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千曲川をはじめ、遠く北アルプスの山々を望む眺めの良いお風呂を有する中棚温泉『中棚荘』では、ほのかにイオウの香りが漂うなめらかで肌触りの良い温泉を掛け流しで味わうことができます。 そして何よりこの宿のお風呂の一番の魅力は、秋から春にかけてのみ楽しむことのできる「初恋りんご風呂」にあると言っても過言ではありません。 飲泉することもできる良質な温泉と、湯船に浮かんだ甘酸っぱいりんごの香りとが交わり、何とも云えぬ癒しの効果を与えてくれる非常に魅力的なお風呂であると思います。 第二回目となる今回は、そんな魅力溢れる『中棚荘』のお風呂の様子について紹介します。 客室前の階段を降りて廊下を左手に進むと、すぐにお風呂の入口が目に入ります。 お風呂の名称は「文人風呂」、いかにも由緒ありそうな感じがします。 お風呂のある湯小屋には、こちらの入口から外に出て足を運ぶことになります。 お風呂へと向かう有名な石段です。 冬場ということで、寒さや雪をしのぐためにビニールが被せられていました。 私は全く問題ありませんでしたが、足腰の弱い人やお年寄りには少々こたえるかも知れません。 こちらが手前にある男湯の「樹林の湯」の入口です。 女湯の入口はさらに石段を30mほど奥に進んだ場所にありました。 扉を開けると、暖簾の奥に畳敷きの開放的な脱衣所が目に入ります。 脱衣所には棚やロッカーなどの設備はなく、床に並んだ籠に荷物や衣服を入れておくという何とも大らかなスタイルになっていました。 洗面台もしっかりとつくられているので、使い勝手に不便を感じることはありません。 実はこちらのお風呂には脱衣所と浴室との隔たりが無く、ご覧のように非常に開放的なつくりとなっています。 張り巡らされた柱や梁が、素晴らしい湯小屋の雰囲気を醸し出していました。 脱衣所から湯船を覗くとこのような光景になります。 木と石で組まれた素晴らしい浴槽の姿を見るにつけ、写真を撮りながらも気持ちがはやります。 内風呂は源泉を投入しつつの循環式で、湯枕を境に手前がやや温めで奥が適温となっていました。 日の光が燦々と差し込む大きくとられた窓や、荒々しい丸太のような木材を用いた浴槽など、あまりに素晴らしいつくりであったので、惚れ惚れする思いで見入ってしまいました。 そしてこちらが「初恋りんご風呂」の光景です。 もう少しきつい匂いが漂っているのかと思っていたのですが、りんごの香りはどこまでもほのかで、非常に心地よく鼻孔に抜けていくのを感じました。 湯船に入っていると何とも愉快に気分になってくるので、浮いているりんごを寄せてみたり散らせてみたり掴んでみたりと、何とも楽しいひとときを満喫しました。 こちらが源泉がこんこんと湧き出す湯口です。 源泉の温度は37.5度とやや温めで、手ですくってみるといかにも温泉らしいイオウの香りが漂ってきます。 ph8.5と弱アルカリ性なので、肌がすべすべして気持ちがよい浴感でした。 また、浴槽内には細かな湯の花も漂っていて成分の濃さが実感できますが、湯量豊富な割には汚れもやや目立ったため、もう少し浴槽の掃除の徹底化を図った方が望ましいと感じました。 湯船につかって脱衣所を見るとこのような光景になります。 こちらは洗い場です。 シャワー・カランとも数的に不足に感じることはなく、快適に利用できました。 洗い場に置かれていたのは、資生堂のシャンプー類と炭石けんです。 鮮やかな色調のボトルが、渋い浴室の雰囲気となぜか良くマッチしていたような感じがしました。 続いて内湯に隣接した露天風呂にも入ってみます。 木組みの内湯とは対照的に、露天風呂は豪快な岩風呂となっていました。 内湯同様二層に分かれる感じで、手前が加熱したお湯が注がれるやや熱めの湯船、奥が温めの源泉がそのまま注がれる湯船となっていて、掛け流しで楽しめるようになっています。 冬場は木々の茂みが無い分見晴らしも良く、のんびりとお湯につかることができました。 打たせ湯となって注がれる源泉は、露天に置いては冬場はやや温すぎる感じも受けました。 手前の方の湯船は、加熱したお湯がジェットバスのように噴き出しています。 貸切状態で存分にお風呂を満喫した後は、一旦部屋へと戻ります。 石段の途中にはご覧のような休憩所が設けられていて、端には伝言板なども用意されていました。 また、休憩所の一角には飲泉所もつくられています。 お湯は少し甘い感じがして、比較的飲みやすい泉質だと思いました。 続いて夜のお風呂の様子について紹介します。 この日は正月休みも明けた平日だったためか、わずか数組の宿泊客のみで昼も夜も全て貸切状態でお風呂に入ることができました。 夜の湯小屋は一際静かな雰囲気が漂っています。 夜の雰囲気もまた大変素晴らしく、優しげな灯りに照らされたお風呂にずっとつかっていました。 この時期、夜の露天はぐっと冷え込みます。 寒くなっては内湯へと戻り、熱くなっては露天へ出向くということを繰り返しつつ、思う存分に両方のお風呂を堪能させてもらいました。 最後に女湯の紹介をします。 女湯へは男湯の右手に続く石段をさらに奥へと歩いて行きます。 石段の一番奥に女湯「観月の湯」の入口が佇んでいました。 こちらが浴室内の様子です。 内湯・露天ともつくりは男湯とほぼ同じですが、湯船の大きさが男湯よりも若干小ぶりとなっていました。 個人的には、こちらの女湯の方が男湯よりもさらに雰囲気が感じられて好みです。 浴槽が小さい分、カラン・シャワーの数も男湯よりも一つだけ少ないようでした。 露天風呂も同じように内湯と隣接してつくられています。 見た目やつくりは男湯と同じですが、女湯の露天がつくられた場所が宿の一番端の高台に位置しているため、眺めは男湯よりも優れている感じでした。 天気の良い日は、こちらの湯船から雪を抱いた北アルプスの姿を目にすることができるそうです。 男湯と比較して浴槽が一回り小さめであっても、その分眺めがよいということで男女ともそれぞれ魅力のあるお風呂であると思いました。 以上で中棚温泉『中棚荘』のお風呂紹介を終わります。 浴槽内の汚れがやや気になったものの、浴室・湯船の雰囲気、注がれる湯の泉質及び温度、風呂からの眺めと、どれをとっても非常に素晴らしいお風呂で大変満足することができました。 もちろん初めてのりんご風呂体験も、湯浴みをより一層楽しむ演出として思った以上に癒しの効果がありました。 このようなお風呂を常に貸切状態で楽しむことができたことも、満足度を高める大きな要因の一つであったと思います。 宿のアンケートに、湯抜き清掃の徹底、替水間隔の短縮を図れば信州一素晴らしいお風呂に成り得ると書いてきたので、今後に期待していきたいと思います。 次回は、田舎宿として趣や懐かしさに溢れる館内の様子について紹介したいと思います。
次回へと続く・・・ |
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りんくさん、こんばんは。
中棚荘のお風呂、めりなさんのご報告にもありましたが
ホントにながーい階段をのぼっていくんですね(^^;
でもその階段をのぼってこそ味わえる眺めのようですから、これは頑張って行くしかないですね!
りんご風呂、私は体験したことがないのですが、ほのかな香りに癒されるんですね〜、
うーん、入ってみたいです。今度家のお風呂でやってみようかしら。
でもそのリンゴはきっともう食べられないのですよね?
お風呂の清掃がちょっと甘かったようですが、この点も改善されていくとよいですね。
宿へのアプローチで、既にヤギさんとは遭遇されたんですね。
ヤギさん、かわいい♪触ってみたいけど、触れるのでしょうか。
[ nop*og*n*aon*en ]
2008/2/20(水) 午後 11:12
こんばんは!
中棚荘の初恋りんご風呂は私も憧れです♪
りんごが結構多く入っているんですね〜
確かに、私もりんくさんと同じくりんごで遊んでしまいそうです。
眺望に関しては気にも留めていなかったのですが、内湯からも露天風呂からも結構いい眺めなんですね〜
宿泊客が少ないのにもかかわらずお風呂の汚れが目だった・・・という点がちょっと気になりますが(^^ゞそれをぬかせばとってもいい雰囲気ですね。特に内湯の造りは素晴らしいですね〜
そういえば以前に宿泊したペンションのお風呂にもりんごが浮かべてあったのですが、他の宿泊客の後に入ったら湯船に浮いているリンゴ数個に歯型の跡がありました(笑)
[ ポルポ ]
2008/2/20(水) 午後 11:22
りんご風呂、ほのかな香りに癒されるんですね〜、
うーん、入ってみたいです。
眺望に関しては気にも留めていなかったのですが、内湯からも露天風呂からも結構いい眺めなんですね〜
これからも楽しみにしております
全国温泉地の情報のおすすめを紹介してます。
よかったら遊びにきてください。
[ yjm**094 ]
2008/2/21(木) 午後 4:32
ごんたさんこんばんはー☆
お風呂への階段、写真で見るとけっこう急な感じに見えますよねー。
ボクは事前情報で階段が大変ってうわさを耳にしていたので心構えができていたせいか、特に不都合は感じませんでした。
でも、やはりお年寄りなんかは結構大変かも知れませんね。
しかも女性は男湯よりもさらに奥にあるんで・・・(^_^;)
浮かんでたりんごはきっと動物のエサになるんでしょうね。
ずっと煮立てられてぐずぐずになるのかなとも思ったのですが、普通に固いままで頑張れば食べられるかも知れません(笑)。
山羊の存在感はスゴイですよ。
全く車が近づいても動じないですし、チェックイン後の散策の際はしばらく眺めてました。
さわろうが何しようがノープロブレムだと思われます!
あと犬とか豚とかいろいろ飼っているのですが、鴨だけはさすがに近づくと逃げられてしまいました。
陸の上にいる鴨の集団ってかなり可愛いいですよ♪
でも、ロビー周辺で亀まで飼っているのはさすがにやめて欲しいと思いました(-_-;)
2008/2/21(木) 午後 9:09
ポルポさんこんばんはー☆
中棚荘の「初恋りんご風呂」、宿泊時もよかったですが帰ってきてからも更に「あの風呂はよかったなぁ・・・」っていう感じでじわじわと満足感が押し寄せて来ました。
ボクもずいぶん前から気にはなっていたのですが、なかなか行く機会がなくてようやく念願かなったっていう感じです。
響さんも言っていますが、先ずは日帰り入浴&はりこし亭でランチっっていうのもオススメです。
ボクもまたあちらに行く機会があったらそんな感じで攻めたいと思ってます♪
2008/2/21(木) 午後 9:45
yimrd094さん、ご訪問&コメントいただきましてありがとうございました☆
全国の温泉情報を紹介するブログを立ち上げられたのですね。
先ほど訪問させていただきました。
ボクの拙いブログも何かの参考になれば幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
2008/2/21(木) 午後 9:49
あ、このお風呂、見たことがあります〜。
雑誌だったのかな?
本当に、素敵な宿っていっぱいあるんですね〜。
今回は、またまた十津川まで仕事絡みで行ってきましたが、今度はゆっくりと素敵な温泉宿に泊まりたいな。
[ ♪ anne ♪ ]
2008/2/24(日) 午後 9:45
アンさんこんばんはー☆
十津川温泉いいなー。
仕事で外出できるのっていいですよね。
気分転換になるし♪
こちらの中棚温泉「中棚荘」、ボクもTVとか雑誌で何度も目にしていて、ようやく入ることができたんでかなり満足でしたよ☆
でもリンゴがあるとなしとではだいぶ満足度にも差があるかも・・・。
今度は大分のカボスの浮いたお風呂にも入ってみたいですね(^-^)
2008/2/25(月) 午後 8:36