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これまで3回に渡って『ゆばた花月亭』の紹介をしてきましたが、最終回の今日は、海の幸満載の食事に ついて紹介していきたいと思います。 『ゆばた花月亭』の食事は、部屋または個室食事処でいただくことになります。 今回リニューアルOPENとなった個室食事処での食事を期待していたのですが、満室に近い状況もあった ことで、夕・朝食とも部屋食となりました。 まずは夕食の紹介です。 時間になると、テーブルの上には所狭しと豪華な料理が並び、数回に分けて運ばれます。 お品書きは特になく、仲居さんの説明によりいただくことになります。 前菜は海の物に夏野菜をあしらった4品が、涼しげなガラスの器に盛られてきました。 小鉢です。塩辛・もずく・あしたば豆腐の3品で、にがみの効いたあしたば豆腐は独特の風味で美味し かったです。 こちらは贅沢なお造りです。 伊豆だけあって鮮度は抜群。特に鯵は歯ごたえがあってととても美味しかったです。 続いては焼き物です。 大ぶりの立派な器に盛られたのは、夏野菜の素焼き3品とサザエ、アルミホイルの中は地魚の西京焼き でした。 さざえが堅かったのと、青とうがらしが少し大きかったために、種が口に残る感じであったのが残念で したが、その他は美味しくいただきました。 揚げ物は、熱々のかさごの唐揚げにタデ酢が添えられて運ばれてきました。 小ぶりであったので、頭から丸ごといただきましたが、時々骨が硬い部分もあって恐る恐る良く噛んで いただきました。 途中、ご飯までの凌ぎにと、ひじきの焼きおにぎりが振る舞われました。 先に食べてしまうと、当然ご飯までたどり着かない感じであったので、夜食用に取っておきました。 竹のかごに入っているので、夜食用を前提にしての一品のようです。 煮物は伊豆らしく金目鯛の煮付けです。 この時点でかなりお腹がいっぱいになっていましたが、甘辛く煮付けられた味付けが絶品で、残さずに 美味しくいただきました。 切り身で出てきたので、適量で良かったですね。 食事は、炊きたてのご飯にあさりの味噌汁、漬け物です。 キンメの煮付けをおかずに美味しくいただきました。 最後にデザートです。 最近流行りのマンゴープリンで、甘い果肉がマンゴーそのものを食べているようで美味しかったです。 以上が夕食の紹介です。 地の物を活かした正統派の会席という印象で、盛りつけの器が凝っていて見た目も美味しく頂きました。 但し、配膳のスピードが速く次々に料理が運ばれてくるので、すぐにお腹がふくれてしまいました。 できれば個室食事処でもう少しゆっくりと味わいたかったですね。 こちらは食事処の入口です。 夕食後に足を運んでみましたが、まだ食事をしている宿泊客がいたので、中は撮影できませんでした。 覗いてみると、和モダンの明るい雰囲気の食事処でした。 続いて朝食の紹介です。 前の晩にお腹が苦しくなるほどたくさんいただいても、翌朝になるとまた食欲が涌いてくるから不思議 です。 朝も盛りだくさんな料理が並びました。 焼き魚に、定番の鯵の干物に加えて、白身魚の味噌漬けが出てきました。 どちらも美味しくいただきました。 朝から鮪の山かけなども振る舞われ、贅沢な感じです。 こちらは穴子の柳川風鍋です。 添えられた卵を自分で鍋に入れ忘れたため、中途半端な味付けになってしまいました。 卵を入れなくては柳川鍋にはなりませんね・・・。 朝も炊きたてのご飯がとても美味しかったです。 味噌汁もカニの出汁が良く出ていて、お代わりしたいくらいの一品でした。 以上で食事の紹介を終わります。 朝食後にもう一度温泉につかってから宿を後にし、次の目的地へと向かいました。 夏休みの海水浴客で賑わう下田の街の喧騒を離れ、落ち着いた上品な雰囲気が、非常に心地よい滞在 となった『伊豆蓮台寺温泉 ゆばた花月亭』〜。 到着時から丁寧なもてなしで、チェックアウト時には飴の入った小袋をおみやげにいただきました。 こうした何気ないサービスが宿の印象を左右するものです。 部屋・館内の雰囲気・温泉・食事と、どれも皆バランス良く質の高いサービスを得ることができ、大変 満足した宿泊となりました。 食事処で食事をいただけなかったのが心残りですが、また季節をかえて訪れてみたい宿となりました。 採点(5段階) 接客・・・・・・・・・・4.5(丁寧で概ね良かった。特に不満なし) 館内の雰囲気・・・・・・5(畳敷きが心地良い館内、良く手入れされた庭園の眺めが見事) 部屋の雰囲気・・・・・・4.5(広さ・眺め・設備等大変満足) 清潔感・・・・・・・・・5(大変満足) 温泉・・・・・・・・・・4.5(眺めや目新しさはないが、清潔でこんこんと涌く温泉には大変満足) 夕食・・・・・・・・・・4(質・ボリュームとも満足。食事処での食事であれば◎) 朝食・・・・・・・・・・4(質・ボリュームとも満足) コストパフォーマンス・・4(2万円台前半で値段相応な感じ。プランによっては一万円台で宿泊できる) 総合満足度・・・・・・・4.5(リニューアル直後ということで、バランスのとれた高品質な滞在ができた) 次回リピート度・・・・・4(南伊豆に行くときはまた利用してみたい)
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伊豆蓮台寺温泉 ゆばた花月亭
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3回目となる今回は、『ゆばた花月亭』のお風呂について紹介したいと思います。 下田温泉の湯元である蓮台寺温泉は、今もなお湯量豊富な温泉が湧き出ています。 『ゆばた花月亭』に引かれる温泉は、無色透明の単純温泉で、弱アルカリ性の滑らかな肌触りの湯が 掛け流しで使われていました。 露天風呂付客室を多く備えていることもあり、大浴場の数は男女別に1箇所ずつです。 入浴時間の制限などは特になく、チェックイン時からチェックアウトぎりぎりまで入ることができたので 嬉しかったですね。 まずは男性用の大浴場の紹介です。 庭園に面した回廊を進むと、青いのれんがかかっています。 特に男性浴室と明示されてはいませんが、一方が赤いのれんとなっているので、こちらが男性用だと すぐに分かりました。 引き戸を開くと、廊下同様に畳が引かれた脱衣所となっており、掛け軸などが飾られているなど、 落ち着いた品の良い雰囲気となっています。 脱衣スペースはキレイに掃除が行き届いており、快適に更衣を済ませることができます。 貴重品を入れるロッカー等は特に設けられていませんでした。 男性用の内湯です。 石造りの浴槽で、湯船の周りに腰をかけられるつくりで、浴槽自体はかなり深めとなっていました。 湯量も多く、浴槽からしずしずと溢れ出る様を目にすると嬉しくなります。 さらに湯の温度もまさに適温で(41度くらい)、非常に気持ちよく湯浴みを楽しむことができます。 また、アルカリ性の泉質のため、湯上がり後は肌がすべすべになりました。 カラン・シャワーも余裕のあるつくりです。 カランの下に洗面器を置く石の台があって、腰をかがめたりする動作が少なくて済むのでありがた かったです。シャワーの水圧も強めで快適でした。 続いて大浴場に併設されている露天風呂です。 岩造りの塀に囲まれていて眺めはありませんでしたが、こちらもややぬるめの適温に設定されていて、 ゆっくりと長湯を楽しむことができました。 露天風呂の湯口です。 自然に湯温を下げるような上手なつくりかたをしていると思います。 夜になると、大浴場には暖色系の落ち着いた照明が灯り、混み合うこともなくゆったりと湯浴みを 楽しむことができました。 男性用の大浴場のすぐ向かいには、このような湯上がり処が設けられていました。 庭園を望みながら、体の火照りを静かに冷ますのには最適な空間です。 湯上がり処には冷水が置かれていて、自由にいただくことができました。 但し、午後の6時半までしか置かれていなかったので、できれば一晩中置いて欲しかったですね。 ちなみに、大浴場の脱衣所には冷水機が別に設置されていました。 こちらの赤いのれんが女性用の大浴場です。 大浴場は、男女とも大きさ・浴槽のつくりともほぼ同じのため、男女が入れ替えになることはあり ませんでした。 但し、内湯については、女性用のお風呂は浴槽の周りが檜づくりになっています。 以前は男女交代制であったらしいので、できれば入れ替えを行った方が、たとえほとんど変わらない つくりであったとしても、楽しみが大きくなると思いました。 こちらは女性用の露天風呂で、男性用とほとんど同じつくりでした。 以上が『ゆばた花月亭』のお風呂の紹介です。 客室数もさほど多くなく、いつ行っても貸し切りまたは数人の入浴客がいただけで、内湯・露天風呂 とも十分に満足できる湯浴みとなりました。 何と言っても、掃除が行き届いていたことに感心しました。 湯上がり処の雰囲気も良く、良質な温泉を満喫できて非常に気持ちが良かったです。 次回は、豊富な海の幸が華やかにテーブルを彩った食事について紹介したいと思います。
次回へつづく・・・ |
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昨日は、『蓮台寺温泉 ゆばた花月亭』のチェックイン時から部屋に至るまでを紹介しましたが、 今回は館内及び周辺の風景について紹介していきたいと思います。 チェックインした時間が14時過ぎと早かったため、温泉に入る前に散策することにしました。 1階と2階とを結ぶ階段には、どこも郷土民芸のお面が飾られていました。 まずは、チェックイン時にウェルカムドリンクをいただいたラウンジへと足を運んでみました。 ラウンジ内にはボサノバ調の軽快な音楽が流され、あらためて目にすると、カラフルなソファーと 木のテーブルのコントラストが非常に洗練された雰囲気を醸し出しています。 ラウンジの一角には畳のスペースも設けられ、色浴衣の貸し出し等も行っているようです。 夜になると照明が押さえられ、よりシックな空間へと変貌していました。 ラウンジのすぐ脇には、こんな足湯も設けられていました。 湯の温度も丁度よく、庭園を眺めながら思わず長居してしまいます。 足を拭くタオルも、足湯前にある棚から自由に持ち出すことができます。 夜間はこのようにライトアップされ、カップルが肩を寄せ合うように浸かっていました。 その他、館内のあちらこちらで、ちょっとしたスペースや壁などをうまく利用して、センスの良い 調度品などが飾られ、お洒落な和モダンの雰囲気を創り上げていました。 草履を借り、宿の外へも足を延ばしてみることにしました。 『蓮台寺温泉』は、特に目立った温泉街などは形成されていませんでしたが、『蓮台寺湯の華小路』 と称された石畳の路地が目にとまったので、ぶらりと歩いてみました。 路地の途中には、茅葺きの吉田松陰ゆかりの建物などが立っています。 こんな手づくり感のある足湯もつくられていました。 30分ほど散策を楽しんで宿へと戻りました。 チェックイン時には気づかなかったのですが、玄関脇にはリニューアルオープンを祝した胡蝶蘭が たくさん飾られていて、華やかな雰囲気をつくりだしていました。 足湯スペースの前には、このようなお土産処も設けられています。 チェックイン時に出された和菓子が置いてあるのを確認し、部屋へと戻りました。 夜になると、館内至るところにシックな照明が灯り、昼間とはひと味違う心落ち着く光景が広がって 行きました・・・。 以上で『ゆばた花月亭』の館内・周辺の風景の紹介を終わります。
次回は、湯量豊富な掛け流しの温泉をじっくりと味わうことのできるお風呂について紹介していきたい と思います。 次回へと続く・・・ |
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南伊豆下田の奥座敷として、開湯1300年の歴史を誇る『伊豆蓮台寺温泉』〜。 南国ムード漂う下田の中心街から、約4kmほど離れた場所に涌き出でる山間の静かな温泉地で、 下田温泉の湯元としても知られています。 そんな湯量豊富な『蓮台寺温泉』にあって、広大な敷地の中に見事な日本庭園を構える純和風の宿 として知られる『ゆばた花月亭』が、今年6月にリニューアルOPENしました。 以前から気になっていた旅館の一つでしたが、今回のリニューアルOPENを機に、落ち着いた雰囲気と ゆったりとした時間を味わう目的で、足を運んでみることにしました。 東伊豆の海岸線に沿って走る国道135線をひたすら南下し、下田蓮台寺へと向かいます。 下田まで来ると、道路沿いのフェニックスやソテツなどが南国リゾートのムードを醸し出していました。 下田の中心部から標識に沿って10分ほど車を走らせると、まもなく道路右手に『ゆばた花月亭』の 立派な門が目に入ります。 『蓮台寺温泉』の雰囲気は、田舎の鄙びた静かな温泉街といった感じです。 門をくぐって宿の目に車を止めると、すぐに番頭さんが駆け寄って来てくれました。 車のキーを渡して駐車場へ寄せてもらい、館内へと足を運びます。 宿の外観から、いかにも上品で落ち着いた雰囲気に期待が高まりました。 こちらの帳場でチェックインの手続きを済ませ、ラウンジへと通されます。 改装したてのモダンで明るい雰囲気のラウンジで、ウェルカムドリンクをいただきました。 ラウンジから目にする庭園の眺めが見事です。 このとき一緒に出されたお菓子が非常に美味しく、帰りにおみやげで購入してしまいました。 一息ついた後、階段を上がって2階にある客室へと通されます。 2階だての建物のためか、宿泊客用のエレベーターは設置させていないようです。 モダンな雰囲気の館内には畳がしかれ、素足で歩くことができました。 最近流行りの畳スタイルですが、慣れると非常に快適です。 今回宿泊した客室は、2階にある10畳+踏み込み3畳の『桔梗』という名の部屋でした。 引き戸を開け、部屋の中へと入ります。 明るく庭園の眺めが見事な純和室で、新しい畳の香りが非常に心地よく感じられました。 こちらは窓からの眺めです。 庭園を囲んで、回廊のように建物が広がっています。 宿の周辺は緑眩しい山々に囲まれていて、蝉や鳥の鳴き声が響き渡っていました。 洗面所は広くて清潔、トイレは当然ウォシュレット完備で全く問題なしです。 部屋風呂も設けられて、古いパンフレットには温泉給湯と記載させていました。 今回は特に使用しませんでしたが、温泉給湯の部屋風呂であれば嬉しいですね。 こちらは冷蔵庫です。 到着時から冷水ポットも用意されていてありがたがったです。 夜に布団を敷いた状態です。 夏用の薄手の羽布団で快適でした。 今回宿泊した部屋は、客室数21室の中で最もリーズナブルなタイプでしたが、設備・広さ・眺め など全く申し分のないつくりで、とても快適に滞在することが出来ました。 しかしながら、リニューアルOPEN時に新たにつくられた和モダンの露天風呂付客室6室に至っては、 さらなる高品質の空間が広がり、宿の大きなウリになっているようです。 私自身は一般客室で充分満足でしたが、予算に余裕のある方は露天風呂付客室に宿泊すれば、 より一層優雅な滞在ができるのではないでしょうか。 次回は館内・周囲の風景について紹介したいと思います。
次回へとつづく・・・ |
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