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これまで3回に渡って、田沢湖高原温泉『ロッジアイリス』を紹介してきましたが、最終回の今回は、山の幸だけでなく海の幸も味わえる宿の食事について紹介します。 『ロッジアイリス』の食事は、夕・朝食とも1Fのダイニングにていただきます。 夕食時間の18時になり、2Fからダイニングを見下ろすと一番乗りのようでした。 席に着くと、テーブル一杯にご馳走が並んでいました。 こちらの宿の特徴は、山の宿ながらも、三陸の方から仕入れた新鮮な海の幸もいただけるということです。 賛否両論あるかと思いますが、美味しければ文句のない私達はいつも喜んでいただいています。 夕食時はいつもネタが違う握り寿司が3カン並び、その他に「あけびと肉の味噌煮」や「アサリと山菜の和え物」などの小鉢が添えられました。 この季節、山形や秋田の宿ではよくアケビが振る舞われます。 今まであまり好きではなかったのですが、今回いただいた料理はアケビの苦みと味噌の風味が良く合い、非常においしくいただけました。 天ぷらもあらかじめテーブルに並んでいました。 後になって熱々の状態で運ばれてくると尚美味しいのですが、カラッと軽めに仕上がっているので良しとします。 刺身もあぶらの乗ったハマチなど美味しくいただきました。 少したって運ばれて来たのが、こちらの「白貝の酒蒸し」です。 ハマグリに似ていますがこちらの方が歯ごたえがあり、出汁も美味しくて全部飲み干してしまいました。 続いては「茶碗蒸し」です。 嬉しいことに出来たての熱いうちにいただくことができました。 そして、宿の名物料理になっている鍋物です。 今まで「前沢牛のすき焼き」や「秋刀魚のつみれ鍋」などいろいろ登場しましたが、今回いただいたのは秋田のブランド豚「八幡平ポークのしゃぶしゃぶ」です。 こちらの豚しゃぶの味わいが抜群で、自家製の出汁入りポン酢との相性も良く、私が今まで食べた豚しゃぶの中でも1,2位を争うほど美味しくいただくことができました。 ご飯はもちろん、新米のあきたこまちで、その美味しさに思わずお代わりしてしまいました。 また、今回は他の宿泊客が宿へのお土産にと持参したという、わさびが利いた「べったら漬」をお裾分けでサービスしていただきました。 わさび味のべったら漬など初めていただきましたが、かすかなわさびの風味とべったら漬の甘みが良くマッチしていて、ご飯の良いおかずになりました。 最後にフルーツとお茶をいただき、お腹いっぱいになって部屋へと戻りました。 以上で夕食の紹介を終わります。 ご覧の通りボリュームもあり、味付けも満足いく内容で、どれも皆美味しかったです。 決して派手さはありませんが、季節を替えてその都度いろいろな料理が登場し、飽きることがありません。 確か宿の料理長が元寿司職人であったということから、海の幸も豊富に登場するのだと思います。 昨年宿泊した際には、夕食時に「たこの卵」などが登場し、普段はなかなか口にすることのできない珍味にびっくりしながらいただいたという思い出もあります。 この手の宿にしてみれば、必要十分の美味しいご馳走をいただけて大満足な食事となりました。 続いて朝食の紹介です。 席は夕食時と同じで、朝のダイニングでは色づいた木々の姿を眺めながら食事をいただきました。 朝食は、温泉宿の定番といった感じのメニューがテーブルに並びました。 どれも皆優しい味わいで、朝から食が進みます。 特に、裏山で取ってきたという「さもだし」という茸の味噌汁がとても美味しかったです。 朝食後は、別料金にてコーヒーをいただき、出発の支度にかかりました。 最後に宿の前で記念撮影し、今回も充実した滞在を終えて次の目的地へと向かいました。 チェックアウト後に向かったのは、再び乳頭温泉郷方面です。 実は、未入湯であった『南玉川温泉 はなやの森』に立ち寄るべく車を走らせたのですが、残念ながらその日は日帰り入浴は受け付けていないとのことで、泣く泣く引き返して来た次第です。 再びどの宿のお湯に入るか悩んだ結果、今回は『蟹場温泉』に立ち寄ることにしました。 『蟹場温泉』へは、日帰りのみ3回目の訪問です。 受付で料金を払い、先ずは人気の混浴露天風呂『唐子の湯』へと足を運びました。 宿から70mほど離れた場所まで、小径を歩いて行くことになります。 間もなくして、風情満点の露天風呂が見えてきました。 前回は真冬の雪見露天でしたが、紅葉の時期も風情満点の佇まいです。 早速服を脱ぎ、はやる気持ちで極上の紅葉露天風呂に浸かります。 お湯はピリッと熱めでしたが、運の良いことに他のお客さんも姿も少なく、ゆっくりと湯浴みを満喫することができました。 しばし露天を堪能した後は、団体客が降りてきたので内湯の方へと向かいました。 内湯は男女別に石風呂と木風呂の2箇所が設けられていますが、私が好きなのは秋田杉でつくられたこちらのお風呂です。 湯気にかすむ窓の外には紅葉の木々を望み、風情満点の湯船には無色透明の湯がとうとうと掛け流されています。 かなり湯温が高いので長湯はできませんが、卵スープ状の湯の花が大量に舞い、いかにも本物の温泉力を感じさせる素晴らしいお風呂であると思います。 一通り湯浴みを楽しんだ後、改装したばかりの休憩室でしばしゆったりしました。 まるで『妙の湯』のような和モダンな雰囲気で、この他にも今年改装した2部屋についても、同様に洗練された雰囲気が漂っていました。 『蟹場温泉』を後にし、田沢湖を望みながら坂道をひたすら下って行きます。 文字通りのはちみつ屋とお菓子工房が併設して建ち並び、なかなか美味しい洋菓子をいただくことができます。 はちみつを使ったカステラやロールケーキがウリですが、値段が少々高めなので、私達はいつもと同じようにシュークリームを購入しました。 また、フィナンシェやエンガディナーなどの焼き菓子もレベルが高く、都内のパティシエ店と遜色ない強気の値段設定だったりもします。 湯巡りの後、シュークリームと1杯100円でお代わり自由のコーヒーを頂きながら、名残惜しい気持ちで紅葉の秋田路を後にしました。 以上で田沢湖高原温泉『ロッジアイリス』の宿泊レポを終了します。 今回宿泊した『ロッジアイリス』は、一時はじゃらんサイトの泊まって良かった宿、東北No.1にも輝いたことがあり、くつろぎと癒しの時間を泊まって実感することができる素晴らしい宿だと思います。 決して至れりつくせりの高級宿ではありませんが、気兼ねなくのんびりできる雰囲気を宿のスタッフの皆さんが一生懸命創り上げています。 乳頭温泉の宿も全国区の人気でもちろん素晴らしいですが、この宿に泊まって乳頭温泉の湯巡りを楽しむのも一つの方法ではないでしょうか。 宿泊料金も、新館客室で1万円代前半と非常に良心的な価格設定になっており、これからますます人気が出てくるのは間違いないと思います。 来年もまた、必ず足を運びたいお気に入りの宿の一つです。 ロッジアイリス http://www.lodge-iris.jp/ 採点(5段階) 接客・・・・・5(素朴で親しみのある接客は抜群) 館内の雰囲気・・・・・4.5(ウッディーな造り、眺望は大変素晴らしい。暖炉前の喫煙スペースが△) 部屋の雰囲気・・・・・4.5(新館客室はロッジと名の付く宿とは思えないゆとり感) 清潔感・・・・・4.5(廊下は常にピカピカに光っている。窓ガラスの掃除をもう少し頑張って欲しい) 温泉・・・・・4.5(浴室の雰囲気、温泉は大変素晴らしい。男女の入れ替えがあれば尚良し) 夕食・・・・・4.5(質・ボリューム共大変満足) 朝食・・・・・4(質・ボリューム共ほぼ満足) コストパフォーマンス・・・・・5(1万円代前半で宿泊でき満足度高し) 総合満足度・・・・・4.5(今回は団体客が入って満室だったので、普段より宿泊客が多かったのがやや△) 次回リピート度・・・・・5(ブナの新緑、紅葉、雪景色の時期と、四季を通じて再訪したい)
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田沢湖高原温泉 ロッジアイリス
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前回まで、『ロッジアイリス』の部屋及び館内の様子について紹介して来ましたが、3回目となる今回は、掛け流しの硫黄泉が楽しめる宿のお風呂について紹介します。 『ロッジアイリス』をはじめとして、「田沢湖高原温泉」や「水沢温泉」の多くの宿では、造成泉を主体とした共同源泉を引湯しており、湯の特徴は多量の湯の花が沈殿する微白濁の硫黄泉で、浴槽内をかき混ぜると真っ白に濁ります。 温泉の匂いは、茹でタマゴのような硫化水素臭ではなく、弱アブラ臭とも焦げイオウ臭とも表現できそうな、独特の香りを楽しむことができます。 『ロッジアイリス』のお風呂は独立した湯小屋となっており、1Fの一番端に建っています。 2Fの客室から階段を降りたすぐ先に、お風呂の暖簾が目に入ります。 お風呂は、露天風呂+内湯の大浴場が男女各1箇所で、造りが似ているせいか男女の入れ替えはありません。 内湯は24時間入ることができますが、露天風呂は夜の11時に鍵がかけられ、翌朝また開けられます。 先ずは男性用のお風呂から紹介します。 こちらは脱衣場で、かごが並んだ清潔感溢れるシンプルなつくりです。 また部屋内は床暖房になっていて、冬場の着替えでも寒くはありません。 貴重品を入れるキーボックス等は特に設けられていませんでした。 扉を開け、先ず目に飛び込んで来るのがこちらの内湯です。 青森ヒバで造られた風情満点の浴室で、少し熱めの温泉と木の香りが非常に心地よく、個人的に大好きなお風呂です。 左右の両側に設けられたカラン・シャワーには衝立が設けられていて、隣を気にせず体を洗うことができます。 シャワーの水圧や温度が今ひとつな感じもありますが、このようなお風呂で文句を言うのは野暮かもしれませんね。 続いて、内湯から扉を開けて岩風呂の露天風呂に入ってみます。 こちらが露天風呂の全景です。 当日は小雨が混じる天気でしたが、手前には大きな屋根が設けられているので気にせず入ることができました。 露天風呂の左右両側に衝立が建っていますが、前方の視界は開けていて、色づいた木々や雪見風呂などを楽しむことができます。 内湯に比べて露天風呂の温度は温めなので、いつまでも長く浸かっていられます。 夜になると、内湯の風情はより一層増してきました。 私は木の浴槽が大好きなのですが、壁も床も全て青森ヒバ造りのこの内湯の素晴らしさは感動的です。 乳頭温泉のお風呂も良いですが、『ロッジアイリス』のお風呂も決して負けていない風情を感じました。 続いて女性用の大浴場を紹介します。 こちらが脱衣所で、造りは男性用と少し違いますが、ほぼ同じ広さとなっています。 内湯は男性用と左右対称の同じ造りでした。 こちらが露天風呂です。 男性用と同じく岩風呂となっていて、向かって右側の視界が開けていました。 お風呂の大きさはやや小ぶりな感じもしましたが、森の木々が間近に見えるので、個人的には女性用の露天風呂の方が好みです。 湯船には、腰掛けられるような岩を上手に配置しているので、リラックスして湯浴みを堪能できます。 湯口からは熱めの硫黄泉がとうとうと注がれ、湯口付近には多量の湯ノ花が沈殿していました。 お風呂を出ると、このような小さな湯上がりスペースやデッキテラスなどが設けられていて、待ち合わせや休憩ができるようになっています。 以上で『ロッジアイリス』のお風呂の紹介を終わります。 男女とも浴室の大きさは決して広くありませんが、客室数が12室と少ないため、いつも貸切状態か数人程度しか入っておらず、気兼ねなくのんびりすることができました。 木造りの内湯は熱め、岩組みの露天は温めと、造りや温度もメリハリが利いていて非常に好感が持てます。 大好きな青森ヒバの内湯は、あと10年もすると更に風格も出て、渋くて風情漂う浴室に変化していくことでしょう。 また、この時期は紅葉を愛でながらの露天風呂を楽しむことができますが、冬場にはしんしんと降る雪の中での極上雪見露天を味わうことができます。 露天風呂の利用時間が夜の11時までというのが少し残念ですが、それ以外は文句のない素晴らしいお風呂であると思いました。 次回は、旬の素材を活かしたご馳走が並ぶ宿の食事について紹介したいと思います。
次回へつづく・・・ |
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前回は、到着前の湯巡りとチェックイン時までをレポートしましたが、2回目となる今回は、『ロッジアイリス』の客室及び館内の様子について紹介したいと思います。 早速部屋の中へと足を運びます。 引き戸の扉を開けると、玄関はないものの一畳分ほどの前室があるので安心です。 新館客室はゆったりとした10畳の和室で、到着時には既に布団が敷かれていました。 人手が少ないため、先に布団を敷いて手間を省く意味があるのでしょうが、2名で宿泊した場合、部屋の広さはかなりゆとりがあるので、布団が敷いてあっても邪魔にはならず、すぐにゴロゴロできるため意外と重宝します。 布団はもちろん、ふかふかの羽毛布団です。 テレビやテーブル等も大きく、快適に滞在することができます。 こちらは板の間の広縁です。 窓の外にはブナの森が広がり、スペースにも余裕があってかなり居心地の良い空間です。 宿泊した客室「ななかまど」は、新館の角部屋のため窓が2面取られていて非常に開放感がありました。 窓の外には小さなデッキが設けられていて、外に出て森の空気を味わうことができます。 こちらは向かって右手の眺望で、晴れた日には八幡平周辺の深い森の絶景を眺めることができます。 こちらは左手の眺望で、ウッディーな建物と、間近にブナの木々を眺めることができます。 また、窓の外を眺めていると、時折温泉の蒸気が雲の様に湧き出して来るので、見ていて楽しかったです。 そしてこの湯煙のせいかどうかは分かりませんが、客室内は常にイオウの香りに包まれています。 イオウ泉好きにはたまらない感じですが、苦手な人にはこたえるかも知れないので注意が必要です。 広縁の端には洗面スペースが設けられていて、ドライヤーなどもしっかり装備しています。 同じく広縁には冷蔵庫も設けられており、持ち込みの飲み物を入れるスペースもある程度確保されていました。 こちらは客室内のトイレです。 ウォシュレット完備で、使い勝手に全く問題はありません。 続いて部屋の外にも足を運んでみます。 廊下や階段の脇には、このように椅子が置かれたスペースがたくさんあって、風呂上がりに休憩したり、外を眺めながら談笑できるようになっています。 森を望む明るい窓が印象的な階段を降り、1階へと進みます。 新館1Fには、私達が宿泊したタイプの客室に加えて、ご覧の様な特別室が1室設けられています。 部屋の広さは12畳あり、かなりゆとりのある造りとなっていました。 特別室のウリは、こちらのヒバ造りのお風呂です。 源泉掛け流しの濁り湯を、半露天感覚で楽しむことができるようになっており、非常に贅沢な感じがしました。 但し、特別室は他の客室に比べて宿泊料金が高く、2名1室で一人当たり25,000円もするので、もう少し単価を下げて稼働率を上げた方が良いのではないかと思いました。 続いて本館部分の廊下を進み、ロビー周辺へと向かいます。 フロント前のロビースペースには、このような山のロッジの雰囲気を感じさせる暖炉が設けられています。 10月の時点ではまだ暖炉に火は灯りませんでしたが、以前冬に宿泊した時は、暖炉を囲んで宿泊客が仲良く集まっていました。 個人的に残念なのは、喫煙コーナーにもなっていることで、雑誌などを読んでいる際に隣でタバコを吸われるとつい気になってしまいます。 喫煙者には申し訳ないのですが、私はタバコを吸わないのでできれば分煙を徹底して欲しいと思いました。 暖炉のすぐ隣はダイニングスペースになっていて、夕・朝食ともこちらでいただくことになります。 夕方の早い時間から、テーブルには既に鍋が置かれ、夕食の支度に取りかかっているようでした。 宿の外へも足を運んでみます。 宿の外観は、どこから見ても木の温もり感に溢れ、周囲の森に溶け込んで素晴らしい雰囲気を醸し出しています。 駐車場のすぐ先には、このような森の中の散策路が設けられており、深い谷に向かってゆっくりとブナの森を歩くことができます。 色づいて来たブナの樹の姿は、非常に美しく感じれました。 日が沈んだ後の館内は、静かでゆっくりとした時を刻んで行きます。 夜の街灯には虫たちが乱舞し、大自然の中で滞在している実感が味わえます。 以上で、客室及び館内の様子についての紹介を終わります。 新館客室は、ロッジと名の付く宿とは思えないほど清潔かつゆったりとした造りで、普通の温泉宿の一般的な客室をしのぐくつろぎ感が得られました。 やはり広大なブナの森の素晴らしい眺望に帰することが大きいと思いますが、四季を通じて表情を変える自然の風景には本当に心が癒されます。 『ロッジアイリス』は、2004年11月にリニューアルOPENしたばかりなので、館内もまだ新しくて快適に滞在することができます。 今回は新館客室に宿泊しましたが、初めて宿泊した際はトイレの無い本館の客室に宿泊しました。本館客室もきれいにリニューアルされており、供用のトイレも部屋のすぐ近くに設けられているので、より値段を抑えて宿泊したい人は本館も悪くないと思います。 次回は、イオウの香り漂う素晴らしい宿のお風呂について紹介します。
次回へと続く・・・ |
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秋も深まり、北の方から紅葉の便りが聞かれるようになると、ここ数年必ず足を運んでいる場所が八幡平周辺の温泉地です。 秋田・岩手にまたがる八幡平を囲むように、言わずと知れた日本有数の名湯・秘湯が連なり、素晴らしい紅葉を眺めながらじっくりと湯につかる瞬間は、正に至福の時と言っても過言ではありません。 今年もまた、そんな至福の時を味わうために田沢湖高原温泉郷に軒を構えるお気に入りの宿、『ロッジアイリス』に足を運んで来ました。 『ロッジアイリス』へは、昨年10月以来約1年ぶり通算4度目の訪問で、この宿を拠点にして、周辺の乳頭温泉郷や水沢温泉郷の温泉巡りをする機会が多くなっています。 これから数回に分けて、紅葉の乳頭温泉周辺の湯巡りと、ブナ林に囲まれた木のぬくもり感溢れる素晴らしい湯宿、『ロッジアイリス』の宿泊レポートを紹介したいと思います。 第1回目の今回は、宿にチェックインするまでの様子について紹介します。 秋田駒ヶ岳の麓、田沢湖高原に続く坂道を車で上って行くと、先ず始めに目にとまる温泉街が水沢温泉卿です。 その水沢温泉卿に向かう道を右手に折れると、今回の最初の目的地となる『駒ヶ岳温泉』へ向かう林道が続いています。 林道を500mほど走ると、「友情の滝」への案内板が建っており、そのすぐ先に山の中の一軒宿『駒ヶ岳温泉』が佇んでいます。 こちらがその「友情の滝」です。 案内板から100m足らずの距離にあり、マイナスイオンいっぱいの癒しの風景でした。 「友情の滝」を目にした後、初訪問となる『駒ヶ岳温泉』へと到着しました。 この『駒ヶ岳温泉』は、以前は『山荘ももしろ』という名称で営業していましたが、リニューアルを機に宿名をシンプルな『駒ヶ岳温泉』へと変更しました。 あまり知られてはいませんが、この宿は『鶴の湯温泉』の姉妹館でもあり、館内に蕎麦処を併設しているということで、今回は温泉と蕎麦を楽しむ目的での訪問です。 館内に入り、券売機でチケットを購入してフロントのスタッフに渡します。 秋田の宿らしく、インパクトのあるなまはげの衣装が飾ってありました。 日帰り入浴できるのは男女別の内湯のみで、他に宿泊客専用の露天風呂が設けられています。 脱衣所は狭めで、いかにも湯治場といった雰囲気です。 中に入ると、湯気にかすむ切石の浴槽に、青みがかった白濁の硫黄泉が目に入ります。 『駒ヶ岳温泉』の泉質は含硫黄−カルシウム・マグネシウム・ナトリウム硫酸塩・塩化物泉で、豊富な成分含有量に伴い、石膏成分が湯の花となってたくさん沈殿していました。 湯口からは、熱めの源泉と冷たい水が3対1くらいの割合で豊富に投入されています。 掃除が行き届いていない感じもややありましたが、まずまずの湯浴みに満足した後は、楽しみにしていた蕎麦処での昼食です。 こちらが館内にある蕎麦処「十割そば処 そば五郎」の外観で、注文は日帰り入浴と同じ券売機でチケットを購入して行います。 2005年OPENということで、店内は新しくて感じの良い雰囲気でした。 ・・・が、席に座ってもしばらく注文を取りに来ないので、自分からカウンターに食券を置きにいきましが、なかなかそれに気づく様子もありません。 何回か厨房内に声をかけてようやく気づいてもらった始末でしたが、蕎麦が出てくる間も、厨房内からは大きな声で雑談が聞こえたりもして、かなりイライラしながら待つハメになりました。 従業員が少ないのは仕方ないですが、かき入れ時の昼時に客に目を向けていない姿勢はいかがなものかと強く感じました。 ようやく運ばれて来たのがこちらの「天ざる蕎麦」です。 どうせ期待できないだろうと、半ばあきらめがちな思いでいただきましたが、口に入れてみると意外にも美味しい蕎麦でした。 十割ながらもエッジが利いていて喉ごしが良く、つゆとの相性もぴったりで満足できる味でした。 蕎麦は美味しいので、もう少ししっかりと客の目線を意識して営業して欲しいものです。 田沢湖の駅前にも店を構えているので、今度そちらの方にも足を運んでみたいと思いました。 『駒ヶ岳温泉』を後にし、次の目的地である乳頭温泉郷に車を走らせます。 麓では淡かった紅葉(黄葉)も、標高が上がるにつれてキレイに色づいて来ました。 蟹場や大釜温泉方面も一応見に行ったのですが、日帰り入浴客の車で溢れかえっていたため、今回は『黒湯温泉』へと足を運びました。 『黒湯温泉』へは約2年ぶりの訪問で、日帰り入浴のみこれまで4回足を運んでいます。 時折小雨の混じるあいにくの天気でしたが、いつ来ても変わらぬその佇まいに懐かしさを感じました。 湯煙の上がる湯畑周辺の木々もだいぶ色づいて来ており、幻想的な風景となっていました。 名物の混浴露天は混雑していたため、今回はこちらの湯小屋にある内湯に入ります。 女性用のみ眺めの良い露天風呂が設けられているので、男性用露天もあると嬉しいのですが・・・。 こちらが風情満点の『黒湯温泉』の浴槽です。 窓の外には紅葉した木々を望み、いつもでも入っていられそうな極上の湯浴みとなりました。 『駒ヶ岳温泉』、『黒湯温泉』と、個性の違う濁り湯を満喫した後は、今宵の宿泊先となる田沢湖高原温泉『ロッジアイリス』へと向かいます。 途中、沢沿いのブナ林の黄葉の美しさに目を奪われました。 大型旅館が建ち並ぶ田沢湖高原温泉郷のメインストリートから道を一本入ると、間もなくブナ林に囲まれた『ロッジアイリス』の姿が見えて来ました。 こちらが宿の外観で、いかにも山の宿といった感じのウッディーな建物です。 駐車場に車を停めて、早速館内へと足を運びました。 先ずはこちらのフロントにてチェックインの手続きをします。 顔なじみの支配人さん達に出向かえていただき、ほっと気持ちが和む瞬間でした。 チェックイン後、フロント脇のスペースで女性のみ色浴衣を選ぶことができます。 昨年までは無かったので、新たなサービス向上に努めているようでした。 『ロッジアイリス』の客室は、トイレ付の新館客室が7室、トイレ無の本館客室が4室、温泉を引いたバス・トイレ付の新館特別室1室の計12室で、いずれも和室となっています。 今回は眺めの良い2Fの新館客室を指定して予約しました。 2階建ての宿のためエレベーター等は無く、階段を上がって客室へと通されます。 階段を上がると、木の温もり感溢れる廊下が目に入ります。 2004年11月にリニューアルしたばかりなので、建物もまだ新しく清潔感に溢れています。 2階の一番手前が今回宿泊する客室です。 部屋の名前は「ななかまど」で、この部屋が一番眺めの良い部屋となっています。 今回は2階客室という希望しか出しませんでしたが、前回宿泊時と同じ最も眺めの良い部屋を用意してもらえて嬉しかったですね。 以上で『ロッジアイリス』のチェックイン時までの紹介を終わります。
何度足を運んでも、変わらぬ癒しの空間が広がっていてほっと安らぐことができました。 次回は部屋及び館内の様子について紹介したいと思います。 次回へとつづく・・・ |
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