デラの矯正歯科といろんな日々

ボチボチな感じでやってまーす(笑)。

矯正歯科医の作ら

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全2ページ

[1] [2]

[ 次のページ ]

前回は以前いた診療室の良い部分を書きましたが、

今回は楽しくなかった部分(笑)を書きます。

院長はホント予想以上に厳しい方でした。

ベテランドクターでも叱られない日はなかったですね。それに怒り方がハンパない・・・。

こんなにキレル人が世の中にいるんだぁ(@o@)・・・って思うほど。

スタッフ全員が一度は

「もう死ねっ!!バカッ!!!」と物を投げられながら言われたことがあるはず(笑)



院長はあちこちで講習会を開いているのですが、同じネタの使い回しが嫌いな方だったので、

診療が終わると毎日のように残業をして準備に追われていました。

パワーポイント(プレゼンテーションソフト)でプレゼンを作るのですが、

スライド100枚くらい(ほぼ全てに写真が数枚と解説入る)を一晩で作ってきて・・・

なんて簡単に言われてました。

(もちろんネタを考えるところからスタートしてです)

しかも院長は忘れっぽい人で、「ココはこうして」とご自分で言っておいて、

次の日には「なんでこうなんだよ〜!!死ねよバカ!!!(怒)」と

まったく違うことを言う。。。

でも、この人はこの城の主なのだから、それでもいいと私は思っていたんですよね。

イヤなら独立して自分の城を築けばいいと・・・、だから続いてしまいました(笑)。




歯医者って診療が終わったら帰れると思いますよね??

普通はそうなんですけど・・・。


診療が終わる時点で20時くらい、スタッフミーティングは毎日あり、

それから通常の診療の準備(カルテ整理や検査結果の分析、装置を作る作業など)、

その後に院長の雑用だったので、帰りは常に終電か終電終わりでタクシーでした・・・。

毎日毎日よくもまぁ、これだけ雑用があるね・・・とビックリするほど。

で、やめとけばいいのに、ここの休診日週2日に私はバイトをしていて、

お休みは月休3日、長いときには16日ほど続けて働いていました。

わたし極Mなのかな・・・。

おかげで痩せましたし・・・。

休日はひたすら寝る寝る・・・。

当時、目覚ましをセットせずに寝れる時の幸せは格別なものでした。




本当にここは特別忙しいところで、入って1年くらいで随分友人付き合いがなくなりました。

まさに聞きしに勝る・・・って感じでした。

女性のドクターは1年くらいで辞めてしまう方が多かったと後になって聞きましたが、

そうでしょうよ〜。



それから、開業医では珍しく装置の開発や研究を熱心に行っているところだったので、

大学病院にいたとき以上に学会発表もかなりしていました。

学会では院長は講演をし、他のドクター達はひとり一つずつ発表を行っていたのですが、

大学病院では何人かのグループでひとつの発表をしていましたし、

患者さんのアポイントが入っていない時間は自由に他の作業ができたので、

それに比べるとこっちの方がよっぽど大変でした。




だけど、どんな辛い思いをしても私はここに入ってよかった。

他では得ることのできないものを沢山教えていただきました。

この私の師匠の講習会を開業して10年、20年経つようなドクターが

何度も受けていましたが、

何回受けたって得られないようなモノを勉強できましたからね。

体もしんどかったし、精神的にもキツイし、技術的に要求されることも高かった・・・

でも、なんだかんだ言って、打たれ強いのか、私は数年間をここで過ごしてしまいました(笑)。

忙しい中、デラ夫とも結婚をし、お互いにこの時期は帰りも遅く忙しかったので、

二人とも寝に帰っているようなものでした。

夜も遅くなりすぎると外食もできないので、意外と夕飯は帰ってから作っていましたね・・・。

今考えると非常に良くないことですが、夜中の1時に夕食なんてことはしょっちゅうでした。





ちなみにデラはここに来て、初めてお給料(バイト代ではない)というものを頂きました。

初任給はたぶん同年代のOLさんとあまり変わらないくらい。。。

同期でとっくに就職して働いている矯正以外の歯科医と比べると、半分くらいだったと思います。

毎年の昇給額は他より大きかったんだと思いますが。。。

ボーナスは1.5ヶ月を年2回。

有給休暇は無し。長い休みはGWと年末年始だけで、ドクターは夏休みも無しでした。

でもね、今まではお給料がなかったわけですから、

特別な技術を教えていただけてお給料までもらえるって考えると、大変にありがたいことでしたね。


忙しいとか大変とかの武勇伝を話しても、

もっともっと大変な方がこの世の中にはいると思いますので、

この辺にしておきましょう。

そうそう、これはツライとき私がいつも考えること。

「こんなのまだまだだよね〜。 もっともっと頑張ってる人、

大変な状況に置かれている人はいる!!甘えるな〜〜!!!」って。



これが、デラ30歳過ぎの日々でした。。。
ここで働き始めてから、いわゆる有名なレストランやショップに行っても、
店員さんが気が利かないなぁと感じるようになりました。

媚びへつらうこととは違います。
特に私たちは医療従事者ですから、暑苦しいサービスをしようとは思っていません。
ちょっとした気の利かせ方、対応の仕方、そしてそれをさらに向上させようという気持ちが
自分が働いている診療室は驚くほど優れていると感じたのです。



これだけ読むと、ここはまるで日本一の診療室みたいに聞こえますが、
それでもやっぱり不満をもっていらっしゃる患者さんはたくさんいました。
私がみても、もっと改善できるところはあるなと思いましたからね。

でも、これ以上患者さんが望んでいる部分は、物理的にこの診療室では無理な部分でした。
自分がもし開業したら、もっともっとよくしてやろう!!そう思いました。



これでいい。

そう思ったらそこでお終い。

上を見なきゃ。


これ以上は無理だと自分が考えていること、
それ以上のことを易々とやってしまう人が世の中にはいる。
上を見ない人はそんな人がいることすら気が付かない。


今日の自分より、明日の自分はもっともっとステキでいたいし、
ドクターとしてももっともっと階段を登っていきたいものです。。。
大学を辞めて2日後には新しい職場で仕事をはじめました。
(もっと休めばよかった・・・)



聞きしに勝る人気の開業医、診療はすべてアポイント制でしたが、
常にギュウギュウなので1分でも診療が延びると叱られました。
しかも治療はスピーディーで、おそらく他の開業医で2回に分けてやるような内容を
1回の時間でこなします。スタッフ全員がプロの仕事をしてました。



やっぱり、支持される開業医は違うわっ!!・・・と驚きの毎日。


後にも先にもこれほど忙しく厳しい環境で仕事をすることはないだろうと確信しました。


診療が始まると、最後の患者さんがお帰りになるまで休憩は1分もありませんでした。
(いやこれ、ほんとです)
ちょっとWCに行くだけでも衛生士さんに捜索されてしまうほど。


こんな状況ですから、患者さんも大変で、5分遅刻なさると
もうTELで来るのか来ないのか確認されます。
この時、例えば15分遅れますと答えると、
「では今日の治療内容を一部変更しますが、よろしいでしょうか?」と聞かれます。
たっぷり時間があればここまでしてあげられるけど、
時間が少なくなればここは次回にまわすよ・・・という意味。

え〜〜と思うかもしれませんが、こうしなければ診療時間が延びてしまい、
時間通りに来た次の方に迷惑がかかるから。
勝手に治療を簡略化すれば「だったら先に言ってくれれば
今日はキャンセルしてアポイント取り直したのに・・・」
なんていうことになりますからね。
5分くらいで電話なんて・・・と思われるでしょうが、
予約が取りにくいほど混んでいるところでは仕方ないことでした。

1回アポイントをキャンセルすると、
ひどいときには1ヶ月先まで次のアポイントが取れない状況でしたね。

しかし、多くの患者さんは治療に対する意識も高い方ばかりで、
歯磨きは熱心ですし、必ず時間に余裕をもって来られていましたし、
こちらが少しでもお待たせすればお叱りを受けましたし、
説明が足りなければまたお叱りを受けましたし、
気に入らない(手際が悪い)スタッフやドクターがいると、
次回からは絶対に他の人にして欲しいと言って帰られました。

スタッフは毎日患者さんから評価を受ける体制。

これって私にはとても勉強になりました。


患者さんのご機嫌をとるという意味ではなく、
ちょっとした対応や、口角をひっぱるなどのちょっとした動作・・・
苦痛があったときに指摘してくれないと術者は一生気づきませんからね。


ただワガママ言ってるだけの方も中にはいらっしゃって、
こればかりは正直ウンザリしましたが。。。

こんなに忙しい診療室でしたが、診療がはじまる前と終わった後には
必ず患者さんとしっかり話す時間を取っていました。

始まる前には、前回から今日までに何か不都合はなかったか、
心配だったことはないか、そして今日は何をやるのかをお話します。
終わった後は今日やったことの説明と次回までに考えられる動き、
そして患者さんからは何か質問がないか伺います。

大学病院では診療台もたくさんあったし、
開業医ほど忙しくなかったので当たり前でしたが、
忙しい開業医で忠実にこれを実践するには努力がでした。


これを限られたアポイントの時間内でやるためには、
スタッフはスキルをあげて、手際の良い治療をしなければなりません。
たっぷり十分な時間がとれるほどヒマな診療室ではなかったですからね。



こうしたことは、すべて毎日のスタッフミーティングで話し合って、
患者さんからもたくさんクレームをいただいて練り上げられたシステムです。

患者さんには診療から帰るとき、
受付になんでもいいから気になったことを話していって欲しいとお願いしていました。


自分の弱いところを指摘される体制を取らなければ、向上なんて無いんだと、
分かっていたつもりでしたが、本当の意味を私はここで初めて知りました。

つづく・・・

医局★番外編

病院や医局では暗黙のルールがいろいろありましたので、ちょっとご紹介。





☆白衣の前をはだけて着てはダメ(ボタンは全部しめる)

ドラマのお医者さんのようにボタン全開だとNG。

病院事務方のエライ人に「だらしないからちゃんと着てください」と叱られる。








☆朝一番、午後一番の混雑時は職員の(実際にはヒラの)エレベーター使用禁止

朝イチに病院の最上階の会議室で医局会があるときは、

ひたすら階段を登る登る・・・(T□T)ひょえ〜・・・!!









☆新人は先輩より先に帰るべからず

終電すぎても帰らない研究オタクがいるのに〜・・・(T _T)









☆飲み会の席では徹底的に体育会系

後輩はビール瓶とカラのグラスをもって先輩にお酌をしてまわり、

ついでもらったら飲み干してから席を立つこと。









☆先輩・後輩が食事や飲み会で同席した場合、後輩には1円も出させない

同席していなくても、偶然病院の近くのお店ではち合わせしただけで多々ごちそうになり、

多々ごちそうしました。









☆衛生士さんに嫌われる者は生きていけない

衛生士さんと仲良くすると、やっぱり良いことがあります。

医局で生きていくには彼女たちの力も必要です。

嫌われてしまったら・・・情勢はかなりきびしいかも・・・いろいろと。



くだらない事もありますが、実情でした(≧▽≦)
医局に残って1,2年するとだいぶ臨床にも慣れてきました。

が・・・、少しくらいできるつもりになったって、まだまだ所詮は新人ドクター・・・。




2年目くらいになると黙っていても教えてもらえる機会はなくなり、

自主的に先輩達との勉強会に参加したり、個人的に師匠をみつけて

朝や帰りに勉強会をしてもらったりする風潮がありました。

ただ医局の中にいたって何も覚えませんからね・・・。



毎日毎日新しい事が増える世界ですから、業界の最新トピックス論文を読むのは日課のようなもの。

ビジネスマンの日経新聞的なもの?・・・でしょうか。

業界で世界中のドクターが発表した論文や臨床報告は

ネットで検索して簡単に入手することができます。

よほど、日本だけの限られた学会へ出された論文でなければ、ほとんどは英語で書かれたものなので、

新人のころは1つの論文を読むのも大変でした。普段使わない英語ばかりですからね・・・。





でもずっと読み続けていると簡単に読めるようになるものですね。

業界で使われる英単語は限られてくるので、日常英会話には役に立たないけど

読めるだけのものは覚えます。

もちろん他の業界の専門誌は英語では読めません・・・。

デラはもともと英語が好きだったので苦ではなかったですが、

英語嫌いな人は翻訳ソフトのお世話になったりしながら、イヤイヤ読んでました。

中にはこういう勉強をほとんどしない人もいましたが、

大学病院というところは勉強をするために残ったんじゃないのかな・・・、

臨床だけでいいなら就職してお給料もらえばいいのに・・・なんて思いましたが。






医局の中にいても自分で勉強するすべを覚える人と、

そうではなくてなんとなく毎日過ぎていって、年数だけ重ねて

デキルつもり・分かったつもりになっている人と

だんだんそれぞれの道は分かれていくように感じました。

当たり前ですね、義務教育ではないのですから。





アタマでっかちでもダメだし、理論や根拠を知らずに臨床だけできてもダメ・・・

デラはそう思っていました。



先輩ドクターの中には本当に熱心な方がいて、

朝は7:00くらいには医局に来ていろんな論文に目を通し、

診療時間はめいっぱい診療して終わるとバイトへ出かけ、

また家に帰ると勉強してる・・・。

手もアタマもフル回転で鍛えていってる印象でしたね〜。

だけど、飲み会もちゃんとやってる・・・

果てしなく体力がある人が多くてはじめは驚きました (@_@)

が、いつしか自分も果てしなくチームに入っていたようです(笑)


大学病院では自分の勉強だけでなく、教育するということもお仕事のひとつ。

歯学部の学生、附属歯科衛生士学校・技工士学校の学生の授業を担っているのも医局の先生です。

もちろん、ヒラは教壇に立つことはなく、

歯学部の授業では講師以上、付属校の授業では助手以上の方が授業を行います。

ヒラ達は彼らのアシスタントなので、配布物やスライドを作製します。

そして授業に一緒に行って、出欠の確認や居眠りくんの注意などなど・・・。

また、学生実習ではインストラクターの人数もかなり必要なので、ヒラも教える立場になります。

試験監督なんかもしました。

これもヒラが監督できるのは通常の定期試験のみで、

学士試験(卒業試験)はエライ人しか試験監督にはなれませんでした。




他には他病院へ出向なんてのもあります。

医局公認バイトですね。。。
歯科検診のバイトなども医局にお話が来ます。

あの学校はお昼に豪華なランチが用意されている・・・とか、人気の検診もありましたよ(笑)





さてさて、新人カリキュラムが終わる頃には現役合格者でも29歳くらいになっています。

女性ドクターの将来設計パターンは3つくらいに分かれていて、

研修医もしくは新人のうちに結婚してしまう人(25,6歳)、

ある程度1人前になるまで結婚しない人(30半ばくらいかな)、

ずっとしない人・・・のいずれかという感じ。


矯正医は1人前になるまで他科より時間がかかるので、

先に出産までしておいて後からゆっくり勉強する人も少なくはないです。

男性ドクターはモテますから(明らかに白衣効果だろう・・・てな人もいますが)、

むしろ女性ドクターより早く結婚しますね。



デラの大学の同級生も、明らかにメンズの方が早く結婚してます。

だって、卒業して国家試験に合格した途端にモテだすのよね・・・ヤツらは。

女子は(←ちと懐かしい響き)逆で、合格した途端にモテ度は下がりますもの。



自分より収入が多いんじゃないかとか、お高くとまってるんじゃないかとか

思われるのかな・・・。

女性ドクターは相手が自分より高収入じゃなきゃヤダなんて、あんまり考えてないと思うけどな。


まぁ、モテ度は下がるし、病院の中に拘束されてる時間も長いので、あまり出会いはございません。

患者さんで万が一とびきりステキな人がいたとしても・・・、

デラはお口の中を診てしまったら、恋愛対象にはならなかったですね。

裏話ですが、歯医者は相手の口の中に差し歯が1本でもあった時点でアウト・・・

と思っている人も多いんですよ。

これ、ホント。





話がそれましたが、こんな感じで勉強や診療をしながら、将来設計についても考えるようになります。

新人カリキュラムが終わっても、すぐに辞めるのってけっこうバツが悪いので、

辞めるにしてもご奉公的な意味合いで4,5年病院に残る人が多いように思います。

デラも数年で医局は辞めることにし、その後いきなり開業できるわけでもないので、

当初の計画通り有名な開業医のもとで働くことにしました。



実は私はリンガル(舌側矯正)に否定的だったのですが、

リンガルの道で成功されたドクターに師事することにしました。

リンガルはうまく治らないとか、治療期間が長くなるとか言われていましたが、

ウマイ人がやったらそうじゃないんじゃないか。。。という考えがよぎり、

自分がやらずに否定するのはよくないので、真実を確かめるためにこの道を選択することに。

師に選んだ方はこの道のエキスパートであり、厳しいことで非常に非常に有名でした(><)

半ば、監獄にでも入る心づもりで(笑)、

医局の先生達には「デラは抜群に打たれ強いから、あの先生のところでもやっていけるよ!!」

と微妙なコメントで送り出され、

大学病院を後にしました。

デラ30歳の春でした・・・。

全2ページ

[1] [2]

[ 次のページ ]


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!
話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事