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癒しの温泉・なごみの宿を探せ
新年明けましておめでとうございます。年末は奥鬼怒・鬼怒川温泉3連泊の旅で〆ました☆皆様にとって良い一年となりますように!!

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これまで『向瀧』の美しい木造建築の素晴らしさを中心に紹介して来ましたが、温泉宿としてこの宿が多くの人に支持される理由はやはり、加水・加温・循環一切無しという本物の温泉力にあると思います。
露天風呂こそ無いものの、風情漂う数種類の浴室には会津藩から受け継いだ伝統ある掛け流しの湯がとうとうと注がれ、旧き良き温泉旅館の醍醐味を存分に味わうことができる貴重な存在となっています。
今回はそんな『向瀧』のお風呂の様子について紹介して行きたいと思います。

『向瀧』が有するお風呂は、伝統の「きつね湯」と称される趣ある男女別の内湯が1箇所、シャワー設備も備わった快適でレトロモダンな男女別内湯の「さるの湯」が1箇所、そして空いていれば自由に利用できる貸切家族風呂が3箇所と、充実した数を誇っています。
先ずは建物同様、以前からその美しい浴室の姿に憧れを抱いていた「さるの湯」に入ってみました。
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その日の予約状況によって浴室が入れ替えになるらしく、この日は手前が女湯、奥が男湯となっていました。
但し滞在中に男女の入れ替えはありません。
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脱衣所は簡素な印象、写真にはありませんが全ての浴室にバスタオルが用意されているので大変便利です。
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曇りガラスの扉をワクワクする思いで開けると、美しい浴室の姿が目に飛び込んで来ました。
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こちらが「さるの湯」の男湯の全景です。
窓を開けると半露天感覚で湯浴みを楽しむことができ、外にはミニ庭園風の緑が覗いていて癒されます。
また、大理石で作られているという浴槽は極めて美しく、思っていたとおりの素晴らしさに感動がこみ上げて来ました。
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お湯の温度は約42度、熱めの湯が特徴な『向瀧』のお風呂の中では、比較的入りやすい温度設定になっています。
マーブル模様の壁には女性像のレリーフも飾られ、独特の雰囲気を醸し出しています。
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しっかりと掃除も行き届いた清澄な湯に身も心も癒され、極めて満足度の高い湯浴みを満喫することができました。
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「さるの湯」にはしっかりとシャワー設備が備わっているので安心です。
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続いて女湯を紹介します。
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女湯の浴室は男湯よりも一回り小ぶりな大きさですが、こちらもまた負けず劣らずの美しさで、男女の入れ替えがないことがつくづく惜しまれます。
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女湯にはシンプルな壁のみでレリーフはありません。
ローマ風呂のような大理石のお風呂はあまり好きではありませんが、こんなに風情ある雰囲気を作り出すこともできるんですね。
さすが『向瀧』、センスの良さがひと味違うとつくづく感心しました。
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女性には必需品と思われるシャワー付の洗い場は4箇所でした。
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続いて貸切家族風呂の紹介です。
貸切家族風呂は庭園を望む廊下をさらに地下へ下る場所に設けられていました。
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貸切風呂にもこのようにバスタオルが積まれていて便利です。
特に夏場は脱衣所にエアコンなどがあるわけではないので、汗を拭くには複数枚あると非常に重宝します。
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貸切風呂は、階段を下りて3箇所の浴室が隣接して作られており、手前から「蔦」、「瓢」、「鈴」という名前が付いていて浴室の大きさがそれぞれ微妙に異なっています。
私達はその中でも一番広い作りの「蔦」に入ってみました。
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こちらが「蔦」の様子です。
広いといっても2人入ればいっぱいになってしまうような小さな浴室ですが、いかにも湯治場風情を感じさせるようなレトロな雰囲気に溢れていて落ち着きます。
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湯口付近には泉質の濃さを実感させるカルシウム成分の結晶がびっちりと付着していて感動的でした。
こういう温泉の析出物を削り取ってしまう宿も見受けられますが、本物の温泉力を実感させてくれる貴重な造形美であると思うので、しっかりとその姿を目にすることができる宿というものは、必然的に温泉にもこだわっている姿を感じることができます。
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他の貸切風呂も全て空いていたので、様子を伺ってみました。
こちらは隣の「瓢」の脱衣場です。
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「瓢」の浴室は3つの中で最も小ぶりな作りとなっていました。
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全ての浴室でこの様な温泉成分の結晶を目にすることができます。
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そしてこちらが一番奥の「鈴」の脱衣場です。
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どの浴室も湯船の大きさ以外はそれほど変わらない雰囲気で、シャワーやカランの無い昔ながらのお風呂となっていました。
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湯船が小さい分、新鮮な掛け流しの湯を独占したような気持ちよさを感じることができます。
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さて、最後はいよいよ『向瀧』を代表するお風呂となる「きつね湯」の紹介です。
入口にある「昔ながらのあつめの温泉になっております」との注意書きのとおり、およそ44度以上はあろうかとのピリっと熱い湯を楽しむことができます。
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浴室の前にはレトロな洗面所が設けられていますが、よく見ると洗面台が大理石をそのままくり抜いたと思われる珍しい作りになっていました。
このような小さなスペースにも意匠の楽しさが感じられます。
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「きつね湯」も予約状況で浴室が入れ替えになるとのことですが、滞在中の男女の入れ替えはありません。
この日は通常どおり、手前が男湯、奥が女湯となっていました。
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「きつね湯」は最もレトロ感に溢れているため、脱衣場なども棚などがなく籠に直接浴衣を入れて置いておくスタイルになっています。
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こちらが「きつね湯」の全景です。
やはりカランやシャワーなど無い極めてシンプルな浴室ですが、存在感があって強く惹かれてしまいました。
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湯口の上に並んだシャンプーのボトル類が、シンプルな浴室に美しい彩りを与えているような感じがします。
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私は朝風呂に「きつね湯」に入りましたが、貸切状態でつかる湯船のお湯は極めて熱く、目覚めのお風呂としては正にピッタリといった感じのお風呂でした。
湯上がり後はサッパリとして非常に気持ちが良く、温湯好きの私でも思わずくせになりそうな刺激的なお湯を堪能することができて満足です。
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「きつね湯」や貸切家族風呂の天井には、湯気を吸収し水滴のしたたりを防止する効果があるというヒル石が使われています。
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続いて女湯の紹介です。
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男湯と同様、脱衣場は籠だけが置かれた極めて簡素なつくりとなっています。
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曇りガラスの扉を開けて浴室を覗いてみると、
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やはり男湯よりも一回り小さな湯船がひっそりと待ち構えていました。
「きつね湯」に注がれるお湯は自然湧出による源泉を落差によって浴槽内に引き込んでいるとのことで、昔ながらの浴室を守り、提供してくれる姿勢に頭が下がる思いでした。
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「温泉遺産を守る会」で認定された「源泉掛け流し風呂」の認定証書も誇らしく、正に後世に残したい温泉遺産としての価値あるお風呂の数々でした。
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以上で『向瀧』のお風呂の紹介を終わります。
基本的にどのお風呂も頑固に100%源泉掛け流しを守っているため、お湯の温度がやや熱めであるというのが多少気になりますが、どの浴室もそれぞれに特徴があって大変満足することができました。
また、専用の内湯が付いた離れの客室などもあり、部屋に居ながらにして掛け流しの湯を思う存分楽しめる環境も整っているので、予算に余裕がある人は皇族気分で湯浴みを満喫されてみてはいかがでしょうか。

次回は伝統の会津郷土料理を客室で楽しむ宿の食事について紹介したいと思います。
次回へとつづく・・・

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    さるの湯の男湯が素晴しいですね〜。。露天風呂もいいですが、雰囲気のある内湯は大好きです。洗い場の雰囲気もいいし、これは長湯してしまいそうです。

    ちろっこ

    2008/11/15(土) 午後 7:39

    返信する
  • ちろっこさん、いいでしょ〜「さるの湯」の雰囲気っ♪
    男湯はもちろん素晴らしいですが、女湯も負けていないくらいに良い雰囲気でしたよ。
    女湯の写真は夜だったんで、昼間であれば男湯同様に窓の外に緑が覗いてかなりビューティホーな雰囲気です(^_^)v
    全部鄙び系の浴室だと女性には厳しい感じもしますが、「さるの湯」があるおかげで非常に充実したお風呂になっていますね☆

    ☆☆りんく☆☆

    2008/11/15(土) 午後 8:55

    返信する
  • 顔アイコン

    向瀧、なんというか、一朝一夕には出せない味のある宿ですよね〜。
    磨きこまれた廊下の美しさ、これを維持している宿の姿勢に頭が下がる思いです。
    お湯が熱めなのはちょっと気になりますが、これから気温の下がる時期になれば、もうちょっと温度が下がったりするのでしょうか?
    大理石のお風呂、私は入ったことがないような気がしますが、なかなかいいものなんですね〜
    東山温泉は会津に住んでいた時代(子供の頃です)に何度か親と行っていますが、この向瀧は知らなかったんですよ。
    地元福島&周辺にもいろいろ行きたい宿はあるのですが、諸事都合が合わず、なかなか行けないものですねorz

    [ nop*og*n*aon*en ]

    2008/11/15(土) 午後 10:15

    返信する
  • ごんたさん、お膝元である福島にはホントに魅力的なお宿が溢れていますね☆
    取り分け「向瀧」の存在感は素晴らしいものがありましたよ。
    会津に住んでたとなると、地元過ぎてなかなか目が向かないかも知れませんが、郷土の誇りとして思いっきり自慢しちゃってくださいっ(^_^)v
    それに小さい頃はこのような木造旅館の良さって気付かないものですよね。
    ボクだって近代的な大規模旅館の方が良かったですもん(笑)。
    さて、少々熱めと思われる冬場の湯温はどうなんでしょうね?
    イメージ的には夏よりも入りやすいかなぁ〜なんて思ったりもしますが、こればっかりは実際に足を運んでみないことには何とも云えません。
    やはり雪見の庭園を見に冬に行くしかないかなぁ〜☆

    ☆☆りんく☆☆

    2008/11/15(土) 午後 11:06

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  • 顔アイコン

    わーお風呂、お風呂!!『向瀧』のお風呂編楽しみに待ってました!!
    露天風呂がないのは知らなかったけど、
    「松坂屋」も十分満足だったから、
    やっぱりお湯がよければすべてヨシとなるのかな?
    女性には必需品と思われるシャワー付の洗い場がある(笑)「さるの湯」
    ホント趣あります〜うんうん気にいったでござる☆
    それにしても、りんくさんの説明って詳細で文学的ですごい!!
    わたしなんて、気持ちいい☆とか、広い大きい☆とか、景色最高☆
    くらいしか言えないのに。。。(汗)

    そうそう、以前近くの「原瀧」に泊まった時、
    帰りに「向瀧」のパンフレットもらいに玄関までお邪魔したんですよ。
    だから玄関が懐かしかった〜
    この辺は「瀧」が多いのね。 削除

    [ みく ]

    2008/11/15(土) 午後 11:31

    返信する
  • みくさん、そうそう東山温泉にはやたらと「瀧」の付く旅館が多いですよねー(^_^;)
    千代滝・新滝・不動滝の3館は姉妹館のようだし、何だかヒジョーに紛らわしいっ(笑)
    宿の露天風呂、もちろんあるに越したことはないけど、無くても充分満足に値するお風呂を持っている宿はやはり強いと思います♪
    まぁ、東北の宿は夏場は露天につかってるとアブの猛攻撃を受けることが多々あるので、いっそ内湯だけの方が湯浴みに専念できるという気も・・・(笑)。
    何々、説明が文学的!?
    いやはや、何ともありがたい褒め言葉ですねっ(^^;)
    そんな風に言ってもらえると思わずニンマリとしてしまいますが、これが食事の紹介とかになると「美味しかったぁ〜」しか出てこないんだなぁ〜これがっ(笑)。
    それにしてもみくさんはかなりの温泉歴なんですねっ!!
    これからもいろいろとご教授くださいませm(_ _)m

    ☆☆りんく☆☆

    2008/11/16(日) 午前 0:04

    返信する
  • 渋い!
    私の好きな雰囲気です。
    問題はお湯の温度だけですかね(笑)
    今月は秩父の某公共の宿に宿泊する予定です。

    響

    2008/11/16(日) 午後 1:05

    返信する
  • 顔アイコン

    良いですね〜^^お湯がドバドバと掛け流されている所にカルシウム成分がビッシリとあるのを見るだけで本物って感じがします。
    女性像のレリーフは女湯にもあると思っていたので少し残念だけど
    どのお風呂もお湯に浸かるとスーッと引き込まれて、時が止まってしまいそうなオーラが出てますね☆
    そうそう、「湯気を吸収し水滴のしたたりを防止する効果があるというヒル石」りんくさんて何でもよく知ってるんですね。私は全然知らなかったので勉強になりましたよっ♪
    PS:りんくさんが「ぽよよん」にくれたコメントを今朝読んだのですが、今コメント返そうと思ったら理由は分かりませんが突然消えちゃってて・・・
    最近、こう言う事が時々あって困ってます。コメントくれたりんくさんにも気分悪くされてないかと心配です。ゴメンナサイね。。。

    [ マミー ]

    2008/11/16(日) 午後 2:42

    返信する
  • 大理石とはゴージャス〜。入りやすそうでバリヤフリー仕様な感じ。写真にある、小ぶりなお風呂に入ってみたい♪

    kabuちゃん

    2008/11/16(日) 午後 2:54

    返信する
  • 顔アイコン

    向瀧のお風呂というとやっぱりきつね湯のイメージが強かったのですが、きつね湯は勿論のこと、一番心惹かれたのがさるの湯でした。
    この雰囲気、たまらないです♪湯船といい壁のレリーフといい!!
    その日の予約状況によってどちらの湯船か変わるんですね・・・ではどっちになるかは行ってみないとわからないんですね。
    露天風呂がないということですが、このさるの湯からは庭園が見えるし、露天風呂気分を味わうことができますね。

    といっても、貸切風呂やきつね湯も魅力的です。
    あの堆積物ビッシリの湯口はそそられてしまいます(*^o^*)

    ところで、ジュエルさんも書かれていますが、「ヒル石」私も初めて知りました!勉強になりましたφ(^∇^ ) 削除

    [ ポルポ ]

    2008/11/16(日) 午後 9:58

    返信する
  • 響さん、こんばんはー☆
    「向瀧」のお風呂、ボク以上に温湯好きと思われる響さんにはちと熱すぎる感じもします。
    風情は最高なんで、もう少し温めのお風呂であればオススメしたいところなんですが・・・。
    最近また温泉に行けるようになって良かったですね。
    多少は仕事の方も落ち着いたでしょうか?

    ☆☆りんく☆☆

    2008/11/17(月) 午後 8:15

    返信する
  • Kabuちゃんは「向瀧」のようなバリバリの和風旅館はどうですかね?
    ひょっとしたら超ハマルかもしれないし、やはりモダンで快適な宿の方が肌に合うかもって感じるかもしれませんね(^_-)
    「向瀧」のお風呂はサラッとした湯ではありますが、風情も最高でしみじみと温泉の良さを感じることができますよ☆
    共立メンテの宿の中では、「菊屋」はかなりレトロな趣を残しているんで次回は「菊屋」で決まりだねっ(^-^)/

    ☆☆りんく☆☆

    2008/11/17(月) 午後 8:20

    返信する
  • ジュエルさん、さるの湯の女性像は確かに男湯にしかないけど女湯の方もホントに良かったんですよっ!
    個人的には甲乙付けがたいくらいで、是非両方入ってみたいなぁ〜ってつくづく思いましたからねっ(^_-)
    そうそう、ヒル石はですね〜別にボクの知識の泉を披露したというワケではないんですよ(笑)。
    宿のHPでしっかりと紹介されていたので、あらかじめ予備知識を持ってホントかどうか確認して来たから写真も残ってるというわけなんです♪ でも実際に天井からの水滴攻撃が全然なくて、至極快適な素材だったことは間違いありません☆
    この辺もさすが「向瀧」って感じですよね!!
    あと、コメントが消えちゃった件もわざわざ報告してもらってありがとうございました☆
    全くノープロブレムなんで、またしかと足跡残させてもらいますよ〜(^_^)v

    ☆☆りんく☆☆

    2008/11/17(月) 午後 8:29

    返信する
  • ポルポさんだったらやはりきつね湯がイチバンかな〜って思いましたが、何とさるの湯に惹かれてしまいましたかっ(^_-)
    ボクもさるの湯の独特な雰囲気の写真を初めて見た時からずっと気になってたんで、今回実際に入ってみることができて感激でした。
    思い入れが強かった分、写真もいい感じに仕上がってますよねっ(笑)。
    そして、「向瀧」のお風呂といえば析出物の見本市のような付着具合なんで、この辺も実際に足を運ばれたらきっと一撃でポルポさんのハートをわしづかみしてくれるのではないでしょうか♪
    ヒル石についてはジュエルさんへのレスの通りというわけなんであしからずっ(^^;)

    ☆☆りんく☆☆

    2008/11/17(月) 午後 8:37

    返信する

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