ!?(自分でつくったんですけどね・・・) 今日はこれを使って、ワイヤーが装置にどうやって留められているのかをお見せします。 いつもみなさんは、すでにワイヤーが留められた状態のものを じっくりご覧になっていると思いますが、 なかなか留めている状況を見る機会ってないと思いますので、 ちょっとご紹介しますね♪ まず、装置とワイヤーはもともと全く別のものですから、 ワイヤーは何かで装置に括り付けなければなりません。 ワイヤーを装置に括り付けることを「結紮:けっさつ」と言うのですが、 細〜いワイヤー(結紮線)で結んで留める方法と、ゴム製の輪っかで留める方法があります。 では、表側の装置に結紮線を使って留める場合から♪ ワイヤーを装置の真ん中の溝に入れます。 結紮線を引っかけて、クルクルクルクル♪ 巻き終わったら要らない部分は切り取って、 このままだと切り口がチクチクするので、ワイヤーの下にクルンと押し込んで出来上がり♪♪ 次は裏側の装置に結紮線で留めます♪ 表側と基本的には同じ作業ですね♪ ピコンと出ている結び目は表側の装置同様、痛くないように折りたたんで内側へ押し込みます。 両隣の歯はすでに押し込んである状態。 では次にゴムで留める場合♪ ゴムはいろんな色があります。 小さな輪っかを1つ取って、装置にグイっと引っかけて出来上がり♪ カラフルな物は色を楽しむ時に使いますが、 金属と同じ色の物や透明な物の方がメジャーかもしれません。 でも、透明なゴムだとカレーを食べたら蛍光の黄色になっちゃうんですよね(笑) 裏側の装置にも写真のように使えますが、裏側の装置は見せることが目的ではないので ゴムを使うなら、多くの場合は金属色と同じようなものが使われるのではないかと思います。 表側の装置の方はいろんな色を毎回楽しまれる方も多いです。 桜の季節はピンク、クリスマスは赤やグリーンなど季節柄いろいろ楽しむこともできますし、 今頃はワールドカップの決勝戦を前に、 フレンチカラーやイタリアンカラーをお楽しみの方もいるかもしれませんね。 私は患者さんのご希望が特になければ、表も裏も結紮線を使っています。 ゴムの方がプラークを吸着させやすいからイヤなんですよね・・・。 ですから、歯磨きが上手な方には「色つけてみる??」と聞いてみます。 ワイヤーの方が構造もすっきりするから磨きやすいし、 リンガルで特にSTbであれば、装置とワイヤーの摩擦が少ないっていうメリットが ゴムで留めてしまうと少し失われてしまうから、 リンガルはよほどの事がない限り必ずワイヤーで結紮します。 ゴムの方が多少は舌感がいいかもしれませんが、 私は磨きやすさと動きやすさを優先しています。 痛くて耐えられないという方は幸いいらっしゃいませんし♪ 術者側としてはゴムで留める方が圧倒的に手間がかかりませんから、楽チンなんですけどね〜。 結紮線もゴムも必要ない装置もあって、 表側の装置で人気の高いデーモンシステムなどはその1つです。 装置の表層にシャッターのような構造物があり、 ガラガラ〜っと開けてワイヤーを入れ、ガラガラ〜っと閉めるというものです。 (実際にはガラガラ〜っとはいわないですけどね) 楽ですし、摩擦のない留め方ができるのですが、 シャッターが壊れてしまうとタダの装置・・・、 そしてシャッター構造がある分、装置が厚くなってしまうというデメリットもあり、 私も以前は使用していましたが、今は使ってないんですよね。。。 さてさて、いかがでしたか? 表側の装置の方は、たまにはカラフルに冒険してみるのもいいかもしれないですね♪
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